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2006.05.07

世界の終わり ~洗練する再生医療~

 再生医療の進歩には物凄いものがある。再生医療に対する工学的アプローチである義肢技術は、情報科学、ロボット工学、医学、脳科学等とリンクして、10年前とは比較にならない位の進歩を遂げている。

 例えば義手。

 第一間接から切断された腕への義手。
 残存した腕に伝わる神経線維を胸部筋に移植し、そこに義手からの情報レセプターを取り付け、移植された神経線維を伝わる電気信号を検知して、それを義手を動かす為の情報に変換し、腕を動かすのと同じ要領で義手を可動させる。
 また、義手に埋め込まれた圧力センサーや熱センサーの情報を神経線維に伝える技術も開発されて、義手と握手をすると、握手された側はまるで自分の腕で握手をされているような感覚を、脳では感じるらしい。

 最先端の義手・義足技術は、自分の意のままに動かせて、それをまるで自分の体の一部のように感じる事が出来るようになっている。
 まだ「攻殻機動隊」ほどではないが、あの漫画で描かれている世界が、ファンタジーとは定義出来ない世界に現在の僕等はいる。


 歴史を紐解くまでもなく、先端技術は常に、軍事技術として利用されるという悲しい運命を背負っている。この領域でも最先端を走るアメリカ合衆国は、軍が再生医療の研究に巨額の資金を投じているらしい。

 義手、義足、そしてそのうち必ず「義体」が実用化されると思うが、もし、壊れても交換可能で、そして痛覚をカットした体(つまり痛みが無い)で出来た兵士がいたら、兵器として、これほど恐ろしい物は無い。
 体を機械化出来るなら、激しい鍛錬など無しに、低コストで強力で優秀な兵士を大量生産出来るだろう。
 9Gの急旋回でも失神しない戦闘機パイロット、同時に音速で飛ぶ500機をさばく航空管制官、3000m先の一円玉を打ち抜く狙撃兵、片手を吹き飛ばされても向かってくる突撃兵。
 2006年時点での義手・義足技術を洗練させるだけで、それらは実用可能な段階に来ている。

 ここで忘れてはならない事実は、軍隊とは敵から国民を守る為。と言う大義名分の下に組織されるが、大抵の場合、それらの銃口は自国民を抑圧する為に用いられてきた事だ。

 再生医療技術の進歩によって、強化サイボーグと化した特殊部隊員や公安調査員達が、特権階級による大衆搾取体制維持の為に働く、一般庶民が特権階級者に隷属し続ける社会が永続する、そしてそれに気付き、反対の声を挙げようとした者は、その思想を宿した時点で政府によって消される。そんな時代が来るかもしれない。

 もし、僕等が考える事を止めてしまったら、それはあっという間に押し寄せて、そして永久に拭い去る事が出来なくなるだろう。


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