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2007.11.26

『支持政党なし』でイイじゃないか。

僕は政治的には左寄りで、現時点での支持政党は共産党だけど、その時の状況に応じて投票する候補や政党をフレキシブルに変化させるから、限りなく無党派に近い、共産党支持者だと思う。

今僕が共産党を支持しているのも、現状では一番マシな政党が共産党だから、というだけであって、僕は共産党員でもなければ労組に入っていたりするわけでもない。単なる一有権者に過ぎない。
2007年11月時点での僕の政治的姿勢は、「僕のような年収250万以下の下流市民にとって、最もマシなマニフェストを掲げている政党・候補を支持する。」だ。

でも、政治家でない一般の市民の政治姿勢としては、それが一番いいイイのだと僕は思う。

政治ってはの基本的に、色んな階層・地域・職業の代表者が集まって、意見の擦り合わせをする事であって、例えば所得で分けるなら、富裕層、中間層、貧困層が、お互いの意見を主張しあいながら妥協点を探し出していく作業の事を指すはずだ。だからこっちだって、それが全体の利益に一致するのなら、そして自分達だけに痛みが押し付けられるのでさえなければ、多少の犠牲や痛みを受け入れる用意はある。
だけど、今の日本の政治は各層の代表者が意見のすり合わせをする事なんか皆無で、投票率50%の選挙で過半数を得た、つまり26%の国民から支持を得た自民党が、自分達の支持基盤の為だけの、つまり26%の国民だけの為の政治を行っている。だから僕は反自民の旗を掲げ続けている。
自民党は、富裕層と大企業だけの代表であって決して全国民の代表ではない。同様に公明党は池田大作の代弁者であって、全国民の代表者ではない。

それで、反自民の旗を掲げた僕は、選挙では最も自民党・公明党に勝てそうな候補に、比例区では低所得者層寄りのマニフェストを掲げる共産党に投票するんだけど、もし今、日本の全国民が「自分にとって最も心地良いマニフェストを掲げる政党」にキチンと投票に行くようになったら、この国の政治はもっともっと良くなるのに。って時々思う。

僕は今、選挙区では自民党に最も勝てそうな候補(それは主に民主党候補だ)に投票しているんだけど、でも僕は、民主党の掲げるマニフェストがベストだなんてこれっぽっちも思っていない。
そしてもし、(その確立は限りなくゼロに近いけれど)自民党が低所得者にとって最も優しいマニフェストを掲げてきたら、その時は自民党にだって投票すると思う。

そうやって皆が、例えば中産階級の人達皆が、中産階級にとって最も優しいマニフェストを掲げる政党・候補に投票するようになれば、自動車産業従事者が自動車産業従事者に最も優しいマニフェストを掲げた候補に投票するようなれば、農業従事者が農業従事者に最も優しいマニフェストを掲げた候補に投票するようになれば、派遣労働者が派遣労働者にとって最も優しいマニフェストを掲げた候補に投票するようになれば、それはとてもとても大きな力になると思うし、掲げたマニフェストで支持が得られると判れば、政治家ももっと仕事をするようにならざるを得なくなると思う。

現状の、自民党支持者は自民党に、創価学会員は公明党に、共産党支持者は共産党に、民主党支持者は民主党に、支持政党にしか投票しない人ばかりになっちゃうと、そうやって特定の支持者に強固に支持された政党と政治家は、それに甘えてきちんと仕事をしなくなる。キチンと仕事をする、つまり政策を研究したりするのよりも、ライバル議員のスキャンダルでも探していた方が、ネガティブキャンペーンをやっていた方が、選挙で勝てる可能性が上がるからだ。
強固な支持者がいるという事は、選挙での得票数が読める、つまり選挙でどれだけの議席数が獲得出来るのかが読めるようになる。
何もしなくても、一定の支持者から一定の得票が得られるのだ。そうなると落選の心配の無い政治家達は、支持者の為に働くよりも自分への利益供与者の為だけに働いていた方がラクだし、そっちしかしなくなって政策研究とかを絶対にやらなくなる。

ところが、これが『支持政党なし』な浮動票だらけになって、キチンとマニフェストを掲げてそういった層にアピールしないと落選してしまうような社会になったとしたら、政治家も政策について勉強せざるを得なくなるし、掲げるマニフェストもより多くの支持を集められるものを掲げるようになるだろう。そしてそれは、選挙民にとってはとてもよい事だ。

だからその時に応じて、自分の支持する政党も候補もどんどん変えていこう。
しっかりした根拠と意思と主体性を持って、意識的に「支持政党なし」な浮動層になろう。
「今時の有権者は、いいマニフェストを掲げないと投票してくれないし、支持層を固めるよりも浮動層を取り込まないと選挙で勝てない。」ってコンセンサスが政治家の間に出来上がってしまえば、この国の政治はきっと、もっと、良くなると思う。
そしてそうなった時、この国を良くしたのは決して政治家でもなければ優秀なテクノクラートでもなく、政治家をそうするように仕向けた全ての「支持政党なし」な有権者だ。

 

もし人から、「アナタは何党を支持してるの?」聞かれたら、胸を張ってこう答えよう。
「支持政党は無いよ。でも選挙には必ず行く。」

 

 

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コメント

自分はある党の党員なんだけど、だからと言ってその党から出た人物に投票するとは限らないんだよね。この人は!って人が居なけりゃあ、白紙で出すし、他の党でも良い人が居れば、その人物の名前を書く。じゃあ、なぜ党員なんだ?って思うかもしれないけど、普通に生活してたら、奥の方迄見えん様な気がしてね。党員で、事務所とか通ってると、他の情報も入るから…っていうのもあるし、事実、その党の支援者でもあるからなんだけどね。

投稿: syou | 2007.11.27 12:00

syouさん>
党員だから、必ずその党に投票しなければいけない。なんて党紀は無かったはずですから、それはそれでsyouさんにとっての正しい党との関わり方なんだと思いますよ。

投稿: mizzie | 2007.11.28 02:05

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