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2008.03.05

   三浦和義を巡る陰謀                    ~みんな、本当にそれが見たい・知りたいの?~

新居には大きなプラズマテレビがあるので、結婚前は殆どテレビを見なかった僕だけど、以前と比較したら随分とテレビを見るようになった。
そんなある日、リビングで何気にテレビを点けてみたら、最近サイパンかどこかでアメリカの警察に拘束されちゃった、ロス疑惑の三浦和義被告についてのニュースをやっていた。

僕の個人的見解としては、異国で拘束されたもう二十年近く昔の保険金目的殺人の容疑者がどうなろうと、所詮他人事だし興味も関心も無い。殺人に時効の無いアメリカの警察は新しい証拠を掴んでいて、それを基に三浦容疑者を拘束したと報じられていて、日本のマスメディアはそれについて実に多様な憶測を並べ立て、さも、訳知り顔をしたコメンテーターや(自称)専門家達がそれについて論じあっていたが、そんな事は日本とアメリカの警察に任せておけばいい事で、事件の当事者でもなんでもない、赤の他人に過ぎない自称関係者や専門家がどーこー言うような事ではないし、その姿は下品で醜悪ですらある。

しかし番組製作者はそんな事など考えなかった様で、その報道番組は放送時間の殆ど全てを三浦容疑者の事件報道に裂き、事件の背景や新証拠についての憶測・観測、アメリカと日本の刑法についての専門家の意見や、果ては三浦容疑者が雇った弁護士の日常に至るまで、まあ実に詳細に、枝葉末節に至るまで事細かく報道してくれていた。

僕からしてみたら、そんな事件があったことすら忘れていたような大昔の殺人事件の事なんかどうだっていいし、ましてやその容疑者が雇った弁護士の日常なんか知りたくも無い。所詮これも、どうせ半年もすれば誰からも忘れられてしまうような、”通り過ぎていく出来事”、”消費されていく出来事”の一つに過ぎないのだ。
しかしプライムタイムの報道番組はNHK以外はどこもかしこもこの話題の事ばかり報道していて、やっと別の話題に切り替わったと思ったら今度は朝青龍関連。
今、日本ではニュースを見ようとしてテレビを点けても、そこでは三浦和義容疑者と朝青龍しか出てこない。

 

  

この二つのトピックは、本当に日本人が心の底から知りたがっている話題なのだろうか?本当に事態の全てを知りたいと望んでいる話題なのだろうか?

 

テレビは、マスメディアと言うものは
、政府によって完全にコントロールされたメディアだ。そしてテレビと言う、
情報の受け手を圧倒的なまでに受身にしてしまう
メディアは、映像と音声を伴うと言うその性質故に、情報の受け手に対して絶大な影響力を持つ。

この三浦容疑者のニュースがテレビ画面を占領してしまうまでは、日本のニュース番組は政府・自民党にとって、そしてアメリカ政府にとって、実に都合の悪いニュースで占められていた。
防衛省事務次官による、汚職・収賄事件。
ガソリン暫定税率の維持・撤廃を巡る与野党の攻防。
海上自衛隊の最新鋭イージス艦による、海上交通法無視を原因とした衝突死亡事故。
沖縄での、アメリカ軍兵士による女子中学生レイプ事件。
そのどれもが、間近に迫った衆議院解散総選挙で、自民党・公明党に大ダメージを与えかねない、そして日本人の反米感情を燃え上がらせかねないニュースだった。

三浦容疑者の拘束で日本のマスメディアが一斉にそちらに飛びついてくれたお陰で、今や、これらについての報道をNHK以外で目にする事はほぼ皆無となった。そしてもちろんこれらの政治・社会関連ニュースは、僕が本心から知りたいニュースでもある。(他に僕が関心があるのはアメリカ大統領選挙と、パレスチナ、イスラエル、中東をに関する諸問題だ)

しかしながら、日本のマスメディアは”大衆が知りたがっているのは政治や社会ニュースではない、勧善懲悪のわかり易いこっちだ”と言わんばかりに、三浦容疑者関連と朝青龍関連のニュースしか報じなくなってしまった。

テレビと言うメディアは、情報の発信者と受信者が双方向性を持つネットとは異なり、発信者から受信者への一方通行のメディアだ。そこには受信者の意思・意図が介在する余地などどこにも無く、何を伝えるか、何を伝えないのかは、全て情報発信者の裁量一つだ。つまり、送り手が送りたくない情報は無視して、送り手が送りたい情報だけを強制的に受信させる事が可能なメディアなのだ。
そしてその巨大で強力で一方的なメディアは、政府が許認可権限を持つ事によって、実は政府からの統制を受けている。政府が送りたくない情報を送らせないように、裏から圧力を掛ける事が可能なのだ。さらに民間放送は広告主からの広告収入に経営を依存しているので、情報発信者の道義よりも企業の利益最大化哲学が優先される。そんな媒体に、理性と道義を求めるというのは無理だろう。

 

TVしか見ない視聴者なんて低脳だと見くびり、醜悪で下賎なニュースに集中砲火を浴びせる商業メディアにも問題があるのだが、

この時期にあえて三浦容疑者を検挙・拘束し、そしてそれを巧妙にマスメディアに対して流し、大衆をそれに飛び付かせた辺りに、自民党、アメリカ政府、防衛省、国交省の陰謀が隠されていると思うのは、彼等が自己保身の為に三浦容疑者を利用したと思うのは、論理的思考能力に欠損でも抱えていない限りは、それほど難しい事でも無いだろう。

 

 

また話が逸れてしまった。
今、日本の報道は僕から見たら著しく歪められているんだけれど、でも殆どの人達はまだその事には気付いていない。ごく少数のネット言論人達がこの問題に言及していたりもするけれど、でもまだその声は小さくて人々の耳には届いていない。

ただ、テレビと言うメディアは、情報源としては全く信用出来ないものになってしまったし、そしてその中身は悪魔的と言っても過言ではないくらいに低脳化・低俗化した。だから僕はその基本姿勢として、テレビからの情報は生放送以外は信用しない事にしている。

 

 

 

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コメント

この事件、まぁおそらくは「自衛隊が漁船に衝突しちゃった」、「アメリカの軍人が沖縄でエライことしちゃった」という2大トピックを消すために(ほかにももちろんネタはあるけど)、その筋の人が打ち合わせしたんやろ、というのが我が家の見解なんですか、mizzieさん家もそうでしたか。
ほんと、テレビって低俗・・・みんな騙されちゃいかんよ。

投稿: hana | 2008.03.05 21:41

hanaさん>
さすが構成メンバーはお子さんに至るまでクリティカルシンカーなhanaさん家だけに、既に全てお見通しでしたか。(^^)

ホント、テレビって低脳ですよね~…。
でも僕が滞米中に見たアメリカのテレビは、もっと低脳で低俗で醜悪で悪趣味で下品でした。テレビってきっと、「バカを量産する機械」なんだと思います。

投稿: mizzie | 2008.03.06 00:07

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