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2008.03.29

日本のテレビが無視するニュース

数日前、僕が仕事から帰ってきたら我が家のポストに、

『国境なき医師団』

からの、ニュースレターと募金振込み用紙が入った封書が届いていた。

転職する度に収入がダウンする。なんて言う常識外れな職歴を持つオイラは、レース資金を稼ぎ出す為にやっていた溶接工時代が一番稼ぎが良かったのだが、それはレースを辞めた後も、渡米直前まで続けていた。稼ぎはあるのに使い道が無いからお金は貯まる一方だったので、当時の僕は定期的に『国境無き医師団』に寄付をしていたんだけど、その事もあって、滞米中も帰国後も、『国境無き医師団』からの寄付を募る手紙とニュースレターは、定期的に郵送されてくる。

僕にそれなりの稼ぎがあった頃は、毎年\15000~\20000くらいの小額だけど、『国境無き医師団』に寄付していた。
ただ寄付をするだけじゃなくて、日本からもそれなりの数の医師・看護師が『国境無き医師団』に参加しているのだが、僕もグリーンカードを得て渡米する事になる直前など、自分は英語が出来るからロジスティシャンとしてボランティアスタッフに志願しようかと思っていたくらいだ。
しかしながら、帰国して介護職員となり、一般日本人達が嘲笑う低収入の下流社会構成人員となった今の僕には、寄付はおろか、ボランティアとして馳せ参じる事など不可能だ。”コイズミジュンイチローと自民党の守銭奴な中間達”によって、格差が拡大した昨今の日本では、僕みたいな人が殆どだと思う。

現実問題として、結婚してローン持ちとなった僕には、定期的に募金をする余裕が無いのだけれど、それでも定期的にニュースレターは送られてくる訳で、そこには、日本のマスメディアが完全に無視する、貧困国の悲惨な現状が取り上げられている。今月のニュースレターでは、国境無き医師団のイエメンでの活動状況が触れられていたのだけど、この、世界で2番目に幸福な極東の島国では想像すら出来ないようなイエメンの現状が、そこでは述べられていた。

今イエメンでは、対岸のソマリアやエチオピアからの難民が命がけで小船に乗ってやってきている。
ソマリアもエチオピアも、国内の内戦が酷い状況で、難民達は皆、その戦火から逃れて安全を得るために、8mくらいの小船に100人以上が乗り込んで、炎天下のアデン湾を対岸のイエメン目指してやってくる。2007年だけで約28000人の難民がイエメン沿岸に到着したそうなのだが、そのうち651人が死亡し、659人が行方不明となっている。(実際の死者数はこれをはるかに上回ると言われている)

国境無き医師団は、2007年9月からイエメンで医療・援助活動を行っているらしいのだが、昨年末のある日、イエメン沿岸で難民を載せた小船が転覆したとの報せを受け、緊急医療チームが現地に駆けつけると、浜辺には死体が累々と打ち上げられ、生存者の話では148人が乗っていたらしいその小船だが、生存者は僅か49人しかおらず、100人近くが死んだり行方不明になっていたそうだ。医療チームはまず、生存者に飲料水と食料を配り、次にトリアージを行って緊急度の高い生存者に治療を行った。
生存者の救助と治療を行い、その後は死体確認で浜辺に行くと浜には死体が累々と打ち上げられ、そしてその殆どが女性と子供だったそうだ。ある生存者の話では、岸近くで船が転覆し、妻と子供を連れて泳いで岸を目指したが、岸に着くと妻は死に、子供達は既に息絶えていたのだそうだ。

ソマリアの内戦と、エチオピアの国境紛争と反政府勢力との内戦は、日本に住み、テレビしか見ない生活をしていたらゼッタイに知る事の無いニュースだ。灼熱のアフリカでは毎日、飢えと貧困と戦争で物凄い数の人達、女性と子供と年寄りが命を落としている。

アフリカで起きている紛争の殆どが、そこにある資源、主に希土類にから利権が原因で起きていて、希土類は携帯電話の小型化には必需なので、携帯電話をしょっちゅう買い換えている奴はアフリカでの戦乱に間接的に寄与している事になるんだけど、それについてはまた、別の機会にじっくり語りたいと思う。

今、アフリカでは石油や希土類を巡って、凄惨な内戦・紛争が繰り広げられている。そうしてアフリカで採取された資源は、先進国で贅を享受する為に使用されるのだが、そうやってアフリカからの搾取で成り立つ贅を消費する一般大衆には、その贅が気が遠くなるくらいの第三世界に住む人達の犠牲の上に成り立っている事を知る由も無ければ思いを馳せる事も無い。ただ、無自覚的に、受動的に、権力者から提供される情報だを鵜呑みして、支配者達を追従し続ける。

彼等は知らない。

自分達が何も知らされないうちに、共犯者の一人になっていると言う事を。

目を逸らしてはいけない。
耳を塞いでもいけない。

こうしている今も、アフリカのどこかでまた、乳飲み子が飢えて死んでいる。

彼等を苦しめているのは、世界銀行やIMFを通じてアフリカから搾取し続けるアメリカ政府とアメリカ企業だ。

彼等を間接支援したり、搾取した富のおこぼれを預かる自由民主党だ。

そして、そんなクズどもを国会に送り込んだ、自民党に投票した日本人と選挙に行かなかった日本人と、彼等を選挙に行かせられなかった僕たちだ。

 

 

 

 

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