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2007.09.22

読ませたい本

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自分が被害者の時は大騒ぎするクセに、加害者だった時は『見ざる・言わざる・聞かざる&見せざる・言わせざる・聞かせざる』なんて言う、恥かしい人達が多数派を占める恥かしい国日本では、毎年、数十万匹の犬や猫が小動物管理センターで殺処分されている。

この本には、そうやって殺されていった犬や猫達の写真がそれはもう、沢山収められているんだけど、その、真っ直ぐで純粋な澄んだ瞳は、自分達がもうすぐ炭酸ガスで窒息死させられる事を達観したかのようなその瞳は、僕等に自分達の罪を深く・強く意識させる強い強い力を持っている。

ペットブームに乗ってどこかの誰かに飼われる事になって、でも新しいモノ好きで飽きっぽい成金ニッポン人(注:ここでの”成金”は、象徴としての言葉です)に、「もう飼えないから引き取って。」と言われて持ち込まれたり、ペットショップで売れ残った血統書付きだったり、迷子になったまま飼い主が探してさえくれないまま野良になって捕獲されたり、野良として生まれて、その口だけでなく心にさえも、一度として暖かいものを与えられないまま衛生上の理由等で捕獲されてしまったりした犬や猫達の写真が、この本には多数収められている。

最愛の飼い主から、「もう家では飼えないので引き取って下さい。」と言われて小動物管理センターにやってくる、最愛の飼い主から見捨てられたこの子達は、奇跡的に里親が見つかる例もあるんだけど、その殆どが一週間後に炭酸ガスで殺処分されていく。致死性の高いガスではなく炭酸ガスを使うのはコストが安いからで、炭酸ガスで窒息死ささられる犬や猫達は、酸素供給を絶たれた脳細胞がその活動を停止するその瞬間まで、のたうち、苦しみ、涙を流しもがきながら死んで行く。そして死んだ子犬や仔猫達は、まるでボロ布みたいに麻袋に入れられて、焼却場で灰にされる。

小動物管理センターに、「もう飼えなくなったので引き取って下さい。」と言って犬や猫を連れてくる成金ニッポン人達に僕は言いたい。

「最後のその日、この子達がいる部屋にガスを送り込むそのボタン、あなたにそれが押せますか?」

って。

 

正常な、人間らしい心を持っていれば、この本を涙無しで読む事はとても難しいと思う。だけど、

ここに収められている情報は、この国に生きる者として知っておかなければならない種類の情報だ。僕はサンフランシスコで暮らしていた頃、3年も暮らしてたのに一度として野良犬も野良猫も見た事が無かったんだけど、サンフランシスコにはそう言ったペット達をかくまうシェルターがあって、飼えなくなった犬猫達はそこで里親が見つかるのを待ちながら残りの一生を過ごすんだそうだ。

”商品”として生産され、”商品”として消費され、”商品”として生きたまま廃棄されたこの子達は、本の中で、その澄んだ聡明な瞳で僕等に語り掛ける。「僕は炭酸ガスで窒息死させられる為に生まれてきたの?」って。

とても、とてもとても、とてもとてもとても読む人に考えさせる本なんだけど、読者達の声はもう彼等には決して届かない。

 

この本に収められた犬や猫達は既に、全てガス室でその命の灯火を吹き消されている。
彼等はもうこの世にはいない。

ごめんね。

本当にごめん。

僕がお父さんになったら、君達の本を僕の子供にもきっと見せるよ。
約束する。

 

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コメント

はじめまして。
この本はうちの犬2匹と行った伊豆のペンションの談話室にも置いてありました。

動物に息もさせない国、日本。
捨てられた仔達には謝っても謝りきれないです。
そして動物を捨てる大バカ者が(者ではないですね、物です)たくさん住んでいる美しくない国、日本。
恥ずかしいです。
トラックバックさせていただきました。よろしくお願いいたします。

投稿: こぶママ | 2007.10.04 17:05

こぶママさん>
こぶママさんのブログで、この記事の事を取り上げてくださって、本当にどうもありがとう御座います。

僕も、あなたも、そして僕の記事とあなたの記事に共感してくれた全ての人達は、この国がちっとも美しくなんか無い、卑しくて恥かしい国だって事を知っているんだけれど、

僕等が最もその情報を伝えなければならない多数派日本人は、テレビはバラエティーか昼ドラかワイドショーしか見ないし、紙媒体はマンガ雑誌かゴシップ紙かスポーツ新聞しか読まないし、ジャパンメールマガジンも田中宇の国際ニュース解説もNHK教育も絶対に目にしない人達で構成されていて、僕等はそんな人達を相手に自分達のメッセージを伝えなければならないのかと思うと、時々絶望的な無力感に襲われる事があります。


でも、僕はまだ諦めていませんよ。

投稿: mizzie | 2007.10.04 21:54

@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
10/4に本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
気づきのあるブログをありがとうございます。
多くの方に大切なことに気づいていただきたいと思い、本記事をピックアップさせていただきました。
今後も@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。

        @nifty「旬の話題ブログ」スタッフ

投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007.10.05 09:24

> 僕等はそんな人達を相手に自分達のメッセージを伝えなければならないのかと思うと、時々絶望的な無力感に襲われる事があります。

まったく同感です。昨今の日本人のモラルの低下も加わって、絶望感にも拍車がかかります。
さらに、こういう弱くて人間の庇護の下でしか生きられない動物達に被害が及ぶのは、到底耐えられません。
本当になんとかならないものなのでしょうか。
でも、mizzieさんの「まだ諦めていません」のメッセージは本当に心強いですし、mizzieさんのような方もいるのだとわかっただけでもきのうの収穫でした。
TOP面で取り上げてくださった「旬の話題ブログ」スタッフの方にも感謝です。

投稿: こぶママ | 2007.10.05 18:31

「旬の話題ブログ」スタッフ様>
貴コーナーにて当方の記事を取り上げて頂き、誠に有難う御座いました。お陰さまでアクセス数が掲載日は普段の3倍以上に跳ね上がり、ブックマーク登録して下さった方もそれなりの数おられたようです。
今後も、誰にでも判る言葉で、やり方で、情報を発信していきたいと思っていますので、また機会が御座いましたら、取り上げていただきたく宜しくお願いします。

こぶママ さま>
時々は絶望感に襲われますが、また無力感に囚われますが、僕は元気です!
誰にでも判る言葉で、やり方で、自分達が伝えなければ、知らせなければならない情報をプライドを持って発信していきたいと思ってます。
ええ、僕はまだ諦めてなんかいません。あの子達の哀しみと無念も背負っているから。

投稿: mizzie | 2007.10.06 00:44

ありがとうございます。
これからも応援しています!

    @nifty「旬の話題ブログ」スタッフ

投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007.10.11 15:15

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今朝、「スッタメ」(日本テレビのワイドショー)をご覧になった方もいらっしゃるでし [続きを読む]

受信: 2007.10.04 16:57

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