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2007.08.07

安倍晋三は利用された?

初めてこのWeb mizzie's cafeに来た人は思うだろう。
「安倍総理が利用されたって!?一体誰に?」
そしてmizzie's cafeの常連さん達はこう思うだろう。
「ポリレフ(Ploticaliy left:政治的に左寄り)の
mizzieが、何で安倍の擁護なんかしてんだよ?」って。

 

でも、安倍晋三が小泉前総理の後継総裁候補として浮上してから、様々な法案を数に任せて強行採決してきて、そして参院選直前に様々な問題が浮上して参院選で歴史的大敗北を喫しながら、それでも政権にしがみついて醜態をさらしている現状を、クロノジカル(年代順に、時系列的に)に見ていると、そう考えると合理的に説明が出来るのだ。


まず最初に、安倍晋三が総裁就任後にやってきた事を総括してみよう。

教育基本法を変えて、子供達が国家の為に滅私奉公するような教育を強制し、国が教育に直接介入出来るようになった。
イラク特措法が延長されて(2003年の施行時には、2004年12月14日までの時限立法だったはずなのに)、僕等の払った税金が、イラクで略奪・殺戮・強姦を繰り広げるアメリカ軍の為に使われている。
国民投票法案を野党の反対を押し切って強行採決し、投票率が5割以下でも過半数の賛成があれば、憲法改正が出来るようになった。
在日米軍再編に関する法案を強行採決し、国民に充分な説明もないまま、アメリカ軍の為に僕等が払った税金を3兆円も使う事を勝手に決めた。
昨日の記事でも書いた、社会保険庁改革法案も強行採決させて、
年金を払えない者から医療保険を取り上げる事を決めた。
「天下り推進法案」と言われる悪名高き「改正国家公務員法」を、野党の反対を押し切って強行採決した。

実際にやった事は上に挙げた物の他にもいくつもあるが、それ以外にも、やろうとしている事、これからやるものとしては、

この国を超管理社会にする為の、
共謀罪法案。
大企業の利益を最大化する為の、
残業代ゼロ法案。
広く・薄く、国民からさらに搾り取る為の、
消費税増税案。
僕の様な反政府的な事を書く市民を取り締まる為の、
ネット言論規制法案。
そして、この国をアメリカと一緒に戦争させる為の、
憲法改正法案。

この中の幾つかは、安倍総理がこのまま辞めなければ強行採決されるだろうし、今やらなくても、自民党・公明党、そして奴等の後ろで糸を引くアメリカ合衆国がそれをやりたがっているのは明白だ。

で、最初の問題に立ち返るが、安倍は就任してから一貫して、それらに繋がる法案を強行採決させたり、議題に乗せたりして国民の反応を見たりしながらやってきた。
そして、それらの急速に右傾化する流れに国民からの反発が出てきて、それらがうねりになり始め、そして閣僚内部から問題が噴出し、トドメに年金問題が表面化・社会問題化されたりして、参院選で歴史的敗北を喫する事となり政治的には死に体となった。

結論から先に言おう。
安倍晋三は、この国を右傾化させたい連中と、自分達の利益を最大化させたい企業家連合、そしてアメリカ合衆国に利用されたのだ。

自民族中心主義の右翼、
新自由主義の資本家、
アメリカ企業連合、

日本を右傾化させて改憲し、超管理社会を作ると言う点で、上の三者の利益が一致した。だから三者共同で、日本国民の反応を確認する為の探信波として、自分達にとって制御しやすい政治家が探された。
右寄りで懐古主義的、軍事偏重な思想を持ち、適度に頭が悪くて、クリティカル・シンキングスキルが低く、いてもいなくなっても自分達にとって対して影響の無い、しかしそれなりに力のある自民党議員が。

そして、安倍晋三に白羽の矢が立った。

安倍晋三の総裁就任直後、この国の右翼主義的な人々はその政策を歓迎した。経団連も、全面的支援を表明した。アメリカは、就任直後に「中国と仲直りするように」って注文を付け、後は自分達に従う事だけを求めた。
アメリカでブッシュがそうだった様に、周りにかつがれてなんだかよくわかんない内に国家元首に祭り上げられた安倍晋三は、自分が国家元首であると言う事実に「うひゃっほう♪」って浮かれて、問題発言をしてしまったりもしていたが、概ね、自分を首相にしてくれた勢力にとって、都合のいい政策を取り続けていた。国民の福祉なんかおかまいなしに。

