« ちいさな願い | トップページ | ”自然体”は全然ダンディーじゃない »

2007.02.14

元の木阿弥

僕の職場では、毎月1回『病棟レク』と言う名目で、簡単なレクリエーションをやっている。
月毎に職員が割り当てられ、担当した月にちなんだ簡単な催し物をやっている。

これが実に形式的だ。

最も、入所者の8割が寝たきりと言う医療介護施設では、移動を伴うレクに参加出来る人が限られると言う現実的問題もあるが、去年の初めからスタートしたこの毎月行われる病棟レクも、せいぜい8~9人の入所者が食堂兼用の小ホールに集まって、おやつを食べながら何か簡単な事をする。と言うのが定番化していた。
回を重ねる毎に職員のモチベーションも低下し、何の為にやっているのか良く判らない、「とりあえず何人か集めて何かやってる」だけのレクになってた。

この『病棟レク』、僕は担当月が12月だった。

マンネリ化したレクを踏襲して、職員間の「皆一緒」な前例踏襲主義を乱さないようにする。
なんて意識をこのオイラが持つ訳が無い。
車椅子なら移動可能な少数だけを相手にレクだけをやってきたんだから、オイラの担当月は全員対象で行きたい。

で、最初は社協でボランティアグループに関しての情報を仕入れ、それらのどこかに依頼して来てもらおうかな?なんて考えてたけど、院外組織を通す場合は院の方針としてちょっと面倒な手続きと許可申請が必要との事で、これは僕の独断では出来ないし上と関わるのも面倒だったので却下。

結果として、過去記事にも書いた僕がサンタの格好して、自作したプレゼントを全員に配って周る「サプライズサンタ訪問」になった。
一人一人に割ける時間が短かったと言う点は今後の課題になったが、ずっとベッド上で暮らしている何人かからはそれなりに喜んでもらえたし笑顔を引き出すことも出来たし、当初の目的だった『全員を参加させる』『置き去りにされる人を作らない』は達せられたので、それなりに満足してもいた。
サンタの格好した僕がプレゼントを渡すトコを写真に撮っていたので、プリントしたそれを渡したら涙を流して喜んでくれた人もいた。

ただ、「皆一緒」でパターン化した前例を踏襲するだけで良かったそれまでと違う事をやる事で、面倒を増やした僕は一部職員から顰蹙を買ったし、見えない形での非協力と反発を買って仕事が少しだけやり辛くなった。
でも、マンネリ化してパターン化して形骸化した『病棟レク』が、少しでも変わってくれればそれでいいと思っていた。

2月の病棟レク。その日僕は夜勤だったので、出勤する頃にはレクは終了して片付けに入っていた。
食堂兼用の小ホールには、部屋に戻る為に連れ帰ってもらうのを待っている入所者が、テーブルの周りで佇んでいた。
またいつもの病棟レクに戻っていた。

そりゃ、何にもやらないよりはマシだろうけど、

なんだかなぁ・・・。

 

アンタはやっぱりblack sheepだったわね。
って思ったら(思わなくても)クリックしてね。
Banner2_1
ブログランキングもだけど、ワンクリック募金もクリックしてね☆

|

« ちいさな願い | トップページ | ”自然体”は全然ダンディーじゃない »

コメント

う~ん、病院でのレクは、尚更難しそうですね~。
ただでさえ、レクってネタに困るのに……。
全員の利用者さんに参加していただきたい、という気持ち、
わしも共感しています!!
高知ならではの毎月の行事って、ないのかしら??
それを交えるだけでも、だいぶ変わってくると
思うんですけれど……
あー、日頃の業務が大変だから、創意工夫しているヒマがないのかな。
mizzieさんのサンタさんは、スタンドプレイと
取られてしまったのですね(ノ_・、)
いろんなレクがあっていいと思うんですが……
しがらみってやつは、めんどくさいですねぇ。

投稿: ゆらら | 2007.02.14 15:21

ゆららさん>
レクのネタを考えるのはそれなりにみんな苦労しているようで、でも「ラクしたい」って方々は前例踏襲主義に陥るようです。
そんな「形だけ」なレクなんてレクじゃない!とは思うのですけどね・・・。

投稿: mizzie | 2007.02.15 13:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/8531/13890077

この記事へのトラックバック一覧です: 元の木阿弥:

« ちいさな願い | トップページ | ”自然体”は全然ダンディーじゃない »