2008.07.18

お仕事再開

帰国して、久しぶりの時差ボケ(いつもは弾丸出入国なので時差ボケする前に帰国していた)で軽い倦怠感を感じてたけど、早速日勤をこなしてきた。

僕が渡米する直前に、新しい機械浴の機械が導入されていて、それが導入された事で機械浴の手順をかなり変更していて、その変更が決定・実施されたのが僕が休暇をもらっているまっ最中だったので、色んな場面で僕だけが違う動きをしてしまって、職場の皆にはえらい迷惑を掛けちゃいました。m(__)m

11日も休んでいたから、僕は退職してしまったのでは?と思っていた入所者さんとか、

他の職員さんに「mizzieくんは辞めたの?」って聞いて、新婚旅行中だと教えてもらっていた入所者さんとか、

僕の事をとても気に入ってくれている何人かからは休暇を終えて復帰してきた事を歓迎されて、そして、結婚した事についての祝福も受けて、そして職場の同僚からも「おかえりなさい」、「楽しかった?」って感じで迎えられて、それはそれでそれなりに良かったのでした。

お土産の殆どを「ANAスカイポーターサービス」で送っていたので、お仕事再開初日に持って行く事が出来なかったんだけど、仕事から帰宅したら家に届いていたので、自宅と職場が徒歩10分と言うチョー至近距離なオイラ、それを持って職場に引き返し、夕食の食事介助で職員は皆が出払っていたので、休憩室にそれを置いて帰って来ました。

帰宅したら18時。西部夏時間だと朝2時。んで、ラリホーの呪文を掛けられたたかのような強烈な睡魔に襲われ、(ちょっと仮眠を・・・)って横になった瞬間に爆睡。目が覚めたら24時。西部夏時間で朝6時。時差ボケしてるのはななか姫も同じなので、僕が寝ちゃったのを見て自分も横になった姫も、僕の隣で一緒に爆睡しちゃってて、僕が起きる直前に目覚めてた姫、「明日のmizzieのお弁当!」とか慌ててて、24時間営業のスーパーに大慌てで行って、とりあえずの食材を買って帰宅、翌日の準備をして寝たのは3時。

翌日は6時起きなのに、大丈夫なのか俺?

とにかく、

事故だけは起こさないように、用心して仕事をしよう。

 

 

 

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2008.07.17

ただいまっ!! (^^)

ANAビジネスで行く、
アメリカ西海岸周遊新婚旅行。

mizzie & ななか姫、やっと高知に帰って来ました。

いっぱい笑って、感動して、楽しんで、

ハラハラして、ほっとして、そしてちょっとだけ夫婦ケンカもして、

色んな事があったんだけれど、とってもとっても楽しかったです。

書きたい事はたっくさんあるし、写真なんか200枚を軽く超えてます。ってくらいに沢山撮ってるから、

また、おいおい記事にして行きますね。

とりあえず今は、旅行疲れと時差ボケでフラフラなので、休息に専念します。
さて、明日からまたお仕事頑張ろうっと。

それでは、また。

PS

ANAビジネス、NewStileClubANAになってからは初めて乗ったんだけど、

ANAビジネス、チョー良かったです!!
さすが、ビジネスクラスなら世界一と言われるClubANA、
「お金貯めて、また乗りたいね。」って本気で思えるくらいに素晴らしかったです。

機内食とかシートとかの写真も撮ってるから、それもまた記事にします。

乞うご期待あれ(^^)v

 

 

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2008.07.16

Farewell of.....

今日は早出出勤。

遅出の翌日が早出って言うのは、はっきり言って肉体的にキツいんだけど、7月は新婚旅行がらみで11連休も頂いたので、スケジュールに文句は言えないし言うつもりも無い。

早出出勤はまず最初に、要介護度の低い人達が入っているフロアの清掃から始まる。病気に対する抵抗力が下がって、ちょっとした事でも感染症を引き起こしちゃう高齢者対象なので、要介護度が低いと言ってもそこら辺には抜かりはない。清掃と言っても次亜塩素酸ナトリウム水溶液での拭き掃除なので、時間は早いけど滅菌・除菌効果も高い。

洗濯室前の病室から始めて、フロアの奥に向って進んで行って、最後に東端の病室に入る。ここは、昨日呼吸停止を起こしてベテランナースのBLSで回復した、@さんが入っている病室だ。

