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2006.05.20

在宅同行訪問実習

 ホームヘルパー1級講習も、老健施設実習、デイサービス実習とこなしてきて、『在宅介護支援センター同行訪問実習』段階まで来た。今日の実習先は、自宅からバイクで30分程の位置(高知市と隣接する市)にある、在宅介護支援センターだ。

 ここは2級の時も実習で来ていて、訪問介護同行実習をやったのだが、1級では2級の時とは違い、「チームケアの実際を学ぶ」と言うテーマが掲げられていて、訪問介護の現場で、サービス提供責任者さんがチームの介護職員を指導する現場を見たり、介護支援計画作成にあたって、ケアマネさんと一緒に利用者宅を訪問し、利用者のモニタリングをしたりするのを見学する。

 一日目はそうしてケアマネと同行してのモニタリングに費やし、二日目はサービス提供責任者の方と共に、身体援助、生活援助等の一般業務への同行訪問となった。

 今回訪問した家庭のうち幾つかは、2級の時に実習で訪れた所と同じ場所で、約半年ぶりなので相手はこちらの事を覚えてはいなかったが、ADLが向上して介護度が下がった方もおられて、そういうのを見るのは中々に佳いものでありました。そして、老老介護だった家庭の一方が、体調悪化で施設に入った事を知るのは、やはり悲しかったです。

 1級実習では2級の時とは違い、他職種との連携。とか、チームケアーの実際。とかがテーマに設定されていて、実践的な連絡ノート活用術とか、福祉用具レンタル業者や、訪問受診での医療機関との連携や、その家庭に入る他のヘルパー達との共有情報と、そういった情報の伝達等についても実地で見学させて頂いた。
 また2級の時とは違い、1級の実習ではもっと実地に即した介助業務にも入らせて頂いた。
 医療介護勤務でオムツ交換とか入浴介助とかは慣れたものだが、実家暮らしになって調理や洗濯からは長い事離れていたので、そういった生活援助の類は、おせじにも上手く言ったとは言えなかったが・・・。

 二日間の実習を通して感じたのだが、やはり、高齢者が暮らしていく生活の場所として、在宅に勝る物は無いと思う。
 勝手知ったる場所で、馴染んだ人や物に囲まれて、自分のペースで暮らしていけるという事は、本当に幸せな事だと思う。

 医療介護施設に勤務する僕は、理想と現実の乖離にいつもジレンマを感じながら働いている。

 実習先の老健で指導担当だった介護福祉士さんも、施設介護の現実に疑問を感じ、悩んでいた。

 しかし訪問介護を受けている在宅の方々は皆、施設にいる人に見る事がまず無い、そう言った種類の表情を、目をしていた。

 もちろん、彼等の方が施設にいる方達よりも介護度が低く、ADLも高いと言う事実も見逃せないが、それだけが理由とは思えない、何か大きな違いがある。そんな思いが、今の私の中にはある。
 ただ、在宅が一番マシというだけで、介護保険制度は在宅でも穴だらけ、問題だらけだ。

 見切り発車の介護保険制度、現場を知らない役人達が勝手に決めた制度に、利用者も職員も振り回されているのが現実だ。
 ただ、介護保険制度に関して、僕が一つだけ自信を持って言えるのは、
 『絶対に寝たきりになってはならない』
 と言う事だ。



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