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2007.09.03

日本のこれから

経済面、軍事面、政治面、僕はアメリカのこれらの動きについて、いつも・かなり注目して見ている。メディアを通して判るこれらの事柄について、アメリカの動きを見ているだけでも、かなりの事が推測出来るし、それは日常生活において、殆ど実践的に役立つ事は無いんだけれど、でも僕の知的好奇心を刺激し、満たしてくれるこれらの事柄についてのアメリカ政府の動きには、かなり注目している。

これはブッシュ政権になって・ラムズフェルドが国防長官になってから顕著になった動きなのだが、今、アメリカ軍は再編成の真っ只中にある。世界中に大規模に展開していた駐留軍を削減し、幾つかの軍事拠点となる基地に少数精鋭の部隊を常駐させて、何かあった場合は迅速にその基地からオスブレイの様な高速巡航の出来る大型輸送機等で、前線に精鋭部隊を展開させ、あっという間に敵を殲滅して撤兵する。と言う軍隊に変わろうとしている。

この、米軍のトランスフォーメーション計画では、太平洋軍は司令部がハワイに、部隊の基地はグアムに置かれる事になるらしい。

この米軍の変化は、もうアメリカには大規模兵力を世界中に展開させておくような国力が無くなっているのと、兵器のハイテク化を進める事で軍需産業を儲けさせようという動きと、国家対国家の戦争が起こり難くなって大規模部隊が必要無くなった事と、これからアメリカ軍が相手にする事になるであろうテロリストやテロ支援国家に対する場合、少数精鋭の機動的な部隊の方が合っている。と言うのがあるのだと思う。実際、前線に大規模部隊を置く必要が減じたので、在韓米軍は長期的には撤退するらしいし、太平洋軍司令部があった横田基地の司令部機能はハワイ基地に全て移管されている。米軍の報道では、三沢と横田は今後は訓練用に特化させた基地になるらしい。

日本に駐留している在日米軍も、長期的には日本から引き上げる事になるのだが、この事を、一体どれだけの日本人が認識しているのだろうか?
冷戦時代のように、「これからも、日米安保条約に基づき、米軍は日本を守ってくれる」と呑気に考えていると、気が付いた頃には日本はアメリカ軍と言う後ろ盾を失って、アジアで孤立する事になり兼ねないので、今後の外交戦略として、日本はアメリカに依存出来なくなる日が来る。と言う事を念頭に置いておく必要があると思う。

米軍トランスフォーメーションに関しては、これを注視している人間は、その思想が右よりか左よりかで大きく異なっている。

右寄りの人間は、「米軍がいなくなるんだから、日本も自分の事は自分で守らなければならないんだ。憲法を変えて再軍備して、すぐ隣に中国。北朝鮮と言う核保有国があるんだから、日本も再軍備から核武装まで視野に入れるべきだ。」と主張し、左寄りの人間は、「米軍にとって必要でなくなる横田や三沢基地は返還してもらって当然だ。沖縄の基地だって返してもらわなければならない。国防に関してはアメリカ軍がいなくなるんだから他のアジア諸国とも仲良くしていかなければならない。」等と言っている。

僕はポリレフだから、この国を再軍備させて核武装させるなんてのは絶対反対なんだけど、日本の核武装についてはアメリカも反対している。原発だらけの日本は、その気になれば数百発は作れてしなうってくらいのプルトニウムを保有し、世界最高水準の高度な工業技術力を持っているので、作ろうと思えばいつでも、大した苦労も無しに核爆弾を作る事が出来るだろう。だから、IAEA(国際原子力機関)の査察団が使う年間予算、その最も使われている国は日本なのだ。僕等は自分達が核を落とされて酷い目にあった唯一の国だから、ほぼ全ての国民に核アレルギーがあって、それゆえに核を持つ事は無かったんだけれど、その気になればいつでも、すぐに核保有国になれるだけの材料と技術があるのだ。そしてその技術大国である日本が核保有国になる事を、アメリカは恐れてもいる。だから安保条約の下で日本をアメリカの核の傘に入れてあげる事で、日本が核保有しなくてもいいような体制を作って、さらに日本中に基地を置いて日本を監視してきたのだ。

でも、アメリカはもうアジアから兵力を引き上げようとしているし、火種だらけの極東アジア、自国の権益を守る為に強力な武器を持つ事は、それはとても筋の通ったやり方に思える。

しかし、ここに軍産複合体の仕組んだ罠がある。

あいつらが望むのは只一つ、自分達の利益が最大化される事だ。要するに、自分達の作る破壊武器が売れさえすれば、儲けられたらそれでいいのだ。

どんなに強力な武器も、10年もすればそれを無力化させるような新技術が発明されて、武器としては使い物にならなくなる。武器の歴史なんてそれの繰り返しだ。実際の戦闘で使用されなくなって、新型兵器は毎年出てくるし、それに対抗する為に、新たにもっと強力な兵器を開発して配備する。軍隊なんてそれを永久に繰り返し続けているようなものだ。

アームズ・レースに終わりは無い。一旦その土俵に乗ってしまえば、ソビエトみたいに国家が崩壊するか、アメリカみたいに供給源の欲望を満たす為に需要をおこさせ(つまり戦争を始める)続けないといけなくなる。破壊される事を前提にした船や車や飛行機を作り続ける、不毛な経済活動に国力の大部分を割かなければならなくなる。

これまで60数年間ずっと、そんな不毛な経済活動からは一歩も二歩も離れた所にいられたのに、今更その不毛なレースに参加するのはバカげている。

 

アメリカ軍が日本から引き上げたら、日本の、特に沖縄の基地を返してもらって、それまでアメリカ軍の為に払っていた税金をアジアの為に使って、例えばアジア各国の優秀だけど経済的に恵まれない学生達に贈与型の奨学金(日本の貸与型奨学金は、奨学金とは呼べない)を出して日本に留学させて、日本で高度な技術と知識を学ばせて、さらに卒業後は”日本好きな優秀な人材”として出身国へと送り返せば、それは強力な軍隊で周辺諸国を威圧するよりも、遥かに低コストで平和的な国益確保・増大に繋がると思うのだがどうだろうか?
共産国のキューバがラテンアメリカ医科大学でやった様に、貧しい家庭に育った、自力での学費捻出がほぼ不可能な若くて優秀な学生に、学費と生活費の全額プラス、月2万円くらいの自由に使えるお金を支給して、周りの皆でその留学生を歓待しまくって、「日本ダイスキ!」な優秀な若い人材を大量に育成して祖国に送り返すのだ。
日本で最新の技術と知識を学んで祖国に帰る彼等・彼女等の中のそれなりの数が、祖国の中心的なメンバーとなって国の運営に関わる様になるだろう。(そうなりそうな人材を選抜して奨学金支給をするのだ)

日本ダイスキ!となった日本シンパの留学生が国家の中枢に入っていくそれらの国では、日本を武力攻撃しよう。と言う動きが起きそうになった時、その日本シンパの元・留学生達が、有機的に機能してくれるだろう。

銃と剣だけで周囲を威圧して国益を保護しようとするやり方は、20世紀で終わりにするべきだと僕は思う。

 

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受信: 2007.09.03 20:50

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