「おっはようございま~す♪」

僕は意識的に明るく陽気な声を出して、病室のドアを開けて室内に足を踏み入れた。

 

 

・・・@さんのベッドは、空っぽになっていた。

夜勤者の話では、昨夜呼吸停止状態になった所を発見されて、ベテランナースの一次救命措置により呼吸を再開させていた@さん、そんな事があった後だから巡視の頻度も増やして、要注意患者として1時間毎くらい訪室してたらしいんだけど、準夜帯の休憩時間中に病室に入ると、@さんは既に呼吸を止めて冷たくなっていたらしい。

準夜帯から深夜帯に切り替わるくらいの時間だったので、その後の処置は休憩時間と仮眠時間が削られただけで業務には殆ど支障は無く、当直医師の処置とかエンゼルケアも全て遅滞無く進み、早朝、早出が出勤してくる前に、ご家族と共に死亡退院されたらしい。

 

要介護度の低い方達が入っているフロアにいる患者さん達は、基本的にそのケアの殆ど全て、キュアの一部までもケアワーカー、介護士が行う。入所した方の殆どが死亡退院していく中で、ADLを回復させて在宅復帰したり、受け入れ先が見つかって施設に移っていかれたりするのは、大抵はそのフロアの患者様だ。
物凄く緩やかにADLを低下させていた@さんだけど、食事、更衣、排泄は全介助だったけれど、拘縮が進んで間接がとんでもない方向に曲がったまま固まってしまっていたり、発語も無くなって「アー」とか「ウー」とかしか言えなかったり、咀嚼している間ですら口を閉じる事が出来なくなって、食べながら食べた物を次々と食べこぼしていたり、そんな、人としての尊厳を保って行く事が限りなく不可能に近い方ばかりの僕の職場で、きちんと日本語でのコミュニケーションが可能で、全介助だけど食事は経口摂取が出来て嚥下も問題無くて、そして何より、感情の変化もちゃんとあって、@さんと関わるこちら側が、「介護」をしていると実感出来る方だった。夜勤明けで帰る直前、@さんの部屋に入ってオムツ交換をしながらくっだらないジョークを言って、それに「ぷぷっ」とか笑ってくれたりもして、ある意味可愛げのあるおばあちゃんだった。

徐々に身体機能を喪失・低下させていって、臨終がカウントダウン出来るくらいになって亡くなられる方と違って、前日夕に@さんと会話していた時は、この先数年はそんな日々が続いてもおかしくない。って感じだったので、翌朝に出勤したら既に死亡退院されていた。と言うのは、僕にとって@さんは、かなりディープに関わっていると感じられる入所者さんでもあったので、少なからぬ衝撃を受けた。

@さんは右手が少し動く以外では、自力で体を動かす事が全く出来ない方だったから、2時間毎の体位変換が必須な方で、そして寂しがり屋さんでもあったので、よく、ナースコールで職員が特に用も無いのに呼びつけられたりしたものだった。時々は「んもぅ!!」ってなる時もあったけど、頻回のナースコールもその原因が寂しさから来ているだろう事は推測出来たので、時間に余裕がある時は話し相手になってあげたりもして、人間関係はそれなりに上手くいっていた。

だから、

夜勤帯で亡くなられて、日勤者が出勤する前に死亡退院されていて、
「さよなら」を言う機会すら与えられなかったのが、少しだけ寂しかった。

ADLが最低辺って辺りまで低下して、自発的に行うのが呼吸だけ。ってなってしまって、生命維持にフォーカスされたケアが施される様になった患者さんとは異なり、
まだまだ全然元気なのに、体が動かせない以外は全て自分の意思で決められるのに、突然亡くなってしまうと言うのは、こちらに準備が出来ていない分、衝撃は大きい。

死亡退院はもう何度も経験したし、そうやって多くの患者様を見送って来た僕だけれど、

@さんの死は、僕の心にそれなりのダメージを残していった。

慣れるしかない、慣れていかざるを得ない、そして慣れていく「死」だけど、それに慣れた者にも、深く衝撃を与える死もある。
そんな事を考えた・実感した、@さんの死だった。

 

悔しいなぁ・・・

 

