« 新生活準備♪ | トップページ | 口癖 »

2007.11.16

みんなで御手洗を呪おう!

僕の実感として、90年のバブル崩壊以降ずっと、僕等のような中流・下流層の暮らしはどん底のままだ。

だからオイラは聞きたい。
世帯収入が年間700万円以下の家庭に生まれ育った、
ごくフツーの日本人の皆さん、
あなたの暮らしはこの10年間で、良くなりましたか?

 

 

僕個人に関して言えば、バブル崩壊以後の自民党のばら撒き政策の恩恵に預かり、建設資材製造業だったウチは'00年くらいまでは羽振りが良かったのだけれど、2000年以降はヒドいものだ。2003年~2005年とアメリカにいたから僕は相変わらず悪くは無い暮らしだったけれど、帰国後はやっぱりヒドい有様。収入は低いままで固定されているのに物価は緩やかに上昇しているし、地方税は上がるし医療費の窓口負担は上がるし公共料金は上がるし、世帯収入年間700万円以下の層で、過去10年間で暮らしが良くなった人なんて投資で儲けた一部の人以外には殆どいないと思う。

でも、不景気だけど仕事はある。
収入が低いだけで、皆、勤勉を絵に描いたような働きっぷりだ。
大阪に住んでいる昔のレース仲間なんか週50時間以上働いてるし、自動車とか携帯電話とかの製造ラインで働いてる奈良の知人(派遣工員)も、もうめっちゃくちゃに長時間労働をして家族を養っている。京阪神地区で非熟練労働者(大学・大学院以上の高度な訓練や専門教育を必要としない労働者)として、家族を養うだけの収入を得ようと思ったら、夫婦共働きになるかそれくらいの長時間・低賃金労働を受け入れるしかない。

なんでこんな事になったんだ?

ホンの数十年前までは、日本は中流家庭の天国で、一日8時間、週5日間、年末年始と夏季に合計14日間の休暇が取れて、それで夫婦と子供二人が中流の生活を維持できるくらいの収入が得られていた。

それがどうして、働いても働いても貧困から抜け出せない『ワーキングプア』なんて層が生まれたり、働きすぎて死んでしまうくらいの長時間労働をしなければ、家計が維持出来ないくらいの低賃金になったんだ?

アメリカのサブプライムローン問題でクラッシュしてしまったとは言え、株価はバブル崩壊後の最安値と比較したら2倍近い値にいる。GDP(国内総生産)だって緩やかだけど上昇を続けている。
東証1部上場企業の多くが、創業以来と言う空前の利益を上げ続けている。国内全体で見れば、景気は決して悪くは無い。

なのになぜ、僕等の暮らしはこんなにも悪いままなんだ?

大企業が上げている、史上空前の利益は何処に行ったんだ?

 

日銀が刷りまくって、市場に流通したはずの円は、
一体どこに行ったんだ???

 

 

 

今僕の手元に、一枚の新聞記事のコピーがある。
記事のタイトルは、
『もう一つの隠れた大企業減税』

過去数年間に渡って、自民党は一貫して「大企業・金持ち優遇、弱者切り捨て」な政策を取り、そしてそれに適う法案を次々と野党の反対を押し切って可決しまくってきた。コイズミが国民を騙して圧勝した2005年以降、それはさらに酷さを増した。記事によれば、『平成十八年度税制改正』で、大企業役員のボーナスは損金に参入してよいと、つまり利益から除外して良いと決められた。つまり、役員のボーナスを増やせば増やすほど、その分を企業の利益から差し引く事が出来るので、企業にとっては法人税減税になるし、自分達のボーナスが増える企業役員達はウハウハだ。この「役員賞与の損金算入」は、もう何年も前から、日本経団連が熱望してきた。自民党は一体何と引き換えに、経団連の言い分を丸呑みにしたのだろうか?

記事では、この「役員賞与の損金算入」により、2006年度は大企業全体で3000億円の減税を受けていると試算している。この3000億円があれば、医療保険の赤字分なんか吹き飛ぶから、健康保険の窓口負担を増加する必要も無かっただろう。

自民党に働きかけて大企業減税(中小企業には減税にならないような、「不算入項目」と言うものが、この改正には隠されている)を勝ち取った企業役員達は、一体幾らのボーナスを得たのだろう?
公開されている役員の報酬で最高額を受け取っている日産自動車の場合、役員一人当たりの報酬額は何と2億7980万円だ。オイラの年収116年分を、こいつらは一回のボーナスで稼ぎ出す。

