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2005.10.17

The last resort

 僕はやっと『ホームヘルパー2級・資格取得講習』の最終過程、施設実習に入ったのですが、学校と提携している老人保健施設に出向き、実習生として現場での経験を積んでいます。

 ここは
80床の収容人員と立派な設備を備え、デイケアの受け入れもしているかなり良く出来た施設です。


 実習生の一日は朝、受付で案内を受けて職員控え室で着替えた後に実習に入ります。

 まずは夜勤からの引継ぎ、申し送りから。専門用語が飛び交い、内容ははっきりとは掴めないが特に問題のある利用者がいない、程度の事は判る。
 それを終えると入浴介助。
 専用のユニフォームに着替え、更衣に介助の必要な方に、衣服の脱着を介助する。現場は戦場の様な忙しさ。時間が限られているので慣れないこっちははっきり言って足手まとい。で、出来る事を出来る範囲で少しだけやらせてもらうのですが、いきなりのこれでちょっとメゲる・・・。

 昼前にそれを終え、次は昼食の配膳。

 予定では食事介助をやる予定だったが、食事に要介助な利用者が一人しかおらず、僕は職員が介助しているのを見学。それからリハビリに向かう方達の移動介助。
 利用者を全員リハビリ室に案内し、後は
PTさんとOTさんにおまかせ。そしておやつ配膳。これも要介助な方がいないので介助は無し。その後は夕食の配膳なのだがそれまでの時間が空いたのでコミュニケーション実習と言う事で、ひとりのおばあさんとその空いた時間はずっとおしゃべり。
 先の大戦中に関して貴重な証言を聞き出す事が出来、興味深い話を幾つも聞く事が出来た。それからお茶の補充をして夕食の為にテーブルにおしぼり等の準備をした所で時間終了。職員に挨拶をしてその場を後にする。
 


 現場で直に触れて感じたのだが、やはり経験豊富なスタッフの方々はクライアントの扱いに慣れていて、言葉のやり取り一つとっても見習うべき点は多い。しかし、限られたスタッフで多くの利用者を相手にしている為、幾つかの箇所でクライアントへの対応で疑問に感じる点があったのは事実。
 また、利用者も皆、この場に馴染んではいるようだが、第3者の立場から見て、施設介護が利用者にとって最善の場所として考える事が出来なかった。

 
やはり、家庭での介護が不可能・或いは非常に困難になった場合の、最後の手段としての施設介護、と考えてしまう。施設には家庭を超える事は出来ないのだろうか?


 住み慣れた家で、土地で、家族と共に。というのが利用者にとっては最善の終末期としての生き方なのだろうか?少なくとも施設内で見た入所者の瞳には、情熱や生気や希望、勇気やプライドを含んだそれを見つける事は出来なかった。

 しかし、ベテラン介護士と認知症患者とのやりとりは横から聞いていると相当に面白く、ちょっとしたコント、或いは短編の一つくらいは書けてしまいそうだ。

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コメント

こんばんは ヘルパーのお仕事お疲れ様です
私も義母さんが認知症になって入院して約5年間病院でヘルパーさんを見てて大変なお仕事だと実感しました 入院してる方でも家族が頻繁にお見舞いに来られる方はイキイキされてますが そうでない方はベットに寝たきり状態でした いろんな家族を見て親子とは家族とは何かって考えさせられました ストレス溜めないようになさって下さい

投稿: サラ | 2005.10.17 02:41

コメント有難うですー♪
介護の仕事はとても大変だけど、はっきりとした充実感と達成感のある、とてもやりがいのある仕事です。給与面でキツイ面もあるけれど、プロの介護者目指して自己研鑽に励みます!p(^^)q

投稿: mizzie | 2005.10.20 01:10

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