 

食事介助をしてる時、
「アタシはお魚が好き。」って言ってた@さん、

 
天国で、美味しいお魚とか一杯食べてね。

 

さよなら。

 

 

 

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2008.07.15

Emergency

その日遅出出勤だった僕が、遅出業務である経管栄養患者の口腔ケアをしてた時、その日が夜勤だったθさんがやや衰弱した顔つきで出勤してきた。

「どしたの?元気ないやん?飲み過ぎ?」

「もうmizzieちっが~う!!熱あるの。7度5分。」

「え?夜勤大丈夫なの?」

「出てきてるんだからやるわよ。」

「無理しないで下さいね。」

そんなやりとりがあって、夜勤者が申し送りをしている間に、この日は日勤業務は全体がかなり上手く行って時間的余裕があったので、夜勤業務も少し仕上げておいた。

夕食の食事介助も終わり、夜勤者が食事休憩に入ると、遅出ナースと遅出ワーカーが夜のオムツ交換に入る。今日は遅出ナースが病棟師長だったので、看護・介護技術に関しては全職員中最高のものを持っている師長とだから、業務の進み方が早い早い。

んで、食事休憩を終えた夜勤者とバトンタッチする頃には、通常の3割増し。って位まで終えていた。夜勤者が来た時点で遅出は終業となるので、師長は「じゃお先に」と言って帰って行った。

食事休憩を終えて上がってきたθさん、相変わらず元気が無い。僕は個人的にもθさんには恩義があるので、ちょっとサービス残業をして行く事にして、20分ほど夜勤業務を手伝った。そして業務に一段落着いた所で挨拶をして病室を出て更衣室に向かい、その途中で見舞いに来ていた別の患者さんのご家族につかまって、色々と話を伺いそれについての助言を与えたりしていて、ご家族さんとの話をまとめて病室を出た所で、θさんと一緒に夜勤となっていた、§さんがドタバタと階段を駆け下りてきた。

「どしたの?」

「あ、mizzieさん、@さんが呼吸停止で救急カートを取りに来たんです!!」

その言葉を聞いた僕は反射的に救急カートに向い、§さんと二人でカートを押し、エレベーターが自分達のいるフロアからかなり離れたフロアにあるのを確認した僕は、カートを抱えて階段を駆け上がった。

@さんの病室に飛び込むと、この日夜勤ナースだったベテランナースさんが、呼吸の止まった@さんにBLS(一次救命処置)を施し、発見された時は呼吸停止直後だったようで、すぐに呼吸を再開させていた。
@さんは何かのショックで呼吸停止を起こしてしまったらしく、顔面には脂汗がべったりと浮いている。呼吸は再開したが意識はまだ朦朧としていて、僕はナースの支持でパルスオキシメーター(経皮的動脈血酸素飽和度測定器)を用意したりして、@さんが少し落ち着いた所で家路に着いた。

実務32ヶ月で、一度も容態急変に当たった事のない僕だけど、@さんは容態急変に片足突っ込んでたから、容態急変のいい訓練にはなった。@さんが何故・何が原因で呼吸停止を起こしたのか、さっぱりわからないんだけれど、物凄く緩やかにADLを低下させている以外には何もおかしい所の無い方なので、数日間経過観察が続いて、また元気になっていつもの日常に戻るんだと思う。

サービス残業でちょっとだけくたびれたけれど、いい経験を積む事が出来た。急変を上手くさばいて乗り切ったので、ノー天気な僕は、これで僕の実務能力が、1ノッチくらいは上がったと勝手に思う事にした。

 

 

 

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2008.07.14

外こもり

【外こもり 】
日本で一定期間集中的に働いて得た資金で、海外で何もせずに過ごす生活スタイル。旅行のように移動はせず、定住と異なり数ヶ月ー1年程度で帰国を繰り返す。
旅行作家の下川祐治氏によると、約10年前に出現し、滞在先はバンコク、プノンペン、カイロなど、物価が安く生活しやすい都市が多い。20~30代の男性が中心で、バブル後の日本での労働環境の悪化や経済の不透明感といった社会変化が背景にあるとされる。
(高知新聞夕刊 6月25日号より抜粋)

 