そしてその金は、低賃金・長時間、日産自動車の工場で働く派遣労働者や、「納入価格を下げろ!下げないと取引打ち切りだ!」と脅されてイジめられ続けてきた、下請け、孫受けの部品工場から搾取されたお金だ。
そしてそうした搾取を許す労働法改正をしたのも、日本経団連から利益供与を受ける自民党の国会議員達だ。

 

ただでさえ借金だらけの国家財政なのに、もう火の車なのに大企業や超金持ちに減税をやりまくって、まるで火の車にガソリンを給油したみたいなものだ。
大企業・金持ち減税をやりまくって一部の金持ちだけが肥え太ったんだから、まずはそこから税金を取り立てて財政再建をするのが筋なのに、守銭奴奥田から日本経団連会長の座を引き継いだキヤノンの御手洗富士夫は、「財政が厳しいんだから社会保障費を縮小して、消費税を増税して赤字の補填と社会保障費に回せ。そして企業減税をさらに拡大して、企業収益を増大させろ」なんてふざけた事をぬかしている。キヤノン御手洗はあの悪名高き『レーガノミックス(故レーガン大統領が取った経済政策)』を理想的な経済政策と主張し、ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ氏が明快に否定したトリクルダウン理論を盾に、「そうすれば日本経済はもっと良くなる!」と自身の正当性を主張している。しかし、スティグリッツ氏の言葉を借りるまでも無く、御手洗の主張が少数の富裕層だけが恩恵を受け、圧倒的多数の国民に痛みを押し付けられる経済政策である事は明らかだ。

キヤノン御手洗を初めとした、この国の富裕層達は国民全体の利益なんかこれっぽっちも考えてなんかいない。
自分達
だけが幸せになれば、他の全員が不幸になろうとそんな事は知ったこっちゃ無いのだ。

僕等はこれまでずっと、日本は不景気なんだからと、日本の国際競争力が低下するからと、じっと我慢して低賃金・長時間・重労働に耐えてきた。だけど、今は国内工場だって働いているのは外国からの出稼ぎ労働者ばっかりで、工場が日本にあろうが海外にあろうが、日本の労働者には関係が無いんだ。

僕等はこれまで、我慢し過ぎてきた。

もういい加減に、声を上げてもいい頃だ。

本来は音頭を取るべき立場の国内労組や野党は頼りないし、新しく音頭を取る奴も出てきそうには無いから、一人一人が力を合わせて、静かに、キヤノンの御手洗を呪おう。
人の不幸を願うようにだけはなりたくないと思ってきたけれど、

もう、僕の我慢は燃え尽きた。まだ燃え尽きていない皆の我慢も、もう燃え尽きる寸前だと思う。

だから一緒に、僕等の暮らしを悪くさせているキヤノンの御手洗を呪おう。
生きている事がイヤになるような、だけど死ぬ事すら出来ないような、生まれてきた事を後悔しながら生きていくような、そんな未来がキヤノン御手洗に訪れる事を祈ろう。

そしてこれからの選挙で、経団連の走狗となった自民党候補が落選するように、投票所に行って自民党に最も勝てそうな候補に一票を投じよう。

 

 

今回の記事を興味深いと思って下さった方は、応援クリックお願いします。
人気ブログランキング

ブログランキングもだけど、ワンクリック募金もクリックしてね♪


ついでにこっちにも投票していってね。

 

 

 

ねえ皆、「思いは現実化する」って知ってる?

|

« 新生活準備♪ | トップページ | 口癖 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/8531/17022059

この記事へのトラックバック一覧です: みんなで御手洗を呪おう!:

» 医療保険の改正のポイント [医療保険の改正のポイント]
平成18年10月から医療制度改革がスタートしました。医療制度改革の内容を解説します。 [続きを読む]

受信: 2007.11.18 21:15

» トリクルダウン理論 流行 [☆youtube動画&最新ニュース☆]
[希望のトポス]「CDS金融時限爆弾」と「米SEC&経団連の腐敗」が予兆 ...... 教育の促進で経済を発展・拡大させつつ社会厚生の高度化をも実現できる」という竹中平蔵氏の市場原理主義と規制緩和原理主義(=トリクルダウン理論)が「ネズミ講詐欺の妖しげな理屈」と同義であったことは、最早バレバレとなってしまったのです。 ...(続きを読む) 新自由主義的な経済運営のもとでは、富が一部の人や企業に集中します ..."新自由主義的な経済運営のもとでは、富が一部の人や企業に集中します。当初一... [続きを読む]

受信: 2009.02.26 09:36

« 新生活準備♪ | トップページ | 口癖 »