« どうでもいいこと | トップページ | 年金問題の影に隠れて »

2007.08.05

リハビリ打ち切り -あなたの選んだ政治家達が決めた事-

職場で新聞委員になっているオイラだけど、いつの間にか、院内新聞で連載コラムを担当するようになっていた。で、そうやって書いたコラムが院内新聞の夏号に掲載されたので、ちょっとこっちにも載せてみる事にした。

 
 
リハビリ打ち切り 
-あなたの選んだ政治家達が決めた事-

『今は何とか歩けているが、リハビリをやめたら足の筋肉が固まってついには寝たきりになるかもしれない。そんな人に対しても医療期間に上限を設けて「リハビリ打ち切り」を決めたのが、国による四月の診療報酬改定だった。
脳卒中の後遺症の場合なら上限は百八十日。既に十月から打ち切りが始まっている。放り出された患者は深刻だ。』

(中国新聞、平成18年11月の社説より)

実問題として、「弛緩性マヒ」にはリハビリ効果が薄いのは事実なのだが、リハビリを止めた途端に筋肉が縮み固まり始める「痙性マヒ」は、「リハビリ打ち切り」がそのまま、患者達の生きる事への希望の火を吹き消す事に直結する。

「社会保障に回す予算があるのなら、その分を法人税減税の財源に回せ!」と主張する、キヤノン御手洗会長率いる日本経団連を支持基盤とする自民党政権は、回復の見込みが薄い患者達と一緒に、放っておけばさらに悪化する患者達をも冷酷に切り捨てた。
現場の医師達は、「悪くなるのが判っている患者達を見放せない」と言う良心と、「保険適用の無い医療は経営的に難しい」と言う現実で板挟みになっている。

小泉前総理と、その後を引き継いだ安倍総理は、重度障害者や回復の見込みが薄い慢性病患者、老人や貧乏人を切り捨てるのは仕方が無い。との政策に、世論の合意を得たかのように振舞うが、実際に切り捨てられる弱者と、その弱者を支える立場の我々からしてみれば、彼等の主張は到底受け入れられない。

しかし、この国は少数の支配者階層による独裁国家ではない。

彼等は民主的な選挙を経て、”国民から正当に選ばれた政治家達"なのだ。投票棄権は当選者支持と同義になるので、選挙に行かなかった人達と、自民党と公明党に投票した人達は、彼等を支持している事になるのだ。

選挙に行かなかった多数派と、自民党・公明党を支持した富裕層には、切り捨てられる側の立場を思いやる共感力も、自分がその立場になった時の事を考える想像力も欠損しているが、この国はそんな恥かしい人が多数派を占める国だ。そして僕等のような少数派は、その多数派に従わなければならない。

僕はこの「民主共和制」と言う政治システムが、時々ほんとうに嫌になる。
最後に、多田富雄東大名誉教授の言葉を引用して、今回のコラムを締めくくる。

『リハビリは単なる機能回復訓練ではない。社会復帰を含めた人間の尊厳の回復である』

自民党政権によって私達一般大衆は、人間としての尊厳回復の機会を奪われる事となった。

 

ってコラムを書いて、院内に置いたり地域住民に配送したりしてる紙面に掲載された訳なんですけど、書いたのは4月辺りで、(読んだ人が、反自民になること)を意識して書いてるから、思いっきり安倍政権・自民党政権批判になってますね。(^^ゞ


冬号でもまた書く事になるのかな?
来週の新聞委員定例会で聞いとかなきゃ。

 

 

一日一回の応援クリックお願いします。
人気ブログランキング

ブログランキングもだけど、ワンクリック募金もクリックしてね♪


ついでにこっちにも投票していってね。

|

« どうでもいいこと | トップページ | 年金問題の影に隠れて »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/8531/15996983

この記事へのトラックバック一覧です: リハビリ打ち切り -あなたの選んだ政治家達が決めた事-:

» リハビリ・レクリエーション [福祉・介護用品激安通販王]
【リハビリテーション】リハビリテーション(rehabilitation、リハ)とは、障害を持った人が生活していく手段を得るためのアプローチの総体を指す。アプローチの手段のひとつでしかない「治療体操や運動療法」自体が「リハビリテーション」と同義で呼ばれることがあるが、前...... [続きを読む]

受信: 2007.08.22 20:52

« どうでもいいこと | トップページ | 年金問題の影に隠れて »