少し前の高知新聞で、この「外こもり」する、40代後半の日本人男性を取り上げた記事が載っていた。日本とタイを往復するこの男性は、一年のうち4か月だけ日本に帰り、その4か月間をほぼ無休で集中的に稼いで、そうして稼いだ100万円を持ってタイに戻り、その金でバンコクで何もしないで安逸をむさぼる、そんな生活を続けているんだそうだ。
治安が比較的良くて物価も安く、日系企業が多いタイのバンコクは、日本人にとって暮らしやすい都市なのだろう。そして閉鎖的で排他的で閉塞感に満ちた日本に比べて、海外の都市というものは人と人の垣根が低く気さくで親しみやすかったりするので、その魅力にハマって抜けられなくなるのは、容易に想像出来る。特に物価が安く年間で1万ドル、日本円で100万円くらいあれば快適に暮らしていける東南アジアの国々では、どっぷりとハマって抜けられなくなる人がいても、そう驚くような事では無い。
仕事も何もせず、長期滞在して安逸をむさぼるだけの暮らしをしている奴は、あの生活に金の掛かるサンフランシスコにだって、とても少ないけどいる事はいた。1ヶ月7~8万もあれば遊んで暮らす事も可能な、東南アジアでぬるま湯につかっていても許される暮らしになれて、抜け出せなくなる奴がいても不思議ではない。

しかし、時の流れは残酷だ。案逸をむさぼっていた外こもり海外逃避者にも、時間はその取り分をきっちり取り立てにやってくる。

外こもり第一世代の連中は今40代後半に差し掛かっているくらいだが、現地で安逸をむさぼるだけだった外こもり日本人に、何か有用な知識や技術を身に付けられた奴は皆無だろう。語学はおろか、収入に結びつくような知識や技術は何一つ身に付けていないままでは、現地での就職なんて不可能だ。
そして彼等の外こもり資金源である日本の働き先も、ただ年だけ取った労働者となった自分達の働き場所が、重労働への耐性が高く低賃金にも耐えられる若い連中に、入れ替えられてしまうのは目に見えている。滞在費を稼ぐ為に集中的に働こうと思っても、もうその働き先は彼等に対しては門戸を開いてはくれないのだ。肉体労働はその殆どが、60歳以上の者は雇ってくれないし、高賃金だが重労働なそれは、もう50代は雇ってなんかくれない。外こもり第一世代のタイムリミットは、コツコツとその時を刻み続けているのだが、その時が訪れた時、彼等は一体どうするのだろうか?

海外逃避生活を続け、ぬるま湯に浸かっていた彼等は、収入に結びつくような知識も技術も何も持たず、ただ歳だけ取って帰国する。しかしもう国内には、彼等が就くべき仕事は殆ど無い。あるのは低賃金でこき使われるような仕事ばかりだ。
(もっとも、介護福祉士の僕も、厚生労働省に低賃金でこき使われていると言う点では彼等と変わりは無いのだが・・・。)

そして海外逃避生活を続けていた彼等が、年金を収め続けていたとは考え難いし、そうなれば恐らく外こもり日本人の中のかなりの数が、生活保護受給者に転落するのはもう目に見えている。

だけど、彼等が選挙になんか行かないで安逸を貪っていたから、この国の社会保障制度は悪魔的なまでに劣悪なものになっている。

外こもり日本人が外にこもる事が出来なくなったその時、彼等は気付くだろう。自分達が逃げ続けていた事に対する結果への責任を、自らの身を持って取らなくてはならない現実に。

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2008.07.13

医療崩壊 それをさせたのはアナタだ

日本の医療崩壊が止まらない。国民皆保険制度の元、かつてはWHOの健康達成度総合評価で世界第1位の評価を受けたこの国の医療制度は、自民党政権が推し進めた財政改革・医療制度改革の下で、急激に質の低下と提供されるサービスの悪化を来している。

「医療費が掛かり過ぎている」と批判され、マスメディアを介した医療機関や医師に対するネガティブキャンペーンは、医療費削減に大義名分を与えて、「医師は稼ぎ過ぎている!」「無駄な医療費が多すぎる!」なんて医師や医療機関をバッシングしまくって、診療報酬は引き下げに次ぐ引き下げ。社会資本であるはずの医療に功利主義を持ち込み、採算の取れない地方の病院や、利益を上げ辛い科がいくつも閉鎖・廃科に追い込まれている。

