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2007.04.16

政府が再軍備したがる理由

昨日の記事で僕は、安倍晋三率いる自民党・公明党連合軍
(の形を取っているが、こいつらを後ろで操っているのは亜米利加多国籍企業合衆国と日本の軍産複合体である)
が狙っている、日本国憲法の改正と再軍備に強い懸念を示したが、

現実問題として、日本を含めた東アジアは軍事的にとても不安定になりそうで、強力な軍隊を保有して東アジアでの日本の軍事プレゼンスを他国に見せ付ける事が、最も安易で手っ取り早く、国益を確保する方法になりそうな勢いだ。

まず最初に、これは国際ジャーナリストの田中宇氏(このブログからも、氏のウェブサイトにリンク貼ってます)が2002年辺りから何度も主張している事なのだが、アメリカは世界の中心にアメリカが君臨する、『一極覇権主義』から抜け出したがっている。覇権を維持し続けるだけの国力はもうアメリカには無いのだ。
アメリカだけが覇権を握る「一極覇権主義」ではなく、その地域にある大国がその地域で覇権を取る、「多極主義」に向かわせようとしているらしい。
実際、欧州はドイツ、フランスを中心としたEUでまとまりつつあるし、アメリカの裏庭だった中南米も、ブラジルの経済発展と、ベネズエラ、キューバ等の反米主義国家の台頭、南米資源国と中国の政治的・経済的接近もあって、、中南米はアメリカ抜きでやっていきそうな気配だ。
そして我が東アジアも、中国、インドの急速な発展もあって、東南アジア諸国と中国、ロシアなど東アジア諸国の経済協力機構である『上海協力機構』の動きなどもあって、どうやら東アジアは非米同盟諸国がイニシアチブを取っていく事になりそうだ。

在韓米軍は縮小が既に決定しているし、沖縄に駐留している在日米軍もその大部分はグアムへ移転する事が決定している。アメリカは東アジアから、段階的に撤退していくのだ。

東アジアからアメリカ軍がいなくなると言う事は、本土防衛のかなりの部分をアメリカに依存していた日本にとって、とても都合が悪くなる。
冷戦当時、日本がソビエトから侵略を受ける事が無かった理由に、在日米軍の存在がかなり貢献していたであろう事は想像に難く無い。
これは残酷な現実だが、『日米安保条約』の下では、日本への武力攻撃はアメリカへの宣戦布告と同義になるのだ。
アメリカの核の傘に入っていられたから、日本と韓国は核武装する必要が無かったのだ。

しかし、そう遠くない将来。東アジアからアメリカ軍は撤退する。
そうなると、この火種だらけの東アジアに、巨大な軍事的空白が出来てしまう事になるのだ。

戦後60年、外交と軍事をアメリカに依存し、例え「アメリカのポチ」と陰口を言われようとも、日本にとってアメリカとの軍事同盟を堅持する事は合理的だった。地政学的にも軍事的要衝でもある日本列島と沖縄諸島は、アメリカ軍がいたから戦火にさらされる事が無かった。残酷だが、これが現実だ。

しかしながら、そう遠くない将来、東アジアにおけるアメリカの軍事プレゼンスは著しく減少するので、恐らく自民党は手っ取り早く東アジアでの影響力・発言力を手にする為、憲法を改正して強力な軍隊を保持したいのだろう。もちろん核武装も視野に入れているであろう事は疑問の余地も無い。

ただ、地域内での影響力を行使し、一定の発言力を維持し続ける為には、強力な軍隊が絶対に必要なのかと言えば、僕はそうとは思わない。
もちろん、ある程度の軍事力は必要かもしれないが、その軍事力は”対外派兵”も任務に入った正規軍である必要は無い。専守防衛に徹した、現在の自衛隊でも十分だと僕は考える。
実際問題として今、日本に軍事侵攻を掛けるメリットは、そこに存在するリスクには全く見合わないくらいに小さい。陸上自衛隊は一部のエリート部隊以外の通常部隊は「あんな訓練じゃ実戦では使い物にならない」と米軍関係者に酷評された事もあるらしいが、海上自衛隊と航空自衛隊は優秀だ。そしてその装備の質は世界最高水準にある。
その、強力な海軍と空軍を持つ国に軍事侵攻を掛けるとすれば、核を使用した先制攻撃で応戦不可となるくらいに壊滅的打撃を与えておかないと、爆装すれば精密対地攻撃も可能な、260機のF15と、F-2(調達廃止が決定。現在は後継機の選定中)、F-4(随時退役)による支援戦闘機100機からなる強力な航空兵力と、イージス艦を含めた4個艦隊からなる水上兵力と2個潜水艦隊からなる水中戦力による、手痛い反撃が待っている。日本の自衛隊は、国民の知らない内に世界有数の強力な軍隊になっているのだ。

ただ、自衛隊には”核抑止力”は無い。
アメリカ軍の引き上げにより、アメリカの核の傘に入る事が出来なくなる日本は、中国、ロシア、北朝鮮から常に核の脅威に晒される危険を抱える事となる。
だから、アメリカが東アジアからいなくなった後の事を考えて、自民党と公明党は憲法を改正して日本を再軍備させたがっているのだろう。一旦再軍備してしまえば、今の日本の科学力と経済力、そして国中に有り余ってやり場に困っている膨大な量のプルトニウムを使えば、あっという間に物凄い数の核爆弾を保有する事が出来るだろう。

あのアタマの悪い二世・三世の政治家達は、”核兵器”と言う新しいおもちゃを欲しがっているのだ。どうせ死ぬのは最前線に立って銃火に晒される貧乏人の子供達や、老人、女、子供と言った、市井の庶民達だ。支配層の政治家や企業家ではない。

しかし、日本の核保有は間違い無く、世界にとっての『パンドラの箱』を開けさせる事になる。
世界最高水準の科学力と、世界第二位の経済力を持ちながら、日本はこれまで一貫して核保有をしようとはしなかった。それは、日本が歴史上唯一の被爆国だったからだ。僕等日本民族は、核兵器の残酷さ、恐ろしさを身を持って知っている。だから、これまで核兵器を保有しようとはしなかった。しようと思えばいつでも出来る状態にあったというのにだ。
その日本が核兵器を保有すれば、核兵器開発能力のある国はこぞって、核兵器を持とうとするだろう。国連の核拡散防止条約もNTBTも形骸化し、世界中で核軍拡競争が始まってしまう。

純軍事的に考えても、戦力としての核兵器は日本にとってメリットよりもリスクの方が大きい。日本が核兵器を持つ事は理に叶っていないのだ。
それでも安倍総理や自民党・公明党が日本を再軍備させて核武装させたいのは、単に新しいおもちゃが欲しいだけなのだ。

あのバカでワガママなガキどもに、あんな危険なモノを持たせてはならない。

そういう理由もあって、僕は日本の再軍備には反対している。

 

 

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