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2007.06.29

あれには殺処分こそ相応しい

僕は、原則として死刑廃止論者だ。

そもそも、人間には人間に死と言う刑罰を下す権利が、誰かの命を奪う権利があるのか?
そして殺した相手を殺せば、殺された者と残された者達の気は済むのか?さらに、死ぬ事でその者が犯した罪が償えるのか?

そして、死刑を認めるという事は、国家による殺人を認めると言う事にならないのか?

だから、僕の基本的姿勢は『死刑廃止論』だ。

 

 

 

 

しかしながらここに、その僕をして死刑以外の刑になる事を許す事が出来ない犯罪がある。

その事件は、1999年の4月に起きた。
検察側主張、及びこれまでの(2007年6月28日時点)判決が認定してきた内容に基づく事件の概要はこうだ。

『1999年4月14日(火曜日)の午後2時半頃、当時18歳の少年が山口県光市の社宅アパートに強姦目的で押し入った。排水検査を装って居間に侵入した少年は、女性を引き倒し馬乗りになって暴行を加えようとしたが、女性の激しい抵抗を受けたため、女性を殺害した上で強姦の目的を遂げようと決意。頸部を圧迫して窒息死させた。

その後、少年は女性を屍姦し、傍らで泣きやまない娘を床にたたきつけるなどした上、首にひもを巻きつけて窒息死させた。そして女性の遺体を押入れに、娘の遺体を天袋にそれぞれ放置し、居間にあった財布を盗んで逃走した。

少年は盗んだ金品を使ってゲームセンターで遊んだり友達の家に寄るなどしていたが、事件から4日後の4月18日に逮捕された。』

 

下の写真の二人が、こいつが殺した当時23歳の女性と幼児だ。
Photo_1 

 

 

 

 

 

 

平日の昼間に強姦目的で若い女性の居宅に検査員を装って侵入し、強姦しようとしたら抵抗されたので首を絞めて殺した後、その死体をレイプして、母親が殺されて泣き叫ぶ乳飲み子を、床に叩きつけて殺した。
実に身勝手で残酷極まりない犯行だ。

 

現在の日本では司法は原則的に応報刑制度を取っている。
その為、この身勝手で残虐な犯行に対する刑罰は、死刑以外には存在し得ない。死刑廃止論者の僕ですら、この犯人には死すらも生ぬるいと思うくらいだ。

殺人にも色々あって、やむにやまれぬ事情があった上での殺害とか、追い詰められて切羽詰ったあげくについ殺してしまったとか、殺すつもりは無かったんだけど手加減の仕方がわからずに殺してしまったとか、人が殺人に至る過程には、実に様々なものがある。

しかしながらこいつの場合は、”平日昼間に”、”社宅に”、”検査員を装って”、強姦目的で侵入し、抵抗されたから殺して、でもヤリたいから死体をレイプしたのだ。実に計画的で身勝手な犯行だ。始めから、女性を犯すつもりで支度を整えて、抵抗されたから殺して、横で泣き叫ぶ子供もうるさいから床に叩きつけて殺したのだ。そしてこの犯人は恐らく、自分がまだ18歳になりたてだから、捕まっても絶対に死刑にはならないであろう事が判っていたから、二人を躊躇無く殺し、さらにその死体をレイプ出来たのだ。

僕が死刑廃止論者でいられるのは、『人間の善意は、悪意に勝る』と信じているからだ。しかしながら、ここでこいつに対する罪を無期懲役などにしようものなら、こいつの後に、『俺はまだ18だから死刑にならない』と言って同様の罪を犯す者が出てくる。同様の罪を犯そうとした者の悪意を増長させ、善意を消し去る。
罪を強く憎む者の一人として、今ここで、こいつを殺処分(あれには「死刑」なんて人間に使う言葉は使えない)にしておかないと、あの前例踏襲しか出来ない裁判官どもは永久に未成年犯罪者を裁けないし、「未成年でも残虐な罪を犯せばその命を奪われる」と言う前例は、同様の罪に対するブレーキにもなるだろう。

 

被告の弁護団は「被告には事件後、罪に対する反省の念がある」と訴え、そこには更正と酌量の余地があると主張している。しかし、犯人が友人に送った手紙はこうだ。

『知ある者、表に出すぎる者は嫌われる。本村さんは出すぎてしまった。私よりかしこい。だが、もう勝った。終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君』

『私を裁けるものはこの世におらず』

『無期はほぼキマリ、7年そこそこに地上に芽を出す』

『犬がある日かわいい犬と出会った。・・・そのまま「やっちゃった」・・・これは罪でしょうか』

(被害者に対して)『ま、しゃーないですね今更。ありゃー調子付いてると僕もね、思うとりました。』

 

・・・これが、自分の犯した罪を深く悔い、被害者に懺悔をする者の言葉だろうか?

