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2004年5月

2004.05.06

 『アメリカという名の恐竜』

 今、僕がホームステイしている家はサンフランシスコでも「お金持ち地区」とか言われてる地区にあるんだけど、この辺りに住む人達は本当に、

「贅沢大好き♪」

 な方達ばかりの様です。

 アメリカって年がら年中何かにかこつけてイベントやってる国なんだけれど、この地区に住む方達はホント、その度ごとに家を飾り付けたりパーティーやったりしてて、もう街中の全ての家が「グレート・ギャツビー」の縮小版。って感じです。

 そして僕のホストファミリーを例に取っても、

「Time is money!」
 とか言ってお金の事をしょっちゅう言ってる割には、「節約」や「省資源」と言った類の事には本当に無頓着で、毎日、資源と資本を全力で浪費しているかのような生活を送っています。

 熱帯雨林等の乱伐、天然資源の枯渇、地球温暖化やオゾン層破壊等の問題もあって、消費(浪費)生活は害悪という思想がヨーロッパ(ドイツやオランダ、北欧等)で起きて来て、それは極東にも波及し、僕が日本を発つ直前でも、それは結構なうねりとなりつつありましたけれど、この国の方達はそういった事については全く無知で、僕が教えてあげても、

 「ふーん。だから何?」

 って感じで、問題意識も危機感も皆無です。

 それなりの長期間、この国で暮して判って来たのですが、この国の人達の大部分は、
『自分が一番正しくって、それは他人にとっても正しい事』
 だと信じているかのような所があって、自分と違う意見を受け入れる事や、自分の行いを顧みる事はおろか、自分の意見を発達・変化させる事も出来ない、ある意味、とても可愛そうな国、可愛そうな国民達です。

 それで、僕にはこの国とこの国の国民が、

 白亜紀の恐竜

 とダブって見えてしまうんですよね。
 白亜紀の恐竜達は、その体を当時の気候や食性に高度に適応させ、その体を巨大化させた結果、地球の気候変化に対応出来ず、全生物の頂点の地位を小型哺乳動物に奪われ、自身は絶滅して地上から姿を消したんですけれど、20世紀の高度消費社会に順応しすぎたこの国は、省資源や環境保護と言った21世紀の主流となるであろう思想に適応する能力は見受けられません。

 そして人間と言う生き物は、初めから無い物を我慢する事には耐えられるけれど、かつて持っていた物を失う事に耐えられる程には強くないから、今、殆ど全ての物を手にしているアメリカ人達は、それらを手放すという行為に耐える事はとても難しいと思います。

 消費型(旧世紀型)社会のスタンダードから、環境重視型(新世紀型)社会のスタンダードに適応する事が不可能な程に、消費生活が染み込んでしまったこの巨大な国は、その巨大さと環境適応能力の低さ故に絶滅してしまった、白亜紀の恐竜達と同じ運命を辿ってしまうのではないのでしょうか?

 世界で最も強く、最も豊かな大国。
 この巨大な国は一体どこへ行くのだろうか?

 外圧でしか何かを変える事の出来ない日本と対照的に、決して外からの何かを受け入れない、受け入れる事の出来ないこの国は、自力でその中身を変えて、新しい形に適応させる事が出来るのか?

 それとも、世界の全てを道連れにして、滅びの道を突き進むのか?

 そんな事を強く感じる、在米永住外国人のmizzieさんなのでした。

 SanFranciscoにて。 T.S.mizzie

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