急患を引き受けてくれる病院が見つからなくて、緊急治療を必要とする患者が命を落としたり、儲からない・訴訟リスクの高い小児科や産科が人口密集度の低い地方では存在しなくなったり、医師がいなくなって、残った医師に仕事が集中する為に、超過勤務の連続で医師が過労死してしまったり、日本の医療崩壊はサッチャー時代のイギリスを彷彿させるものがある。

病気は、怪我は、病院の診察時間外に起きる事の方が圧倒的に多い。24時間、365日、いつでも必要な時に、全ての日本国民に安価で提供されていた、それがかつての日本式医療制度だった。

しかしながら、自由民主党と小泉純一郎が推し進めた医療制度改革は、採算ベースに乗せ辛い地方の病院を締め上げ、医師からインセンティブを奪って意欲を急降下させ、病院が無くなる。診療科が無くなる。医師がいなくなる。看護師もいなくなる。患者が窓口で払う医療費は釣り上がる。何て結果を招いている。自民党の進めた医療制度改革は、厚生労働省の役人と財務省の役人以外は、誰も喜ばなかった最低の政策だ。イギリス型の医療崩壊の道をひた走る日本の医療制度改革だが、自民党と厚労省、財務省が目指しているのはアメリカ式医療制度なのだが、そのアメリカの医療はどうなっているのだろうか?

公的医療保険の存在しないアメリカは、なるほど高額の掛け金を必要とする医療保険に加入できる富裕層は世界最高水準の医療をいつでも受けられるが、料率の低い医療保険では受けられない治療なんてゴマンとあり、そして低所得者向け公的医療保険制度であるメディケア、メディケイドでは利益率が低すぎるので、治療自体がしてもらえないケースだって珍しくも何ともないのだ。
あなたが病気になって病院に行く。待合室で「訴訟はしません」と言う膨大な書類にサインさせらえて、やっと診察してもらえたら、「・・・はあなたの保険ではカヴァーされていませんので、全額自費以外では治療が出来ません」と言われる。全額自費、もちろん高額療養費制度(決められた金額を超えた医療費は公費で払ってくれる)なんか無いので、自己負担で治療を受けたあなたには数千万円の治療費が請求され、あなたは全ての財産を失った後で破産する。
もしくは、自己負担での治療を断ったあなたの人生は幕を閉じる。

今、日本の医療制度はそう言う方向に向かおうとしている。そして自民党が政権についている限り、それは必ず現実化するだろう。橋本政権時代に始まった医療制度改革は、2005年の選挙での小泉自民党の圧勝でその方向性は完全に形が出来上がった。後はアメリカ保険業界が書いたブループリントに従って、日本の医療制度を作りかえるだけだ。

アメリカの守銭奴どもに乗っ取られようと、漁場にされようとしている日本の医療制度だけど、これだけは忘れちゃいけない。

青写真を描いたのはアメリカ保険業界だけど、

裏で糸を引いてるのはアメリカとアメリカのカウンターパーツとなった自民党と経団連の守銭奴どもだけど、

そいつらに力を与えたのは、マスメディアが煽った医療制度と医療機関と医師へのネガティブキャンペーンに乗った、全ての日本国民なんだと、

自民党・公明党に投票した全ての日本人と、選挙に行かなかった全ての日本人なんだと言う事を。

日本に医療制度崩壊を招いたのは、全ての日本国民だと言う事だ。

 

 

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2008.07.12

理想と現実

少し前の話になるんだけれど、高知新聞で若い女性介護福祉士が取り上げられていた。

新卒者対象のキャリアプランに関する特集ページで、若者の職業として高齢者介護が取り上げられていたんだけれど、そこには、特養で働く20代前半の女性介護福祉士が取り上げられていて、インタビューで彼女は、”介護”と言う仕事のやりがいとかについて熱く語っていた。

(あーあー、また無知な若者を被搾取業界に誘い込んでるよ・・・)
って思いながら読んでいたその特集ページに、高知県にある福祉専門学校が広告を出していたのは言うまでも無いのだが。

