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2006.07.29

親睦会

 数日前、職員の親睦会が市内の和食料理屋さんであり、そいつに出席してきた。

 が、

 26名の職員中、出席者は僅かに10名。しかも殆どが看護士で、介護員は僕を含めた新人が3名のみ。
 ベテラン組は全員欠席。

 専業の看護士とちがって、介護員はパートとして主婦業との兼業が多いと言うのもあるが、そうではない20代の職員も全員欠席。

 普段、看護士と介護士の間に溝の存在を感じていた僕だが、それを確信させる事にもなった。

 看護士は皆、それなりのキャリアを持つベテランばかりで、職場を離れたといってもそれなりに気を使う新人職員にとっては居心地が悪い。
 料理が美味しかったのは救いだが、お酒の飲めない介護員側にとって、気疲れもする親睦会だった。ケアマネさん(看護師長兼任)はそれなりに職員全員に気も使っていたようだが、途中から主任さんと仕事の話で熱く語り始めてしまい、仕事に関して聞きたい事・言いたい事があって、でも他のベテラン介護士達の前では言えない話題(つまり、職員中心になっている業務に関する苦言だ)だった僕は、話し出すタイミングを失ってしまい、結局聞けずじまい。

 翌朝が早出の職員もいるので、解散は早め。
 で、介護員は皆が自転車で来てたので、看護士達とは別行動で帰宅の途に。

 ベテランの仕事に対する関わり方や、陰湿な新人イジメに辟易していた新人さん、帰り道で不満を噴出させる。二人とも、辞める決意はほぼ固まっているようで、でも納得がいかない事だらけのベテランのやり方に、同じ境遇にいる者同士、気兼ねなく不満を口にする。

 不平不満は言える時には言っておかないとダメだ。内に溜め込むのは健康にも良くない。
 で、僕は聞き役。

 「mizzieさん、あそこまで言われてよく腹が立たないですよね。あたしだったらキレてますよ。」

 「う~ん・・・僕は相手の言ってる事にも、「こんな考え方もアリかな?」って思う方だしね。そりゃもちろん、「ああしろ」って言われて動いたら別のベテランさんから「なにやってんの!」って言われてアタマくる事もあるけど、実績作って発言力上げる前に何言っても、「新人がえらそうな事言ってんじゃないわよ!」で片付けられて終わりだからね。」

 何て事を言っていたが、人間関係が対立を起点として、その価値観や意見の違う者同士がネゴシエイトする課程で妥協点や一致点をさぐりながら人間関係を構築して行く、ライダー&メカニックの世界で、また多人種・多文化混在国家で暮らして来た僕にとっては、対立が無い方がおかしい。と考える性質なので、彼等がイジメと感じている事を僕がイジメだと認識していなかった。と言う面があった点も否めないが、ベテランの新人に対する接し方については結論として、

1)この職場では、誰か弱者をストレスのはけ口として設定する機能を自動的に備えている。

2)新人がその「弱者」の重荷を背負わされる。

と言う意見がまとまった。そんな役目はゴメンだ!の新人さん二人は、既に辞める決意は固まったようだし、僕もそれを止めるつもりは無い。人は幸せになる為に働くのであって、他人の不満ガス抜きになる為に働くのではないんだから。

 じゃあ僕はどうだって?

 今の職場に残る事の最大にして唯一のデメリットは、ベテラン達のストレス発散対象にされる事だ。

 メリットは、通勤の便利さ。(徒歩2分)
 研修会、勉強会が頻繁に催されるので、自分のスキルアップに役立つ。
 ベテラン看護士達には気に入られているので、その人達が経験から学んだ様々な技術を直に・タダで教えてもらえる。

 デメリットとメリットを比較した場合、メリットの方が大きいので残っている。
 得る物が無くなれば次を探すし、キャリアアップのチャンスがあれば、迷わず掴む。

 得る物がまだあるうちに発言力が上がったら、ベテランにも苦言をどんどん言うつもりだし、利用者の為にも、職員中心になっている現状を変えたいとは思っている。

 また、メンタルストレングスがかなり強い僕は、少々のイジメくらいは平気(その代わりキレる時は静かに、しかし徹底的にキレるので性質が悪い)なので、後から入ってくる新人達にとっての避雷針の役目もしてあげなきゃな。とは思っている。

 そんな事を話しながらダラダラと自転車を漕ぎ、それぞれが家路についた。

 親睦会で、看護士と介護士が、ベテランと新人が親睦を深める事は無かったが、攻撃対象としてイジメられていた新人介護員は、「仲間化」により親睦が深まった。


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コメント

始めまして!
都内の老健でnurseしています!

新卒で病棟に勤めた時にも、先輩達のストレス発散というのか、とことん虐められました・・・(涙)

しかし、そこで学べた事、あれがあったから今の職人としての自分がいる・・・
と、思っています!

しかし、老人施設は、CWとnsの確執はどこでもあるもの・・・

実務経験の差もあるけれど、極端な表現をすると、
介護観VS看護観の違いなのでしょうか?

我が施設でも、裏では互いに愚痴を言っている感じもありますが、
結局はCW業務をnsはできる。
ns業務はCWはできない。

各フロアーの看護及び介護リーダーがきちんと話し合う時間を持っていることから、
そこまで、ギクシャクしていません(そう思いたい)(苦笑)

結構、CWとnsのアフター5行動ありますよ!
そこで、CWの思い・nsの考えをぶつけられるからいいのかな~なんてmizzieさんのブログを読みながら思ってしまいました!

投稿: rebirth-life | 2006.07.30 23:12

rebirth-lifeさん>
はじめまして!
mizzie's cafeに、ようこそ!!

ベテランのNsさんも、「あたしも新人時代には随分とイジメられたものよ」と言ってました。Nsの、CWの世界にはどこでもあるものみたいですね。なくさなければいけないとは思いますが。

派閥が出来ちゃうというのは、組織管理という観点からみれば避けなければならない事ですから、NsとCWに確執があるのはダメなんですけど、CWとしての立場が最弱な僕では、改善の力が弱すぎるのが現状です・・・。医療行為の出来ないCWとしては、医療行為も(「も」を強調)出来るNsは、一目置くし羨ましくもあり、また、その分CWの業務ではNsに負けないくらい上質の物を提供しなきゃ!とは思ってます。

でも、僕の職場でCW業務が技術的に最も優れているのは、看護師長でもある病棟長なんですよね・・・。看護と介護の歴史の差でしょうか?

投稿: mizzie | 2006.07.30 23:42

始めてコメント書かせて頂きます。

mizzieさんの心の広さ、視野の広さは、持って生まれたご性格と、世界を体験してきたからなのでしょうね。

私も若い時アメリカで6年生活をして「人の考え方は何でもあり、でも物事良い方に考えて生きて生きたいな~」と思いながら日々暮しています。
でもね、この頃の日本人どうしちゃったの?と絶句したくなる事、身の周りで多いですね。

思いがけず、92歳と89歳の両親の介護をしています。
mizzieさんのような方、介護をしている者から見て希望の星です。
頑張って下さいね。

投稿: 優しい光 | 2006.08.01 20:54

優しい光さん>
お褒めに預かり光栄です。(^^ゞ
昨今の「日本人どうしちゃったの?」と、
「どうなってんだこの国?」には、僕も思う所多々ありです。
これに関しても、機会があれば何か書きたいと思ってます。

投稿: mizzie | 2006.08.02 01:42

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