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2006.11.06

制度になんか負けない

 介護保険法が改正されて、(正したんじゃなくって切捨てたんだから改捨とすべきだ)要介護1と要支援の被介護者は、福祉用具貸与が受けられなくなった。
 改正前に貸与を受けていた利用者からは、いわゆる「貸しはがし」が起きているらしい。その結果、要介護度は低いけれど福祉用具の助力で、何とか生活を維持していた高齢者達は悲鳴をあげている。

 この惨状に、現場のケアマネ達が立ち上がった。

 倉敷医療生協の13人のケアマネ達が、倉敷市に助成を要請し、市議会でも共産党の議員が取り上げたりもして話題になり、倉敷市は救済策として市独自の助成措置を実施した。

 その内容は、福祉用具貸与が打ち切られる低所得の高齢者を対象に、介護ベッド等のリース料を市が助成する。国の改正(だから改捨だって)案で福祉用具貸与打ち切りとなる利用者は倉敷市で691人、うち住民税非課税世帯の292人が倉敷市の独自措置で救済される。

 倉敷市の迅速な対応でこれらの292人は救済されたが、元々は、国がこれらの利用者を切り捨てたから起きた問題だ。

 国の冷酷非情な決定に、利用者達は悲鳴をあげ、現場のケアマネ達が自治体に窮状を訴えた。

 所得も無く、年金か生活保護に依存していた低所得の高齢者達は、既に生活保護費の老齢加算制度廃止で、2万円もの収入減を強いられている。そこに追い討ちを掛ける様な福祉用具貸しはがし。現場のケアマネ達は、自分が担当する利用者達の生活を守る為に立ち上がったが、そもそも、国がそんなヒドイ事をしなければこういった高齢者達の暮らしは安泰だったのだ。

 コロコロと変わる制度に、利用者も現場のケアマネ達も振り回されている。

 現場はもがいている。

 そして最前線のケアマネ達はただ、『利用者の生活を守る。』という一点で頑張っている。

 

 次の夏、参議院選挙は棄権しちゃダメだぞ!
 自民党と公明党を永田町から排除して、間違った方向に舵を切ったこの国の舵を切りなおさせるんだ。自民党と公明党でなかったら誰でもいい。事前世論調査とかで、自民党・公明党候補に最も勝てそうな候補に投票するんだ。


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コメント

私は、東京都多摩地区に住んでいますが、
うちの市では、この10月から、ベッドに関しては、3月まで借りられた人に関しては、市独自で貸すようなりました。

経緯は、5月ごろ、市が開催する、高齢者福祉推進協議会で、
現場の惨状についての声が上がり、
これを市が、協議し、必要だと判断したものです。
高齢者福祉推進協議会の構成メンバーは、ケアマネ協議会・支援センター・民生委員・ヘルパー派遣などの事業所・市民の代表です。

救済措置施行が、10月と出遅れたため、実際に、この時に救済された人数は、多くはないようですが、
今後も続くものなので、ベッドに関しては、この措置御利用する人が、出てくると思います。

この情報は、母のケアマネから聞きました。
彼女は、構成人数250人のケアマネ協議会の会長で、高齢者福祉推進協議会のメンバーです。
(250人というのは、実働してない、会議だけ出る人を含め。)

投稿: かめこ | 2006.11.06 12:21

岡山県出身なんですけど、実は倉敷の13勇者のひとりに知り合いがおりまして・・・鼻高いですぅ♪岡山県って、岡山出身の政治家とか見れば一目瞭然なんですけど、ものすごい保守的というか事なかれ主義というか右倣え万歳というか、とにかく目立つようなこと、新しいことをはじめることに対して消極的な地域なんです。それがこのたび全国に先駆けて(?)りっぱなことをしてくれた!というのは、いつも故郷のへたれぶりを残念に思っている私にとっては非常にうれしいことでした。

投稿: hana | 2006.11.06 14:17

かめこさん>
国として切り捨てられた利用者達を、自治体が救済する例は他にもありそうですね。
ただ、自治体によって財政力に格差が存在する訳で、救済余力の無い自治体に住む高齢者達がどうなるのか、不安だし国の無策ぶりには腹が立ちます。

hanaさん>
あれ?日本って意外と狭いのかも??って思っちゃいました。hanaさんが中国地方出身だとは伺っていましたが、岡山出身で、しかもこの記事で取り上げた13人に知り合いがいたなんて。
レーサー時代、T&Iサーキット英田(現・岡山国際サーキット)がホームコースだった僕にとって、岡山ってとても思い出深い地ではあります。湯郷温泉とか懐かしいなぁ…。

投稿: mizzie | 2006.11.06 20:59

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