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2008.01.04

ロングフル・ライフ その2

「生まれてこなかった方が良かった人生」
なんてあるのか?って問い掛けから始まった、この思索の迷路、いまだに僕はここを彷徨い続けている。

一介の介護職員として抱いた疑問、”準植物状態になって、自分と周りの全ての人を不幸にしながら過ごす人生”は、ロングフルライフでは無いのか?この問い掛けに、自分を納得させるだけの答えも理論も見つけられないオイラだけど、例え言葉を失ってしまっても、意思疎通能力を失ってしまっても、その人の人生が幸福だったのか不幸なのか、他人には絶対に判らないだろう。とは思っている。確かに、準植物状態で過ごす人生は、”地獄”以外の何物でも無いだろうとは思う。でも、例え準植物状態だったとしても、それが愛する家族に見守られながら最後の数年間を過ごす事になるのなら、満足の行くケアを施されているのなら、その人生は、少なくとも、”地獄”では無いのかも?と思う。僕が今働いている職場にも、比較的若く(50代後半)して、脳梗塞で全身麻痺となってしまった方がいるのだが、その方は、毎日奥さんが看病にやってきて、法律的な問題で介護職員には出来ないケアまで自分でなさって、閉門時間ギリギリまで献身的に看病をしていかれる方がいるんだけど、家族の愛に包まれている彼の人生が不幸だったとは、少なくとも僕には思えない。

また、例え人生の終盤が不幸せになってしまったとしても、それまでの人生が幸福に満ちたものであるならば、その人の人生は決して『ロングフル・ライフ』だとは言えないだろう。今僕の職場には、準植物状態になって、ゆっくりと死んでいく過程にある人が20人くらいいるんだけど、その人の人生がWrongfulだったのかRightfulだったのか、それは当の本人だけにしか判らない。僕等が接しているじーちゃんばーちゃん達は、僕等の2倍以上の時間を生きていて、その重みは決して僕等には推し量る事なんか出来ないと思うし、その人生が正しかったのか不当だったのかなんて、部外者には絶対に判らない。そして一介の介護職員に過ぎない他人の僕等は、判らないままでもいいのかもしれない、というか判る事が出来ないんだから、判ろうとする必要も無いのかもしれない。最近はそんな風に考えています。

準植物状態になってしまった人を幸せにする事は、不可能ではないんだろうけれど、それはとても難しい。少なくとも、『貧乏人は国庫に負担を掛けるだけだから、長患いなんかしないでとっとと死ね』って暗に言ってる霞ヶ関の厚生労働省官僚どもと、彼等にかしずかれる自民党の連中がこの国のトップにいる限り、超金持ち以外は準植物状態にならないように祈るくらいしかない。

また話が逸れた。

とにかく、今の僕等に出来る事は、ただ精一杯、やれる事を全力でやっていくくらいだと思う。それで、陰鬱に日々を過ごしてるじーちゃんばーちゃん達から笑顔を引き出せたら、それはそれで嬉しいし、何にも目に見える変化が無かったとしても、今はただ、精一杯やるしかないんだと思う。
そうしていればいつの日か、皆がキチンと選挙に行くようになって、自民党が国会から追放されて(選挙で落選して)、本当に全ての国民の幸せを考えた政治をしてくれる政治家が僕等の日本を動かして行くようになるかもしれない。

長い時を生きてきたじーちゃんばーちゃんの人生が、幸せだったのか不幸せだったのか、それはきっと誰にも判らない。ただ、この世に生まれてきた人が、”自分が生まれなかった世界”を経験する事は出来ないのだから、つまり、「生まれない方が良かった人生」と、「生まれている人生」を比較する事は不可能なのだから、今を生きている全ての人にとって、この「ロングフル・ライフ」と言う概念は意味を為さないと言う事になる。
ただ、この問いは「人生終盤を準植物状態として過ごす人」に対してだけでなく、色んな人を対象にしたものだから、この事に関してはもっと詳細に考えてみたいしその必要がある。そう思っているオイラです。

この話は、また後日に記事にしたいと思います。

 

 

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コメント

このような話題を扱われるならば、もっとたくさんの本を読み、しっかりと哲学して(深く考えて)、慎重に意見を述べたほうがよいと思いますよ。

投稿: nazoman | 2008.01.10 15:32

nazoman さん>
そうですね。この健に関しては、もっともっと深く・広く考慮する必要がありそうです。

投稿: mizzie | 2008.01.23 14:49

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