この事件で愛する妻子を不条理に、理不尽に奪われた、遺族の本村洋氏は、実に良く頑張っていると思う。
加害者に優しく被害者と遺族に冷たかった、この国の司法制度に一石を投じ、『全国犯罪被害者の会』を設立し、その先頭に立って世論に訴え続け、『犯罪被害者等基本法』成立に尽力した。
でも、彼がどんなに頑張っても、美しい妻とかわいい娘は永遠に帰っては来ない。
本村氏は加害者に対し、現世での贖罪は望まない。あの世で妻と娘に謝罪して欲しい。と言っていたそうだが、それは実にまっとうな意見だと言えよう。
彼については、日本中のブロガーが賞賛と賛辞を贈っているので、僕はあえてここで書く事はしない。僕個人的には、彼には司法特権でリベンジ・パーミッション(復讐許可証)を発行したいくらいだ。

 

最高裁で差し戻し判決が出るまでは、自分が死刑になる事などあり得ないとタカをくくって挑発的とも思える言動を取っていた被告は、ここに来てそれまでの主張を一転させ、生への執着を見せるような証言をし始めている。その殺意を否定し、殺人ではなく障害致死として、死刑回避を狙っているのだという説もあるが、その殺意の無さを示す主張と言うのが実に稚拙だ。

『強姦目的ではなく、優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた。』

『(娘を殺そうとしたのではなく)泣き止ますために首に蝶々結びしただけ。 』

『娘の遺体を押し入れに入れた理由について、「何でも願いをかなえてくれる場所だと思っていた。ドラえもんがなんとかしてくれると思った」と話している。』

『水道屋の格好をしたのはコスプレの趣味であり、計画的な犯行ではない。』

『死後に姦淫したことは、「山田風太郎の『魔界転生』という本に、そういう復活の儀式が出ていたから」と被告が死者を生き返らせようと思ってやったこと。』

『(検察は)被告人を極悪非道の殺人者に仕立て上げ、死刑にしようとしている。』

それまで罪を認めて「反省している」と主張していたからこそ、これまでの判決で死刑を免れていたのに、その主張を撤回してこんなやり方で精神的におかしくなった人を演じて、死刑回避を試みているように僕には見える。

その手法はあまりにも稚拙で、それを授けたであろう弁護士の頭脳レベルが憐れにすら思えてくる。
(実は意図的に被告を死刑にさせようとしているのかもしれないが)

 

 

 

死ぬのが怖くなって、生き延びたくて、主張を一転させた被告。

でもな、

お前が殺した女性と女の子も、きっと生きたくて生きたくてたまらなかったんだと思うよ。
お前はあの美しい女性をもう永久に、愛しい夫からキスしてもらうことを出来なくさせたんだぜ。
あの可愛い女の子を永遠に、優しいお父さんに頭をなでなでしてもらえなくしたんだぜ。

お前言ったよな?「犬がかわいい犬に出会って・・・罪になるんでしょうか?」って。

人に危害を加えた犬はな、どんなに有益な犬だって殺処分されるんだぜ。

死刑は、人が人に下す刑罰だ。

お前には殺処分こそが相応しい。

 

参照記事
フリー百科事典「ウィキペディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B8%82%E6%AF%8D%E5%AD%90%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

 

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コメント

んもう、今日の記事は☆5つ!!
そうなんです。あれには殺処分が相当。本村氏は「反省して欲しい。その上で死刑にして欲しい」と述べられたそうですが、まさしくその通り。心から反省し、謝罪をし、その上で自身の身に迫り来る「死」へのカウントダウンに恐れおののき泣き喚き失禁しながら死んでいってもらいたいものです(そして出来るなら本村氏に死刑執行をしていただきたい。)
私たちの税金があれを生かしておくために使われるのは納得いかないけど、あれを殺すために使われるのなら構いません。
いずれにせよ、常識的な判決が下ることを望みます。

投稿: hana | 2007.06.29 17:12

hanaさん>
彼を弁護している弁護団は「死刑廃止論者」達なんだそうですが、同じ死刑廃止論者の一人として、その手法には「恥を知れ!」って感じでした。

応報刑制度の日本だからこそ、あの被告にはゲイにレイプ(輪姦ならなお良し)させた後で、レスラー辺りに数回床に叩きつけてもらった後で、濡れた皮ロープで首を縛り、四肢を地面に釘で打ち付けた状態で炎天下に放置(乾燥して収縮した皮ロープで少しずつ首を絞められて窒息死する、ネイティブアメリカン式拷問)しておきたいくらいです。

投稿: mizzie | 2007.06.30 00:55

レイプはちょっと……。
しかも、・・・(中略)・・・被害者の方たちには、見せられないコメントだと思います。

投稿: ゆらら | 2007.07.01 22:50

ゆららさん>
ゆららさんのご指摘の通り、不適切な表現であると思われるのでコメントを一部修正しました。
ゆららさんのコメントも、僕の不適切表現を連想させてしまうので、多少編集を加えさせて頂きました。また不快な思いをされた全ての人に対して、深く謝罪申し上げます。
「ゲイにレイプ…」に関しては、自分が被害女性に味わせた屈辱感がどのような物か、その身を持って知るがいい。との意味での発言です。ただ少し感情的になり過ぎていたようです。

投稿: mizzie | 2007.07.02 03:19

了解しました☆
迅速な対応、ありがとうございます。
それだけ、mizzieさんが今回の事件に関して怒りを感じられたということなのですよね。

投稿: ゆらら | 2007.07.02 14:38

ゆららさん>
はい。
あれは、とてもとても怒りを感じる事件でした。で、記事自体も最初はもっと過激な事書いてたんですよ。(^^ゞ

投稿: mizzie | 2007.07.03 17:14

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受信: 2007.06.29 17:54

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