介護現場の悲惨な現状がかなりバレてきて、生徒の集まりが極端に悪くなって定員割れだらけの福祉専門学校だけど、広告で「介護はやりがいのある仕事です!」とか、「自分が誰かの役に立つ・必要とされているのは嬉しいです!」何て言って、奴等は人のいい若者達をたらし込んであぶく銭を稼いでいる。

僕も最初はそうだったから偉そうな事は言えないんだけれど、「人の役に立ちたい!」とか、「困っている人を助けたい!」とか、「誰かに必要とされたい」なんて動機でこの高齢者福祉の世界に来ると、その過酷で悲惨な現実に、完膚無きまでに打ちのめされる事になる。
本当に行き届いたサービスを提供しようと思ったら、高齢者介護なんてマンツーマンでも足りないのに、現実は60人の入居者に介護士はたった15人だ。夜勤時なんか60人を3人で看るのだ。満足のいくサービスなんか提供出来るはずが無い。
そりゃ、利用者の平均要介護度とか自律度の高い、在宅介護とか老腱とかデイとかならまだましだろうけれど、重介護な人ばかりになった特養とか、僕が所属している医療介護施設とかだと、その悲惨な現実は、介護者を壊してしまうか、心を閉ざさせるかを強いる事になる。

僕の職場を例にすると、入所している人の約3割は、こちらからの介護を明らかに拒否しているとしか思えない反応しかしないのだ。
『自分が、誰かから必要とされているのが好き』
なんて思ってたとしたら、それは相当に心を痛めつける事だろう。でもそれが現実だ。
集中的・継続的な医療処置が無ければ生命維持すら怪しい。ってトコまでADLが低下した要介護高齢者に対し、僕等は『生命維持』にフォーカスした介護を施す。認知症が高度に進行し、情動だけでなく運動機能にまで障害を来した100歳近い高齢者にとって、こちらがどんなに丁寧に声掛けをしても、非言語的なコミュニケーションを尽くしても、意志の疎通がほぼ不可能なのだ。

でも、その処置を行わないと、生命維持が困難になる事は見えている。だから僕等は、本人意思による了解の確認無しで、生命維持にフォーカスされた介護を行う。それに対する相手の反応は、強い拒否動作や悲痛な叫び声だ。

これが毎日繰り返されていく医療介護の現場は、従事者の心を激しく切り裂く。

誰かの役に立ちたくて、誰かに必要とされたくて、その感覚や充実感・達成感を味わいたくて、介護の世界に飛び込んだのに、

医療介護の現場では、要介護高齢者の中の何人かにとって、介護士は明らかに不要で恐怖と苦痛を与える不快配達人だ。

 

僕等は、そんな人になりたくてこの世界に入ったんじゃあない。

でも、厚生労働省と、国民の支持を得た自民党・公明党が用意したのはこんな悲惨な現場だ。夜勤時は60人を3人で看る僕等だが、仮にこれを4人でやるとしたら、今の介護報酬体系では、施設経営が成り立たないのだ。

確かに、介護には時々、ビリビリくるくらいにやりがいとか達成感・充実感を感じられる瞬間がある。しかし、もしあなたが”稼ぎたい”と言う動機でキャリアプランニングをするのならば、”介護”は最初から選択肢から外しておかなければならないだろう。

肉体的に過酷で、インセンティブがマイナスで、実はとんでもなく危険で、そして勤務中のかなりの時間で、心を傷めながら働く事を強いられる。

 

それが、この国の高齢者介護の現実だ。

 

 

 

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2008.07.11

ワークアウト再開

介護は体に負担を掛ける肉体労働なので、僕は今の仕事を始めて少ししたくらいから、過去記事にも書いていたんだけれど、筋力強化と腰痛予防を兼ねてフィットネスジムに通っていた。

僕はジム通いは週3回のペースで続けていて、通い始めてから一年を経る頃には、それはかなりの効果を上げてもいた。最大筋力は20%近く増加し、副作用として体脂肪率も8%台まで低下していた。
そうやって周期的・継続的にジム通いを続けていたオイラだけど、ななか姫と出会って、彼氏彼女になって、ほぼ毎日デートするようになって、デートで忙しくってジムに通う時間が無くなって、んでジムは退会した。

