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2006.08.30

大丈夫なのか日本?

 長野県知事選挙で、あの田中康夫知事が敗れた。
 当選したのは元・通産省官僚で、自民党議員だったが羽田孜議員と共に脱党。その後新進党解党で自民党に復党した村上仁氏だ。

 田中知事が、独善的な政治手法で県政を運営していた事は認めよう。

 人間的にも、彼が聖人君主であるとはとても言えない。

 だが、彼は既存の政治家とはかけ離れたやり方で、実にいい事を沢山している。

 無駄な公共事業見直しの象徴でもあった、『脱ダム宣言』

 5年連続で県の借金を減らし続けた財政改革。
(これがなかったら、長野県は財政再建団体に転落しかねない状況だった。)

 高齢者福祉や子育て支援の充実

 他にも小さな改革はいくつもあるのだが、これらだけでも充分過ぎる程の功績ではなかろうか?

 しかし、田中氏はその氏の独善的な手法や、狭量な政治姿勢、そして庶民にも痛みの伴う改革を行使しようとした事が、支持者離れを招いたと言われている。
(参照記事;http://www.asahi.com/politics/update/0807/001.html
        http://info.shinmai.co.jp/2006chijisen/

 しかし、その田中氏を破って知事のイスに座る事になった村井仁氏は、そんなにいい政治家なのだろうか?

 キャリア官僚→自民党議員

 と言う、政治家の常道を辿ってきた彼に、庶民感覚での、県民の目線での政治が期待出来るのだろうか?
 自民党と公明党、そして地元の建設業者団体や医師会の支持で、組織票の積み重ねで当選した氏が、県民からの税金を使って、支持団体への利益誘導をその第一義にしないという保証はあるのだろうか?

 財政再建の為に公共事業を抑制した田中県政に対し、「借金返済優先で必要な公共事業をしてこなかった」と批判し、借金をしてでも豊かになる事を優先させるべきと主張する氏が、氏の支持者である反田中の無党派層と、県建設業組合の要求を同時に満たす事が出来るのだろうか?
(参照記事;http://www.asahi.com/politics/update/0806/005.html

 また、この村井氏は自民党から議員に立候補して当選し、しかし羽田孜議員と共に離党。そして新進党解党に伴い自民党に復党し、郵政民営化法案に反対して再び自民党を離党しているのだが、この最後の自民党離党の原因となった郵政民営化法案、彼は当初賛成していたのだ。

 それが、持論であった「郵便事業と金融事業の遮断」が民営化法案では明文化されておらず、それが気に入らないから反対に回り離党し落選したのだそうだ。

 郵政民営化がアメリカ企業の利益確保の為に行われたという事は既にバレているが、こいつの民営化案は小泉の民営化案よりもさらに酷い。

 確かに、田中康夫氏は問題だらけの知事だが、良い事だって沢山した。

 長野県民はその田中知事よりも、「未来を犠牲にして今自分達が贅沢をする事」を選んだ・そしてこれからも選び続けるであろう男を知事にした。

 長野県民は、自分達の子供を絞首台に送る命令書にサインをした。

 オリンピックでのばらまき予算で借金まみれになった長野県財政を必死で立て直そうと奮闘していた田中氏と、彼を支持する長野県民には少しだけ期待もしていた。

 しかし今回の選挙で、この国の民主主義は衆愚政治に成り下がった事を、不幸にも証明してしまった。

 僕が帰国したのは失敗だったのかもしれない。


私は子供を犠牲にして自分の贅沢を選ぶような事はしない!って人はクリックしてね
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