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2007.06.17

消えた年金の影で

消えた年金記録問題が、連日のマスメディアを賑わしている。アベシンゾーのお友達でもあるみのもんたが、「年金記録が消えたのは確認しなかった国民が悪い!」なんてカンジの政府擁護発言をしたりしてたりもするが、この件に関してはマスメディアが珍しく、政府批判をやっている。参議院選挙が近いから自民党は火消しになりふりかまっていないし、アベシンゾーは「不明になっている年金記録は1年以内に全て照合する」と公言しているが、消えた5000万件の年金記録を全て照合するには、5000万÷365=136,986.3。つまり、年中無休で毎日13万7千件の記録を照合しなければならない。公務員は土日祝プラス夏季及び年末年始は仕事をしない上に、法定の有給休暇は完全に消化するから、実質は年間210日くらいしか仕事しないので、5000万÷210=238,095.23。つまり、毎日約24万件の記録照合をしないと、アベシンゾーが公言した一年以内での全ての記録照合は不可能だと言う事になる。社会保険庁には臨時職員も含めると2万8千人超の職員がいるが、通常業務をほったらかしにして年金記録照合だけさせるなんて事は出来ないし、もし本当に一年以内に5000万件の記録照合が出来たとしたら、社会保険庁はとんでもない数の余剰人員を抱えていると言う事になる。僕達の税金がそんな奴等の為に使われていたのか?と思うととても腹立たしいのだけれど、それをさせてきた政治家達を選んだのは僕達国民なので、年金問題に関して「それは国民が悪い」とノタマッたみのもんたの言い分も、あながち間違いとも言い難い。

 

 

な~んて、『きっこのブログ』並みのめちゃ長い前文を書いてみたんだけど、ここ数日、テレビも雑誌も新聞も、この年金問題の事ばっかりだ。
自民党・公明党とマスメディアってべったりと癒着してるから、フツーなら政府にとって都合の悪い事って一切報道しないんだけど、この件に関しては珍しく政府批判的な立場に立っての報道がなされていて、政権維持しか頭に無いアベシンゾーは少しアタマを使えばそれが嘘だって誰にでも判るような嘘を平気でのたまってる(だけど”強者大好き!”な多数派日本人は騙される)し、選挙近いから自民党は火消しに躍起になってるんだけど、あとからあとから次々とボロが出てくる年金問題、消えた年金問題の責任者たる歴代の社会保険庁長官は退官後も公益法人や特殊法人への天下りを繰り返して、その度に高額の退職金を受け取り、その退職金は社保庁からの分だけではなく天下り先の公益法人からの退職金も僕等の払った税金から出ていたとか、年金保険の運用が社会保険庁職員の福利厚生としてのゴルフ練習代とかミュージカルチケット代に消えていたりとか、年金問題さえ起こらなかったらマスメディアが取り上げることなんか絶対に有り得なかったような社保庁と社保庁職員の醜態が、改めて浮き彫りにされている。

 

社会保険庁だけに限らず、全てのキャリア官僚が退官後は天下りで僕等の様な一般庶民には想像も出来ないような高額の退職金を受け取ったり、その天下り先でも信じられないくらいの単純で軽度で短時間な労働で、月給70万円とか受け取ってたり(しかもそれの出所は僕等の払った税金や年金だ)するのは、中学生の頃から継続的に政治をウォッチしてきた僕にとって、今更珍しい事でもなんでもないし、それが許せないからずっと選挙では自民党が最も嫌がる政党と候補に投票し続けてきた僕からすれば、殆どの一般国民は選挙に行かなかったり行っても自民党・公明党に投票してきたんだから、役人や自民党がそうやって僕等の財布からくすねた金をポケットに突っ込んでるのを、国民はそれでいい。と言ってるんだと思っていた。

それがここに来て突然、
「年金記録が消えてる!オイラやアンタの年金が減らされたりもらえなかったりするよ!!」
なんて大騒ぎしてるワケで、いつもなら問題が大きくなる前に、沖縄の基地移転問題みたいに問題の核心を政府がもみ消してしまって、テレビしか見ない国民は永久に気付けないようにしてしまうのに、何故、参議院選挙前なんて言うデリケートな時期に、自民党にとって致命傷になりかねないような政治問題が出てきたのか、僕にとってそれは小さな疑問だった。

僕は恐らく、この国を影で操るエスタブリッシュメント達がアベシンゾーを見限ったんだろうとか、自衛隊が反政府的な発言をしている個人や団体をこっそりと監視していた問題を隠す為だとか深読みしてたんだけど、一昨日は仕事がお休みだったので平日昼からぼんやりとニュースみてたら、「ん?」って思うような事をNHKニュースで言っていた。

自民党とか政府関係者からの談話で、今回の年金記録消失問題のような事が起きない様にする為に、アメリカのソーシャルセキュリティーのような社会保障番号制の導入を検討する。何て言ってるのだ。

2002年に導入された11桁の住民票コードで、国民全員に背番号を付けて全ての国民を一括管理・監視している政府だが、住民票コードで出来る国民監視には物凄い制限がある。一言で言っちゃえば、住民票コードなんか住民票を取る時くらいしか使わないから、監視しようにもマトモな監視が出来ないのだ。

しかし、社会保障番号はそうじゃない。

例えばアメリカの場合、就職にも進学にも、恐らく人生のあらゆる場面で、社会保障番号が必要になる。
人は生きていく為には働いて収入を得なければならないし、収入があれば税金と年金を払う義務が生じる。

そいつが、いつ、どこで、何をしていて、どれくらい稼いでいるのか、社会保障番号制度を導入すれば実に簡単に照会出来てしまうのだ。

 

政府と自民党が狙っているのは、国民の完全な監視と管理だ。彼等にとって、国民なんてものは将棋の駒に過ぎない。駒が勝手に動いたり、棋士の意思に逆らったりしたら都合が悪い。政府自民党にとって一般庶民なんて物は、黙ってお上に従って税金さえ払っていればそれでいいのだ。

恐らく、次の参議院選挙で自民党は負けるだろうが、(もし過半数を占めたとしたら、それは日本人はブッシュを再選させたアメリカ人よりもバカだったと言う事を世界中に証明する事になる)その負け方が余程酷いもので無い限り、今回の年金問題を口実に使って、社会保障番号制度が日本でも導入されるだろう。

そして、この国は庶民にとってますます生き辛い、息苦しくて堅苦しい国になる。70年代生まれの僕達が謳歌した自由な社会が、遠い昔の物語になる。

 

 

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社会保険庁職員の天下り先を調べ、彼らがどれくらいの年収を確保しているのか調べる必 [続きを読む]

受信: 2007.06.24 15:05

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