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2007.11.01

使い捨てられる介護職員

夜勤明け後の連休を終えて、出勤してみると病気休暇中だった職員の休暇が延長になっていた。
介護職員になってからヘルニアになってしまい、治療の為に前の職場を退職。回復後にウチへ就職したきた娘だったんだけど、持病となってしまったヘルニアが悪化してしまい、コルセットで痛みを騙し騙ししながrあやってきていたのだけれど、遂に介護職員として壊れてしまった。

マジメな娘で、その仕事振りは丁寧。だけど手の抜けない性格故か、自分の体のキャパシティを超えた仕事量を課せられても愚痴一つ言わず、黙々と仕事をこなす娘だったんだけど、入社して1年も経たないうちに体を壊してしまった。

常にギリギリ。どころか3人で5人分の仕事を抱える。ってくらいに忙しいウチの職場で、病欠が一人でも出ると他の職員の負担が増える。腰痛が悪化して出勤できなくなってしまったこの娘についても、他の職員からはブーイングの嵐だ。さらに、11月から新たに新人が入ってくる事もあって、「もう辞めて欲しいわ。」なんて声も出ているし、解雇は労働基準局への報告を必要とするので恐らく、この娘は次に出勤してきた時には、会社側から辞表を書くように迫られるのでは無いのだろうか?
そして残酷な現実だが、一部の職員を除いた殆どの同僚が、そうなる事を望んでいる。自分達の負担がこれ以上増えるくらいなら、体を壊した職員はとっとと辞めさせてもらいたい。その声が現場の大勢を占めている。

激務と薄給の不満が、その娘を攻撃する事でガス抜きされいるのだが、働かされすぎて体を壊してしまったこの件は、同考えても労働災害以外の何物でも無いと僕は思うんだけど、僕のこの考えは間違っているのだろうか?
働かされすぎて壊れてしまった職員には辞めてもらって、代わりに誰か新しい戦力を補充する。それを現場が望むなんてのはどう考えても間違っているし、醜悪ですらある。職員が体調を崩して仕事がキツくなった。壊れた職員はどんどん使い捨てて、次々と新しい戦力を補充し続ける。自分達の職場をそんな職場にさせているのは一体誰だ?

新しく厚生労働大臣になった桝添には期待してもいたが、薬害肝炎の対応を見ている限りでは、彼も所詮は自民党議員。その政治姿勢が僕等の待遇改善に向かう事は無さそうだ。

酷使され、こき使われ、壊れた所で使い捨てられる。
これが2007年現在の、この国の介護福祉の現実だ。

 

 

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コメント

恐ろしい……。
なんて過酷な現実なんでしょうか。
こういうお話を拝読すると、
真剣に、
「わしは介護業界でやっていけるのか??」
と考え込んでしまいます。
とりあえず、目指しますが、介護福祉士……

“福祉業界にいない介護福祉士”に
なってしまうかも、、、ちょっと自信喪失な昨今。

投稿: ゆらら | 2007.11.03 10:17

ゆららさん>
これは寝たきり重介護の利用者で殆どが占められる医療介護施設の現実であって、特養とか老健とかなら職員の負担がもう少し体力的負担は軽いと思います。実際、僕が実習で訪れた特養では今の僕の職場よりも肉体的負担は遥かに軽かったです。
一般的に見て、利用者の要介護度が下がるほど、介護者の身体的負担は減るようです。

投稿: mizzie | 2007.11.04 19:01

mizzieさんの職場は療養型病床を持った病院ですか?
この状況よくわかります。実は私も訪問看護師、特養の看護師勤務で腰を痛め、ケアマネに転職しました。
特養にいる時は看護に加え介護もやるのできつかったです。
手伝って欲しくても介護職員も最低限の人数で走り回ってるので、声をかけれず、一人で無理を重ねる、とまさにここに書かれてる娘さんのような生活でして~。
職員さんの心情もよくわかります。
ある時、妊娠がわかった職員に向けられた皆の裏の話題は「私、あの子と夜勤組みたくないわ」でした。
今の私の勤務先は在宅訪問介護もやってますが同僚の介護士さんもヘルニアで腰椎ベルトをまき、泣きながら訪問先に行ったりしてます。
ケアマネも体は楽になりましたが、精神的ストレスが多い仕事です。
愚痴コメですいません。お互いがんばりましょう!

投稿: BERANA | 2007.11.12 19:08

BERANAさん>
僕の職場は、医療介護施設とカテゴライズされるようで、介護保険も使える療養病床って考えればわかりやすいと思います。

介護福祉の現場はどこだって、悲惨で過酷みたいですね。ホント、「知れば知るほど腹が立つ」って、この国の介護保険制度の事ですよね。
現実派悲惨で残酷で醜悪だけど、めげずにお互い頑張りましょう!!

投稿: mizzie | 2007.11.14 21:22

私の職場は特養で激務だし、やっぱり体を壊したり、ヘルニアで動けなくなる職員もいますよ。現に私もこの仕事について10年になりますが、ヘルニアは慢性化してるし、痛み止めの薬が強くて副作用で体調不良もザラです。
でも、主の職場と違うのは、同僚が皆優しい事かな。勿論、その場での不満はあります。でも、体を壊した職員への気遣いは忘れません。当たり前では当たり前ではありますが、当人の前では嫌な顔はしないし、嫌みを言うこともありません。それは、この激務をこなしてる限り、どの職員でも体を壊す可能性が高いからです。体を壊して療養休暇を使って迷惑が掛かったとしても、仲間がフォローしてくれるという安心感がある為他の職場を探そうと思わないかな。勿論、体を壊さないように自分でも気を付けています。
お給料に関しても、少しずつではありますが、あげてくれていたりと会社側の心遣いも有り難く、今の職場を選んで良かったなぁと思っています。
体は痛いけど、やっぱりお年寄りの笑顔を見ちゃうと止められないんですよね~苦笑

投稿: 榊 | 2015.05.23 10:00

>榊さん
返事が遅くなって本当に申し訳御座いません。
さて、榊さんの職場はとても雰囲気のいい職場のようで、それはとても佳い事だと思います。このエントリーを書いた頃と現在を比較すると、平成27年時点での介護業界全体の人材不足は深刻ですので、職員の待遇改善と職場の雰囲気を向上させる事が、人材確保の為にも雇用主や管理職者にとって必須となってきていると思われ、それは労働問題。という観点から見た場合、とてもいい傾向だと思います。今後は、それが標準となって行くといいですね。

投稿: mizzie | 2015.06.02 23:53

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