その僕なんだけど、6月からまた、ジム通いを再開させている。

ジム退会の理由となったななか姫とはそのまま結婚しちゃった♪ので、ジム通いを再開させたオイラ、今は夫婦二人で仲良くジムに通っている。ジム通い再開(姫は開始)最大の動機は、お互いが結婚してからの6ヶ月間で劇的に肥ってしまったので、その体を絞り込む為だ。

レーサー時代からそれなりのトレーニング癖が付いている僕とは異なり、働くようになってからは定期的に体を鍛える機会を持たなかった姫は、一定の負荷を掛けて筋肉を酷使する経験が無いので、通い始めた初期の頃は筋肉が悲鳴を上げていたが、最近は若干慣れてきて、疲労回復速度が若干早くなったようだ。姫は脂肪燃焼を主眼としたメニューをこなしているので、後3ヶ月もすれば、出会ったばかりの頃よりもスレンダーになって、各部が引き締まったメリハリのあるボディーを手にしているだろう。

翻って僕の方なんだけど、1年間のトレーニング停止は、劇的と言って差し支え無いくらいの筋力低下を招いていて、トレーニング再開初日、トレーニング休止前のウェイトでやろうとしたら、負荷が重すぎてマシンがピクリとも動かなかった。65kgのウェイトでガンガンやっていたオール漕ぎなんて、45kgがやっと、なんて体たらく。負荷レベル9でも心拍数140台だったエアロバイクなんて、負荷レベル7で心拍数が160まで跳ね上がる。

鏡に映る自分を見れば、上腕の太さなんて直径で2cmは細くなっていたし、仕事中も筋力の低下を実感する事が多かったのだけれど、その低下度合を数値的に実感出来た、そんなトレーニングジム通い再開初日なのでした。

 

 

 

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2008.07.10

オーバーヒート

ピリリリリリ ピリリリリリ

ナースコールが鳴り響く。ナースコールが転送される院内PHSを今日のコール担当になっている、最近、産休から復帰してきたベテランさんが取る。

「はい。どうされました?」

別の利用者さんのオムツ交換を一緒にやっていた僕の向いで、ベテランさんがナースコールに対応している。今は処置中で手が離せないので、これが終わったらすぐにそちらに向かうと答え、PHSの通話を終了させた。

「・・・さんでしょ?」

PHSで利用者さんとやりとりするベテランさんの言葉尻から、それが誰からのどういった内容のコールかは容易に推察出来た僕はそう尋ねた。

「うん。・・・さん。」

言いながら、テキパキとオムツを換える。そしてテープを止めながら、

「アタシが復帰してから、やったらワガママな利用者さん増えたわね。」

と、苛立ちを抑えながら呟く。

「確かに、@さん産休入ってから来る人は、・・・さんみたいな人ばっかりでるよ。・・・さんなんかまだマシな方ですよ。@さんとか僕でも取り乱しちゃいそうになりますもん。」

「これからは、そんな人ばっかりになるのかもね。」

そう言ってディスポの手袋を脱ぎ棄て、ベテランさんは・・・さんの処置を看護師に依頼する為、詰所へと向かった。

 

ベテランさんが産休・育休で休んでいたこの18ヵ月で、僕の職場の入所者はその層が確かに変わった。いわゆる「可愛いおじいちゃん・おばあちゃん」は全員が転院するか退所するか死亡退院されて、新たに入ってきた人は自分勝手で傲慢でワガママな人ばかりだ。そう言った人達のナースコールが緊急度を要する事なんか皆無で、他の利用者の事などお構い無し。とにかく自分第一の要求を職員に押し付けてくる。正直な話、職員がマンツーマンで応対してくれる高級老人ホーム以外では、彼等・彼女等のニーズを満たす事は不可能だろう。
だから出勤して、自分がナースコール担当だと気分が重くなる。夜勤者からPHSを受け取って、夜勤者にPHSを引き渡すまで、そういったワガママ利用者達からのコールがほぼ3分おきに鳴り続け、それの対処に追われながら通常業務をこなさなければならないのだから。

マンツーマンでも手が足らない。って位に手の掛かる利用者十数人を、僕等は多い日は8人、少ない日は5人でさばいている。ほぼ5分おきにその手を中断させられながら、通常業務をこなしている。コール担当になった日に、残業30分で帰られたらラッキーだ。

