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2006.09.11

裏・日本国憲法(政治家のホンネとタテマエ)

 改憲派の政治家が次期首相候補だったり(そして彼は間違いなく次の首相になる)、勇ましく、高らかに鳴らされるラッパの音と共に、憲法を改正しようという動きがあって、それに対抗するかのように、現憲法が掲げる崇高な理想を確認し、それを守ろう。と言う動きも小さいながらも現れ始めてはいるけれど、現憲法は既に形骸化させられてしまっているし、改憲があったとしてもすれは現実の追認にしかならないだろうと僕は思っている。それは護憲派の僕としてはとても哀しいのだけれど。

 本音と建前を巧みに使い分けるというのは、日本人と日本的組織の特徴ではあるのだけれど、崇高な理想を掲げながらその実、全くその理想に即していない現実には、徒労感と無力感を感じる。
 その崇高な理想はここを見てもらうとして、実際に運用されている現実はこうだ。


裏・日本国憲法

前文

 日本国民は、なんだかよくわかんない内に選挙された国会における代表者を通じて行動し、かれらとかれらの利益の為に、一般大衆の犠牲による成果と、世界を股に駆けて富を搾取する私企業のもたらす利益を確保し、他国からの威嚇・侵略によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が私企業と彼等の推す政治家に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 そもそも国政は、時勢のノリでテキトーに決められた割には厳粛な信託によるものであって、その権威は確かに国民に由来してるんだけど、権力は国民の代表者が必要以上にこれを行使し、その福利は彼等の支持基盤である私企業がこれを享受する。まぁこれは資本主義社会における普遍の原理であり、われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、資産の最大化を念願し、リスクとリターンの関係を支配する冷酷なビジネスワールドを深く自覚するのであって、お金を愛する諸国民の要望と欲望に信頼して、われらの資本と利益を保持しようと決意した。われらは資本主義を維持し、公平と平等、自由と民主主義なんていうあいまいでとらえどころのない理想を、地上から永遠に除去しようと努めている資本主義経済において、名誉ある地位を占めたいと思う。(中略)日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

第一章 天皇
 第一条 天皇は、政府のマズい事やヤバい事をマスコミの目からくらます為のかくれみのとして、政治家によって最大限に利用される事もある。

第二章 戦争の放棄
 第九条
 ①日本国民は、とりあえず国際平和を希求はしてるんだけど、「殴られたら殴り返さなきゃソンだよな」と思いつつ、強力な防衛力を保持している。
 ②前項の目的を達する為、いちおー「専守防衛」という建前の元で、先制攻撃だけはしない事にしてる。でもこちらを殴ろうと拳を上げた奴は、先に殴ってもいいんじゃないかな?とは最近思ってる。

第三章 国民の権利及び義務
 第十一条 生産的な労働者で愚直な納税者足りうる国民のみが、基本的人権の享有を許される。この憲法が保障する基本的人権は、政府の都合でときどき捻じ曲げられちゃう事もあるけれど、そんな小さな事気にすんなよ。

 第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民はこれを濫用してはならないのであって、常に国家と私企業の利益の為にこれを利用する責任を負ふ。

第二十五条 すべて国民は、最低限度の生活を営む権利を有する。ここで言う最低限度とは「生命維持」の事を指す。国は、すべての生活部面において、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進を前向きに善処する。

第三十条 一般大衆は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う。


 憲法の掲げる理想と、運用上の現実があまりにも乖離していると思われる部分だけを書き出してみたが、ここに書き出している条項以外にも、明らかに国家の最高法規とは全く異なる常識がまかり通っている面が多々ある。

 恐ろしく崇高な理想が貫かれた、見方を変えれば世界一ラディカルな憲法である日本国憲法だが、機会があれば、一度じっくり読んでみて頂きたい。
 自分達の国が、如何に崇高で理想的な憲法を持つ国か、多少は感じられると思う。



現実がこれだから改憲!ってのは本末転倒だよね。
大切なのは元に戻す事、理想を取り戻す事。だからクリックしてね♪
じゃなかった、選挙行こうね。
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コメント

「権利の上に眠る者」という言葉がありますが、朝目覚めていますとナポレオン3世やヒットラーによって軍事独裁国家になっていたこともありえますね。
 小さい存在であっても自己主張していませんと、政府に賛成したものとみなされますから。
 今後も小さな努力はやれる範囲でトライしてみます。
 

投稿: けんちゃん | 2006.09.11 13:05

あはは・・・裏憲法、オモシロすぎです!でもほんとにそうですよね。
Aさんが首相になったとして、どんな日本になるのか・・・まぁ我々弱小市民がますます虐げられるだけなんでしょうけど。

投稿: hana | 2006.09.11 23:13

けんちゃんさん>
日本が政治的にアツかった60年代から、40年の長きをかけて、マスコミを利用して国民を『考える大衆』から『とまどえる群れ』に苦労して変えてきた政府は、日本を軍事国家にする機は熟したと見たようですね。
だから、国家の規制の外にある、ネットというメディアに僕は期待しています。
hanaさん>
A倍さんが首相になって、もし来年夏の参院選で自公が3分の2以上の議席を獲得すれば、憲法が改正されて9条は永久に葬り去られるでしょう。
大企業の利益誘導者であり、超タカ派でもある彼には、参院選で大敗北してもらってその責任で辞職。ってのが僕の考える理想の未来です。報道も資金も全て奴等の手の中にあって、僕等にとってそれはとてもとても厳しい戦いだけど、僕はまだこの国に希望を捨てていません。
(とか何とかいいながら、永住権はまだ返還してないけど・・・)

投稿: mizzie | 2006.09.12 01:22

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