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2004年12月

2004.12.18

『言葉と、文字と』

以前、村上春樹氏がエッセイの中で、
「私も原稿はワープロ書きだが・・・
この先日本語の文体は変わって行くだろう」
的な事を語ってましたけど、
タマにネットで女子高生の運営してるサイトとかを見てると、
それを強く感じます。

例えて上げるとすれば、もう古くなりつつあるけど、
『南条あやの保護室』とか、『腐女子の行く道、萌える道』とかね。
女子高生じゃないけど眞鍋かをりさんのブログもかなりキテます。

手書きとワープロ書きの違いは活字になると少し読めば判りますが、
Webに公開された彼女達の文はもう、
フォント変えまくり、文体はぶっ飛びまくり、
原稿用紙だったら絶対出来なかったであろう改行の使い方で、
『言葉』は本来、
自分の意思を誰かに伝える為の手段として存在するわけで、
電話だったら語調変化で感情表現が出来たけど、
メールや掲示版、Webやブログ等、
液晶の画面上ではそれは出来ない訳で、
そこで彼女達は色んなフォントや文字サイズ、
(笑)・(爆)・(ヲイ)、なんて語尾の括弧や、
顔文字なんて小技を駆使しつつ、
文字と記号だけで感情の起伏を表現する技を編み出して来た訳で、
文の中身が「軽き事風の如く」(「腐女子・・・」より抜粋)な事を除けば、
今最も洗練された日本語を駆使しているのは彼女達ではないのか?
なんて錯覚起しちゃいそうにもなります。

大人達は自分に理解出来ない人・物を下等な存在と見なし、
自分の経験を引き合いに出して偉ぶるけど、
アメリカ古典文学の代表でもあるH・D・ソロー氏も作中で
「大人は事実上、青年に対して
ほんとうに大切な助言を与える事など
何もできはしないのだ。」
と言ってるくらいで、
本当に正しいのはどっちか?
何て誰にも判らないはずです。

ただ、文章(言葉)の後に隠された意味を深読みする必要が無い分、
『情報伝達のスピード性』という点に関しての彼女達のそれは、
世界の最先端を突っ走っているのは間違い無いでしょう。

SanFranciscoにて  T.S.mizzie

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2004.12.02

  自分への投資

 サンフランシスコって日系多いけど、
こっちに来てる日本人って
自分が日本人である事を否定しているかの様な人と、
逆に自分の中にある日本性を強く意識してしまう人がいるようですけれど、
僕は、どちらかと言うと後者に属している様です。

で、後者に属する僕が異国から日本を眺めた時、
今の日本人とその価値観には強く憂いを感じてしまうんですよね。

アメリカって何が正しくて何が正しくないのかを、
『金・力・数』で決めちゃうなんていう、
みもふたも無いような価値観で動いてるトコあるんだけれど、
それに反して日本は、
そんな俗な物よりも、
精神性の美しさを尊しとする部分があったと思うけど(あったよね?)、
いつの間にか日本も
すごく短絡的で品の無い価値観が主流になってきてるように見えちゃうんだけど、
でも、それってちょっとおかしいんじゃないのかな?

そりゃあ、「将来の為に何かをガマンするなんてバカみたい。」とか、
「俺がイイんだから、他人がどう言おうと(どうなろうと)カンケー無いね」
って基準で行動するのって確かにラクチンだし気持ちもいいんだろうけれど、
でもそれらを通して、未来に役立つ知識や経験を得る事って無いよね?

若い内はいいかもしれないけれど、
技術も知識も無いままに歳をとった時、
技術も知識も無い人にも出来る仕事って誰かにこき使われる仕事だし、
おまけにそれは、少ないお金しかもらえないよ。

確かに今の日本は未来に希望を抱きにくくはあるけれど、
だからといって自分の可能性まで閉ざしちゃう事は無いんじゃないのかな?

自分を磨くっていうのは結構面白味もあると思うし、
仮にそれが身を結ばなかったとしても、
自分が自分にした事なら自分で納得が出来るよね?
だったら自分の時間と、お金と、ほんの少しの努力を、
自分の未来の為に使ってみない?
それが将来生み出す可能性を秘めてるのは、
未来の自分自身の稼ぎの能力や、
刹那で得られる肉感的なそれよりも
もっともっと大きくて深くて持続性のある、精神的充足感。

それに、何か高い目標に向かって脇目も振らずにそれに打ち込んでる姿って、
人間として素敵だし、格好もイイよね♪

そこに価値を見出す事が出来るなら、
目先の快楽を少しだけ我慢して、
自分の知識とスキルに磨きを掛けてみよう!!
そうやって磨き上げた知識とスキルを使う場所が、
生まれた街じゃなきゃいけないなんて決まりはないんだから。

あなたが身に付けたそれ、
あるいはあなた自身が最も輝ける生き方、最も輝ける場所。
それがあなたの生き方だし、そこがあなたの生き場所だよ。

San Francisco にて From T.S.mizzie

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