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2007.03.13

古傷再検査

僕は確か去年の暮れ辺りに、右膝がひどく痛むので整形外科を受診したら
「十字靭帯断裂の可能性がある。今度MRI撮りに来なさい。」
と言われて・・・。と過去記事に書いた記憶がある。

しかしその後、トレーニングで下腿部の筋力を集中的に鍛えて、さらにちょっと値段の高いサポーターを使用する事でいつの間にか痛みが消え去り、膝の事なんかすっかり忘れてしまっていた。

しかしながら、年が明けてからは仕事が忙しくなる、夜勤日数が倍になる、NHK学園の勉強も忙しくなる、介護福祉士国家試験問題集に取り掛かったりもする、介護を舞台にした小説を書き始める、んで、時間がちょっとでもあればご近所恋愛中の彼女とデートしまくる、なんて事もあって、今年に入ってからは通ってたスポーツジムにもさっぱり行く事が出来なくなって、会費がもったいないので休会にしたくらいで、下腿筋力はトレーニング開始前レベルまで急速に落ちていった。

そして数日前の仕事中、片麻痺のばーちゃんをベッドから車イスへ移乗させ、しゃがみこんで靴を履くのを介助し立ち上がった瞬間、「バキッ!」と小さな音がして、右膝に激痛が走った。
それを起点として、以後、連続的に右膝の痛みを感じている。
サポーターを使っても痛みは軽減しない。ひどくなるときさえあるくらいだ。

昨年、痛みを感じたときは膝に横方向の力が働いた時に痛みを感じていたが、今は、歩行中は常時、右足が地面に接地する度に膝に痛みを感じている。調子のいい時は無痛だが、立位時間が長時間となる夜勤時や膝への負担が大きくなる入浴介助担当時には、勤務を終える頃には歩くのを躊躇う。って位には痛んでいた。2時間くらい下肢を休ませると回復するのだが、毎日そんな状態が続くとさすがに心配にもなる。

それで夜勤明け公休日だった今日、僕がレースをやっていた頃からのかかりつけ院であるそのT中整形外科病院へ、精密検査に行ってきた。
この田N整形外科病院と言う病院はサッカー選手なんかがよく来る、膝、足首等の下肢の怪我にはそれなりの実績とノウハウを持っている病院で、僕がレーサー時代に足首を骨折して「mizzieももう終わったな・・・。」なんてレース仲間から言われた時も、10週間で戦線復帰させてしまったくらいだ。
僕がレースをやっていた頃はCTしかなかったのだが、その後MRIも導入され、より詳細で鮮明な画像が安全に得られるようになったようで、来院した僕の顔を見るなりT井先生は、「来たかね。じゃMRI撮ろう。」と言って、放射線部(?)に回す検査書類をさらさらと書き始めた。

新設されたMRI室へ案内され、強い磁気を使う為に金属類や電子機器類を全て放射線科の職員に預け、事前説明を聞く。

「mizzieさん久しぶり(僕はレーサー時代はこの病院へ頻繁に通っていたので、医師、看護師を始めとして、幾人かの病院スタッフは僕の事を覚えていた)。MRIは撮ったことありますか?」

「引退の原因になった時のクラッシュで、鈴鹿中央で撮られました。」

「そしたら知ってるかもしれないけど、事前説明しますね。」

「僕、意識不明の重体で運ばれてるし、クラッシュ前後2週間の記憶は今も無いから当時の事はわかんないよ。説明のその書類、コピーしてもらえないかな?」

そんな感じで、新人の看護士さんから書類をコピーしてもらって、事前説明を受ける。金属製品がダメな事とか、新型のより磁力の強力なMRI機器(東芝製)なので、刺青やアイラインもダメ(顔料に金属を原料とするものが含まれる為)な事とか、そんな事を説明される。

今は僕の骨には固定金具もボーンスクリューも入っていないし、刺青なんかしてないからいいけど、ファッションで刺青入れてる人って最近結構増えたけど、そーゆーのやってる人達は、刺青してる人には最新型MRIが使えない。というリスクがある事を知ってるのかな?

X-rayを使うCTと違って、体内の原子に磁気共鳴を起こして得た情報をコンピューターにより画像化するMRIと言うシステムは、撮影に時間が掛かるので、来院したのは10時頃だったけど、検査結果を聞くのは14時を過ぎていた。

で、検査の結果は、

『右膝半月板損傷』

でした。

「この、傷になってるトコ切除するよ。内視鏡手術だから入院は一週間。退院したらすぐ仕事に復帰出来るよ。」

「今すぐ手術しなきゃダメですか?」

「いや、それは君の都合のいい時でいい。君の都合もあるだろうし、手術出来るようになったら事前に連絡入れてくれたらいいから。でも夏休み中は学生さんが大挙してくるから、7、8月希望なら早い目に連絡してね。」

ってコトで、僕の膝痛は原因が特定されて、治療法も決定した。後は手術時期を選んで手術するだけだ。十字靭帯だったら6週間コースだったんだから、それが1週間で済むのは有難い。(僕が掛けている生命保険、入院日額1万円もらえるんだけど、その総額が減るからちょっと複雑な心境ではあるのだが・・・)

話は変わるけど、検査も全て終了して会計で治療費を払ってオイラは驚いた!!
治療費の内訳

初診料\2730
画像診断料¥17780
合計\20510
保険区分 政府管掌健康保険
患者負担率30%
患者負担額\6150

ええぇっ!!
健保なのに自己負担率30%!?

