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2007.10.09

ブロガーの力でメディアを変えよう

僕が子供の頃は、この国にはインターネットなんか無くて、情報源はテレビとラジオと新聞と雑誌くらい。コミュニケーション手段も電話か手紙、メールはもちろん携帯すらなかったから、情報の伝達と拡散には物凄く時間が掛かったし、権力者の皆さん(経団連と自民党の事だ)が、自分達にとって不都合な事実をもみ消したり、自分達に都合のいい方向に国家・国民を誘導するのは、とても簡単だった。

テレビもラジオも新聞も雑誌も、『報道の自由』なんて聞こえのイイ建前を掲げて、僕達の側に立っている。と人々は思っているけれど、それは実は単なる共同幻想に過ぎなくて、メディアの許認可権限を握っているのは政府で、自分達にとって不都合な情報を発信しようとするメディアはそれを使って脅しを掛けて、それを握り潰す事が簡単に出来る。これは世界中どこでもそうなんだけど、マスメディアは政府が『報道してもいい』とした情報しか報道が出来ない。

その現実に抗い、横槍や妨害や圧力を巧みにすり抜けながら、真実を伝えようとするジャーナリストも少数とはいえいるにはいるんだけれど、いつの間にかこの国のメディアはお上に擦り寄っていってて、広告主に擦り寄っていって、大衆が本当に知らなければならない事を伝えるのを放棄している。

そこに、政府の・為政者の・権力者の規制が全く掛からない、インターネットと言うメディアが現れ、そして一気に普及した。そこでは人々は自由に発言し、発信し、同時に全くフィルターの掛かっていない生の情報にいつでもアクセス出来るようになった。この世界で最も信頼出来る”口コミ情報”に、いつでも世界中からアクセス出来る時代がやってきたのだ。
最初は、発信者もごく少数の限られた人達だけで、またその情報も信頼に足るものは少なくて、同時に全く信頼出来ないガセネタとかウソ情報なんかも混ざっていたりして、玉石混交だけど殆どが石。って感じだったんだけど、パソコンとネットがどんどん普及して、そしてブログなんてものまで普及して、ネットにアクセスする人達の中のかなりの数の人達が、情報の発信者となる時代がやってきた。

フィルターの掛かっていない真実を発信する人が少数だった頃は、人はそっちよりもマスメディアの方が真実なんだと錯覚してたんだけど、沢山の人が自由に発言するようになって、そして通信技術が発達してその情報が動画・音声付きの”証拠として信頼に足る”情報になってきて、そして同じ事を発言するブロガーが多数出てくるようになって、人々は気付き始めた。

”マスメディアは真実を伝えていない”

って。

マスメディアは事実を自分達に都合のいいように捻じ曲げたり、ウソの情報を流したり、ある事を無いように・無い事をあるように見せ掛けたり、脚色したヤラセ情報を流してたり、自分達が伝えたくない情報をもみ消したりしている。

メディアと関わった事のある人しか知らなかったその現実に、まだごく少数とはいえ、ネットにアクセスしてくる人達が気付き始めた。そしてブログと言うツールを使って、生の情報を自分達の手で発信し始めた。真実をたった一人で発言しても人はそれを信用する事が出来なかっただろうけれど、複数のブロガーが同じ事を色んな場所から同時に発信するようになった。

その結果、マスメディアはその力を急速に失いつつあって、そして自分達がどんなに情報を操作して情報の受け手をコントロールしようとしても、即座に動画・音声付きの真実をネットで複数の発言者から報道されてしまうので、”マスメディアを信じてはいけない”と言う合意が、ネットユーザーの間に形成されつつある。今はまだネットユーザーの間だけの合意だけど、それが共同体全体の合意となるのに、そう時間は掛からないだろう。

大きなニュースはネット上では生の情報が次々と更新されるので、マスメディアはその更新速度に追いつけない。市民それ自体が情報発信者になっている、つまり数百万人のレポーターがそこかしこに配置されているネットと言うメディアを相手にしたら、社員数が多くてのせいぜい一万人いるかいないかのマスメディアではとてもじゃないが歯が立たない。太刀打ち出来ない。しかも相手には為政者や権力者や広告主の事なんか気にせずに自由に発言出来るのだ。為政者や広告主に気を使いながらの報道しか出来ないマスメディアのつまらない情報よりも、制限なしの生の情報の方が面白いのは当然だ。

誰もが注目するような大きな出来事は、ネットでの発言を丹念に拾っていった方が真実に近付けるようになったので、マスメディアは速報以外は無視されるようになってきた。このままネット情報に国家からの規制がかけられる事さえなければ、速報以外は無視されるようになってしまったマスメディアは、ブロガー達には扱えない・近づけない情報を扱うしか、大衆の注目を集められなくなる時代が来るだろう。つまり、これまで無視してきた弱者やマイノリティーに関する事を伝えるしか、マスメディアが伝える事が、大衆が耳を貸してくれる事がなくなる。そして報道がそっちに向かう事は、間違いなく国民の、人類の幸福に繋がるだろう。

ネットと、ブログと、ブロガーは、メディアを変える可能性とポテンシャルを持っている。

 

 

 

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コメント

うーむ、力が湧きました!
Mizzieさんはすごい。
権力者、広告主なんて気にせずに自由に発信できるのは強みですよね。ブログに検閲なんてものはないわけだし…。
私は気持ちは強いですが、mizzieさんのようにそれをうまく表現できる語彙力などには欠けているな。
mizzieさんのように、私達のところまでおりてきてわかりやすく伝えてくれる人がいるというのはすごく大切なことです。

投稿: こぶママ | 2007.10.09 13:41

こぶママさん>
文章っていうのは、書けば書くほど洗練されていきますから、いい文章書こうとか意識せずに、とにかく思った事、日々の疑問や不満を書き続けている事が大切だと思います。
「そんな事やったって無駄さ、無意味さ。」って冷笑するシニシズムを排除し、権力の横暴に対してだらだらと抵抗し続ける”意思ある市民”で居続けましょう!

投稿: mizzie | 2007.10.10 21:27

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