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2007.02.03

自己覚知

僕の休暇は終わった。

ステキな仲間達との楽しい会話付きで、美味しい料理をたらふく堪能して、荒んでたハートを癒して、ココロの錆もすっかり落として、燃え尽き掛かってたメンタルエナジーをフルチャージ。

アメリカの、理想と現実の落差に絶望し、すっかりアメリカ嫌いになって帰国したオイラだったけど、
今回のシスコ滞在で再確認した。

「俺ってやっぱりアメリカ好きだわ。」

って。

大好きな国だから、クリントン政権の後期辺りから顕著になった、ブッシュが政権についてからさらに先鋭化した、「アメリカ良ければ全て良し」な、醜悪な外交政策とか、「利益を上げる為」と理由が付けばどんな非人道的な行為でも正当化されるアメリカ資本の経営姿勢とか、アメリカが醜く歳を取っていく姿を見るのが嫌だったんだと思う。

2007年2月時点でも、相変わらずアメリカの外交政策や貪欲な多国籍企業群は最低だ。

でも、市民レベルのアメリカ人って僕はやっぱり嫌いにはなれないし、陽気でフレンドリーでエネルギッシュなアメリカで暮らす人達(移民や駐在員、留学生含む)といると、こっちも明るくなってくる。
”英語”と言う共通言語を駆使しながら、ドイツ人や中国人やメキシコ人と、お互いの意見を交換したり、ある課題について語り合うのはやっぱり楽しい。そしてこんな経験は日本ではまず出来ない。

 

また、今回の渡米ではアメリカの介護事情についても、前回よりももう少し細かく調べてみた。
最後の夜にディナーを共にしたEtsukoさんが、自身の母親を介護しながら、アメリカでガイドヘルパー(現地では別名称)として働いておられたので、実際に介護職に就く人から直に、彼の地の介護事情について知る事も出来た。

前回の渡米で僕は、アメリカの一般的な介護職者の待遇について情報収集していたが、やはり、彼の地にも『富裕層対象』の介護ビジネスというものがあって、そちらでは、日本の平均的介護職者よりもはるかに好待遇な報酬が支払われていた。
一例を挙げると、時給換算で日本円にして¥3000くらいもらっている。仮に一日8時間、週40時間のフルタイム労働だとすると、年収は600万円近くになる。

「mizzieさんグリーンカードお持ちでらっしゃるから、こちらで働く事には法的にも何の問題も無いし、新規に介護事業を立ち上げた方が私のお知り合いにいますから、なんだったらご紹介して差し上げますよ。」

と、とても有難いお言葉を賜った。

アメリカは、ある面では日本よりも圧倒的に快適だ。

そしてただ稼ぐだけなら、日本よりもずっと稼げる。


だけど…。


僕は日本人だ。
そして、不平等な事と不公平な事には本気で憤りを感じてしまう。
あのコイズミの、「社会的弱者の生活をぶっこわす!」
な一連の改革政策で、
一方的に痛みを背負わされた地方都市の一市民として、

この仕事を始めた時に思った事がある。

システムから置き去りにされる人達の為に働きたい。

って。

メディアが黙殺して取り上げないだけで、この国には、
中学生のお小遣いに毛が生えた程度の年金しか貰えず、生活保護の医療扶助に依存して生命を維持している人達がいる。
「隣の家まで徒歩30分」なんて過疎地で、痛む膝を騙し騙しして暮らしながら”善意の他者”同士の相互扶助で日常生活をかろうじて維持している人達がいる。

そもそも、ただ金が欲しいだけだったら、”介護”なんてやりがいはあるけどタフでハードでシビアな仕事は選んでいない。

富裕高齢者の介護なんてものは、僕がやらなくてもやりたがる人は他にいくらでもいるだろう。

僕は介護業界のblack sheepだ。
みんながやりたがる事なら、僕はやらない。

それは決して”儲かる”仕事にはならないだろうけれど、そこには確実にニーズがある。
知識と情報と需要を繋ぎ合わせ、公平と平等を追求しながらも、資本主義の原則に逆らう事無く利益を出す。

僕が今抱いている幾つかの夢、その中の一つはそれだ。
今回の訪米も、
グリーンカード維持を主目的とした弾丸出入国だったけれど、

メンタル面の故障を修理して、
アメリカ好き。を再確認して、
そして新たな知識を得て、
自分がやりたい事を再確認した。

短かったけどとても密度の濃い、充実した訪米だった。
帰国後の僕が、前よりも明るく仕事をしているのは言うまでも無い。



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コメント

薄給……それでもmizzieさんは、
親元に住んでおられるから、
さほど痛手は受けていらっしゃらないのでは??
メカニック時代のお給料と比べると、
けちょん。となってしまうのでしょうが……
わしは、一人でやっていかなければならないので、
戦々恐々としています。
手取り13万ぐらいでも、なんとかやっていけるだけの
覚悟は出来ているのですが。。。

投稿: ゆらら | 2007.02.03 15:41

ゆららさん>
そうですね。実家暮らしの僕はその点に関してはとても助けられているとは思います。
メカニック時代は、それを本業としていたのではなくレースウィークのみの出前メカニックで、さらに担当するマシンが親友のマシンだったので、最初は賞金を山分けって報酬でやってましたが、僕は「お前のメカやるんに金はいらん。勝つのが俺への報酬や。」って言って、途中から無給でメカやってました。レース資金を稼ぐ為に溶接工やってた頃が一番稼げてましたね。
現実問題として、介護職の報酬はフルタイムだと手取り13万が最低ラインになるのではないでしょうか?パートタイムだとさらに低くなるようです。

投稿: mizzie | 2007.02.04 01:41

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