僕が現役レーサー時代、健保の自己負担比率は10%だった。
98年の引退後は、病院の世話になる事も殆ど無い健康体だったし、'03からはアメリカで暮らしてたから健保は保険料払ってた(アメリカの医療保険制度は貧乏人には冷酷過ぎるので、滞米中は家業である有限会社に在籍してることにして、保険と年金は払い続けていて、もし大病したら帰国して日本で治療するつもりだった)けど、それを使うことが無かったので実感することも無かったが、僕が日本を離れているうちに、この国の医療保険制度も随分と酷いものになっているようだ。

こんなの、貧乏人は高度医療受けるな。って言ってるのと同じだ。

これじゃまるで、「このケースでは〇×式治療法が使えたら助かるんだけど、あなたの保険ではそれは保険適用外なので、全額自己負担になります。」って言って、治療費の払えない貧乏人は見捨てるしかないアメリカの医療保険制度と同じじゃないか。

濃い墨(誤字)元総理が、社会的弱者に痛みを押し付ける構造改革をやっているのを海の向こうから「日本もタイヘンねぇ・・・。」何てカンジで”他人事”として眺めていたが、帰国して日本人として暮らしている今、それが我が身に現実的な痛みとなって降りかかって来た。

給与所得者の医療保険自己負担比率が上がろうがどうなろうが、企業経営者とか自営業者には関係の無い事だろうし、全額自己負担でも痛くも痒くもない様な超金持ちのセレブリティーな方々には、どうだってイイ事なんだろう。
この国の一般大衆は強いモノ・強い者がダイスキだから、その自分達の支持する強者が、自分達と、自分達よりもさらに弱い者達に足蹴を食らわすような残酷な事をしようとも、大衆は強者を支持し続ける。民主共和制をとる先進国で、一党独裁が50年以上続いた国は日本以外には無い。

僕は12歳の頃から政治に関心があり、その頃から継続して政治をウォッチし続けてきたが、その間自民党は一環して『弱者からはぎ取り、それを強者に与える」と言う政策を続けてきている。

 

無料だった老人医療費が有料になった。

高額所得者の所得税率が下がった。

消費税が導入されて、子供がお小遣いで買うお菓子にも課税されるようになった。

「ぜいたく税」だった付加価値税が廃止され、高額商品に掛けられていた税率は劇的に下がった。

医療費の自己負担比率が上がった。

大企業の払う、法人税率が下がった。

各種保険料や、公的年金保険料が上がった。

高額所得者の所得税率がさらに下がった。

低額所得者やサラリーマン対象の様々な控除が、なくなったり縮小したりした。

輸出品製造に払った消費税が製造メーカーに還付される、『輸出戻し税』制度が導入され、結果として僕等の払った消費税のうち約20%が、巨大企業のフトコロに収まるようになった。

生活保護生活扶助基準額が下がったり、医療保険自己負担率が上がったり、介護保険料が上がったり、国家予算全体に占める社会保障費が下がった。

軍事費と駐留アメリカ軍に払う駐留経費は増えた。

他にも、実に様々な種類の「弱者からはぎ取る」政策と「はぎ取ったそれを強者に与える」政策が実行されている。さらにまだまだ沢山のそう言った種類の政策が計画されている。

でも、それをやってきた、やっている張本人である自民党は国民の圧倒的多数からの支持を得ている。
投票棄権は当選者への支持と同義なので、投票しない有権者、つまり全有権者数の約半分は、自民党を支持しているのと同じだと言う事だ。

投票率50%の選挙で過半数を得た、つまり国民の約26%の支持しか得ていない自民党だが、投票棄権した50%の有権者を加えると、国民の約76%は「弱者からはぎとり、強者に与える」「強きものには与えよ。弱きものから奪い取れ」の、自民党政権を支持していると言うことになる。

僕は時々、この民主主義と言う奴が本当にイヤになる。

 

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コメント

わしのアンチ自民党は、22歳のときに遡ります。
キッカケは、ちょっと幼稚なものでした。
当時、母の結婚相手の家に下宿していたのですが、
その結婚相手というのが、自民党の党員&市議会議員
だったんです。
で、わし、自民党の党員にされそうになりました!!
その頃は、自民党の何がイヤとか、そういうはっきりしたものは
なかったのですが、自分の政党は自分で決めたいと思い、
書類を破棄してもらいました。

……それが、アンチの始まりです。子供の反抗期みたいで、
恥ずかしいのですが。
その拒絶がキッカケで、母の結婚相手との関係が悪くなり、
下宿は一年で出ることになりました。
以来、結婚していたわずかな期間を除き、一人暮らしをしています。

札幌にいた頃、共産党のお世話になったことがあり、
恩義を感じています。わしは、今年の選挙、
共産党に入れるかもしれません……。
もうすぐ市議会議員選挙だ!!まずは地元から、
変えていければ……と思っています。
でも、うちの近所って創価学会の会員が多くて、
公明党が強いんですよねぇ……はぁ~。

投稿: ゆらら | 2007.03.13 05:15

ゆららさん>
自民党の党員になって、党大会にも熱心に参加して、でも選挙では絶対に自民党には入れない。ってのをやってみたいオイラです。
共産党に関しては、僕個人的には一人の政治家としてリスペクトしている、志井和夫氏の総理大臣ってのは見てみたいな。とは思います。

投稿: mizzie | 2007.03.13 18:25

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