出勤してタイムカードを押してから、仕事を終えて病棟を離れるまで、僕達職員はクタクタになりながら走り回っている。診療報酬が切り下げられて、介護報酬も切り下げられた現状では、職員をこれ以上増やす余裕はどこにも無い。もちろん過酷な労働環境に耐える事へのインセンティブなんかどこにも無い。まるで過積載した軽トラに、どこまでも続く上り坂を走らせているようなものだ。

そうして一人、また一人と、オーバーヒートで焼き切れた現場の職員が体を壊したり燃え尽きたりして消えていく事になる。

これが自民党と公明党が作った、この国の高齢者福祉の現状だ。 

 

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2008.07.09

米・攻撃型原潜新造

CNN.comでニュースを拾い読みしていたら、アメリカ海軍の新しい攻撃型原潜に、911テロで命を落としたアメリカン航空の副操縦士の未亡人になる人が、艦名を着けたというニュースがあった。
http://edition.cnn.com/2008/US/06/21/sub.christening.ap/index.html

この新造の原子力潜水艦は、悪名高き軍産複合体、ゼネラル・ダイナミックス・エレクトリック・ボートと、ノースロップ・グラマン・シップビルディングが建造に関わっていて、ニュースでは予定より8か月早く、当初の予算よりも5400万ドル(約56億円)安く建造出来た。となっていた。

この潜水艦が同型艦の何番艦になるのか判らないが、最新型と言う事だから多分、シーウルフ級の潜水艦なんだと思うし、もしそうなら、クリントン政権時代、1隻21億ドル(約2200億円)と言う高額の建造費に、「そんな高額の建造費が掛かる潜水艦なんか造れない!」って言って同型艦の建艦が中止されたシーウルフ級が、市民が殆ど知らないうちに建艦計画が復活していたと言う事になる。もしかしたらシーウルフ級じゃない、さらに新しいタイプの攻撃型原潜をアメリカ海軍が開発していて、そいつが就役したのかもしれないけれど、どっちにしても、アメリカ政府は今も巨額の予算を軍需産業の為に使っていると言う事だ。

自由民主党が経団連加盟巨大企業に金をばら撒くのと同様に、米共和党は、軍需産業に予算を振り分ける。今年でお終いのブッシュ政権は、その任期の最初から最後まで、膨らみ続ける財政赤字など意も解さずに、軍産複合体に巨額の連邦予算を浪費していたみたいだ。

民主党政権時代には、政府はちっとも戦争をしてくれなかったんだけれど、お金ダイスキ共和党、ブッシュ政権が誕生するとすぐに、軍需産業を喜ばせる為に、アフガニスタンとイラク相手に侵略戦争を仕掛けて、そして結果としてイラクは泥沼化しちゃったんだけれど、さらに膨大なイラク戦の戦費で国家財政は青息吐息のクセに、地上戦は兵器が売れないから面白くない軍需産業の皆さんを喜ばせるために、連邦政府は金の掛かる高性能の新・攻撃型原潜を発注していた。ネットで調べたら、シーウルフ級に特殊部隊員の特殊任務機能を拡張させて建造費が8億ドルほど上乗せされた潜水艦が建造されているし、1機200億円とか言われてるF-22戦闘機もいつの間にか実戦配備されている。超音速巡航の垂直離着陸機で、映画のダイ・ハード4にも登場していた、F-35の開発は今も継続中らしいし、あの財政赤字・貿易赤字を抱える連邦政府のどこに、一体そんな余裕があるのだろう?

無い袖を振り続けるアメリカ政府に、実弾を与えているのは自由民主党だ。自由民主党は対米従属を党是とし、毎年数千億円の予算を米軍の為に使い、そして色々と理屈をつけて米国債を買い続けている。そしてその殆どが、アメリカ軍が世界中で人殺しをしたり、破壊兵器を買う為に使われているのだ。

なのに、「現在のレベルの社会保障を維持するには、もう増税しかない」と自民党が言うのは、どう考えても不合理だと僕は思うんだけど、選挙になんか行かない、行っても自民党か公明党にしか投票しない、大多数の日本人の皆さんは自由民主党と同意見で、「アメリカ軍の為に使うお金はあるけれど、医療・福祉とか教育の為に使うお金はもうない。」と思っているようだ。

ねえねえ、皆、本当にそれでいいの?

 

 

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