就任直後は、その容貌とメディアによって作り出されたイメージによって、保守や中道の人達からは好意的に迎えられた安部総理だが、時が経つにつれ、僕のようなポリレフな人々から問題点を突かれまくって、さらに、叩けば埃がいくらでも出てくる『お友達内閣』、黒い噂が耐えない『ドス黒い支持団体』からは次々と問題が噴出し、そして国民全体の福祉には全く一致しない法案が次々と強行採決されていく現状に、最初は中道的な無党派層が、そして最後には保守派の一部まで、安倍政権に疑問符を突きつけ離れて行くようになった。

日本の右傾化に、
国家予算と法律を利用した企業利益の最大化に、
アメリカ企業の利益最大化に、

まだ時期尚早と見た連中は、安倍総理を見放して安倍晋三を自分達の利益最大化作戦への捨て石にする事を決定したようで、それまで安倍擁護だったメディアはこぞって安倍内閣攻撃に回り、アメリカは安倍内閣を飛び越えて外交や国際政策を行うようになり、そして安倍内閣内部からは、この国の中枢に居座る保守主義者やアメリカが抑えていたら、絶対に表面化しなかったんじゃないか?って思える問題が次々と表面化した。

そうだ。安倍晋三は切り捨てられたのだ。

アタマの悪い安倍総理は、自分が切り捨てられた事実に気付く事も無いまま、死に体となった政権で国民にとっての悪法、先に挙げた三者にとっての利益誘導となる法案を幾つか強行採決して、自民党にトドメを指して自爆するかもしれないが、それは安倍を利用した勢力にとっては副産物のようなもので、彼等にとってのゴールに向けて布石を打って、その道筋を付けた時点で、これ以上の進展は自滅に繋がると早々に判断し、そして奴等は捨て駒はとっとと切り捨てて一時的に隠れる事に決めたのだ。

安倍晋三が自民党を道連れに自滅したとしても、右派を中心とした民主党にも既に手を回しているあいつら(安倍晋三と、民主党前党首の前原誠司、ヒル国務次官補(だったと思う)は、安倍政権誕生直後、東京で秘密会合を開いていた事が、一部で報道されていた)は、自民党から民主党に乗り換えるだけで、その狙いを変えたり諦めたりする事はまず有り得ない。

日本の右傾化と、アメリカの植民地化を阻止する為には、本当に国民の・僕等のような庶民の事を考えている連中を国政に送り出さなければならない。もし僕にその力と資本があれば、僕自身があのスズメバチの巣に乗り込んでやりたい所なのだが、搾取される賃労働者として、介護職員として働く一市民でしかない僕には残念ながら、その力は無い。

となると、自分が信託するに足る、政治家・政党を探さなければならないのだが、さて、そんな政党はあるのか?

護憲派で、医療・福祉重視の政策を掲げ、グローバリズムと新自由主義に反対し、儲けている企業には儲けに応じた負担を求め、代わりに低所得者優遇の税制を敷く事を主張し、市場主義に任せていたら資本が行き渡らないような所に、国策として富の再分配をする事を政策に掲げている政党。

 

あったぞ!

 

日本共産党だ。

もちろん、共産党にだって幾つかの問題点はあるが、彼等の意見を全面的に受け入れる事はポリレフの僕にだって出来ないが、今のこの国の政党で、最もマシな主義・主張・マニフェストを掲げている政党は日本共産党なのだ。

 

先の参院選、僕等は自民党に「No!」を突きつける為、自民党に最も勝てそうな候補に信託を付与した。
次は、自分達の利益を代弁してくれる政党に、支持を表明する時だ。

マイナス3とマイナス4(小沢と安倍)の選択の影で埋没してしまったプラス2とプラス3(福島みずほと志井和夫)に、僕達は信託を付与するべきだ。

 

参照記事
「らんきーブログ」

 

 

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