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2006.04.29

本気で使うのか?核兵器を

 最近、中東が物騒だ。イランの核問題で世界中が揺れていて、おかげで原油価格は高騰し、ガソリン代が上がって自家用車を持っている人は大変だろうな。とか思う。

 イランが対米強硬姿勢を取るのは、国内で支持率が低下するアハマディネジャド大統領の政治戦略に過ぎない(そしてアメリカの強硬姿勢も中間選挙が近いからだ)だろうが、中東にはイスラエルと言う核保有国があるので、本当にイランが核武装したいと考えたとしても不思議では無い。
 石油業界と軍産複合体に利益をもたらす為に、イラクとアフガニスタンで戦争をしたアメリカは、テロ戦争の結果として国力が低下して巨大財政赤字を抱え、世界強制民主化戦略では、世界中で民主的に反米政権が誕生するという悲劇に見舞われ、イラク戦線泥沼化でもう余剰兵力も財源も無い筈なのに、中間選挙が近く支持率を上げたい共和党政権が、対イラン戦略として、イラン攻撃計画とか練っているらしい。(戦争で勝った政権の支持率は上がるので)

 第一次湾岸戦争後の経済制裁で弱体化していたイラクと違い、世界第17位の軍事費規模を誇るイラン軍はより強力だ。さらに、アメリカが問題視しているイランの原子力施設は地下深くに建設されているので、アメリカお得意の空爆では有効な打撃を与える事は難しく、今のアメリカ軍にイランと戦争をする余力は無いだろう。(戦略的に勝つ事は可能だが、兵士損耗率が高くなりベトナム化するのがオチだ)

 だがしかし、アメリカはイラン攻撃の戦略を真剣に練っていて、そして、その際には核攻撃が行われるだろう。という記事が、アメリカの有名な雑誌に載っていたらしい。

http://www.newyorker.com/fact/content/articles/060417fa_fact
 それによると、アメリカ軍はイランの地下核施設に対し、バンカーバスター爆弾(地中貫通爆弾)を使用し、その弾頭には核兵器が使われるというのだ。記事によると、ブッシュ政権はアメリカ軍に、核兵器実戦使用の実績を作りたがっていて、それを作る事で反米国家に対し、「アメリカは国際ルールを破ってでも、反米国家制圧の為に核兵器を使用することがあるんだぞ」と言う前例を作っておきたいらしい。

 広島、長崎、ビキニ環礁と、核兵器による被爆を受けた世界唯一の国である日本としては、自分達を“最後の”被爆国として欲しい。それは切実な願いであり、新たな被爆国仲間なんか欲しくない。

 小泉ももう任期満了が近いんだから、ブッシュのペットで居続ける必要も無い事だしここは一つ、
 「アメリカが核兵器の実戦使用をするならば、唯一の被爆国であり核兵器廃絶を強く望む日本は、核兵器反対の意思表示として、保有する全てのアメリカ国債を市場放出する。」
 と宣言して欲しい。
(沖縄の米海兵隊グアム移転経費だって、日本政府が保有する米国債で払って欲しいくらいだ)
 日本が保有する全ての米国債を売却すると、米国債価格と米ドルが暴落してアメリカ経済が破綻する(日本経済も少なからぬ影響を受けるが)ので、アメリカの暴走を止めるのにこれくらい強力な戦術は無いし、これでアメリカのイラン核攻撃を止める事が出来れば、有力な産油国であるイランに恩を売る事にもなり、イランからの安定した石油供給確保と言う、国益にも繋がる。

 暴走する世界最強の軍事国家にはこれぐらいの恫喝を掛けて、あの傲慢な「ならず者国家」に大和魂を見せ付けて欲しいものだ。


(参照記事;「田中宇の国際ニュース解説」より)

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