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2008.04.10

バカ製造機

テレビと言うメディアは、それしか見ない人を確実にバカにする。
知的好奇心を最小化させて、そして刺激的で耳障りの良い話題にしか耳を貸さなくなる。物質的な欲望を最大化させて、拝金主義と物質至上主義をその深層心理に植えつける。そして今世界で起きている、知っていなければならない情報に対する無関心を形成させる。

それは、支配者階層が大衆に最も望んでいる事でもある。

この国では低所得者層に属しているmizzieだけど、同じ階級にいる人達の話を聞いている限りでは、彼等は情報ソースとしてはテレビしか持たなくて、そしてその番組も見ているのは連続ドラマかバラエティーだけ、読むのは週刊誌かマンガ雑誌だけ、映画はハリウッド話題作か人気ドラマの映画化版だけ、って人だけだ。彼等にとって、今世界で何が起きているのかなんかには無関心、自分とは無関係の他人事だし、世界はおろか、この国で起きている事にすら関心は無い。政治意識に至っては、アメリカの中学生以下なんじゃないのか?って思うくらいだ。

彼等を批判するのは簡単だけど、物事はそんなに単純ではない。支配者達は、日本経団連と自由民主党は、大衆に対してとても強力な影響力を持つテレビと言うメディアを使って、40年以上掛けて大衆を低脳化させてきたのだ。20年くらい昔の話になるけれど、政治に対してとても啓蒙的な事を、物凄く判り易い言葉を使って伝えて、そして総選挙で自由民主党を大敗北に追い込んだテレビマンがいたんだけど、それ以降、テレビで政治的な話がプライムタイムに放送される事は無くなった。テレビを通じて流される情報は少しずつ、見えない形で制限されていって、21世紀に入った今、テレビからの情報は政府によって完全にコントロールされている。

2008年の今、テレビから伝えられる情報に真実は何処にも無くて、芸能人のゴシップとセンセーショナルな悲劇、過去の焼き直しでしかないドラマだけになっている。イラク、パレスチナなど中東での悲劇や、サハラ以南アフリカでの惨状なんて事は欠片ほども触れてはくれない。世界で今起きている事だけでなく、自分の暮らしに直接関わってくるような事柄に関しても、全くの無関心。ただ政府の、自民党の決める事を無批判に・受動的に受け入れるだけだ。
今のテレビが伝えているのは、拝金主義を煽る富裕層の豪勢な暮らしとか、それがどんなに不必要な物でも、それを持てない・持たない事が生きる上でのダメージであるかのような、恐怖心を植えつけるようなコマーシャルだけだ。そうして人々は生きていく上では全く不要な物を競って買い求める。それを買う為に本当に必要なものをガマンしたり、道義的に見て間違っているとしか言えない事をして、それを入手する為の資金を手にする。

自分の頭で考える事。

自分の意見を持つ事。

その二つを止めてしまった日本人は、テレビから伝えられる情報を無条件で受け入れる。テレビが正義とするものを正義と信じ、テレビが必要と言うものを考える事も無く買い求める。

そうして大衆が低脳化して、自分の頭で考える事を止めて、一番得をするのは誰だろう?

 

それは、支配者階級にいる連中だ。

支配者にとって一番都合が悪いのは、大衆が賢くなる事だ。大衆を押さえつけて彼等から搾取する事で、自分達の苦労も無い豪奢な暮らしを維持しているのだ。年間2500時間働く、平均的な労働者達を年収500万以下に押さえつけている現実に、彼等が目を向けるようになったら支配者としてはとても困る。僕は非熟練労働で無い限り時給2000円は最低ラインだと思うんだけど、そうなると非熟練労働以外に従事する全ての労働者に、400万円以上の年収を払わなければいけない事になる。大衆は自分達が搾取されていると言う事に目を向けないから、年収200万円以下でも文句一つ言わないで自民党に投票したり、政治無関心を決め込んで選挙に行かなかったりするのだ。それどころか、「日本には再軍備が必要だ!」なんて扇情的な言葉に踊らされて、自分達の子供を戦場に送る事になるかもしれない動きに賛同したりするのだ。

政治改革がどんなに進んでも、支配者階層や富裕層の収入が減ったり支出が増えたりする事はゼッタイに無い。
支出が増えるのは僕等のような中・低所得者層で、収入が減るのも僕達中・低所得層だ。
憲法が変わって日本が再軍備をしても、支配者階層や富裕層の子供達は将官になって兵卒に「死んで来い!」と命令する事はあっても、絶対に最前線で血を流す事は無い。
最前線で殺したり、殺されたり、四肢のどれか、或いは全てを失って障害者として役に立たない勲章しかもらえないのは、いつだって中・低所得者層の子供達だ。

だけどそんな事は、テレビは絶対に伝えない。40年以上の長い時間を掛けて、大衆がテレビと言う視聴者を圧倒的なまでに受動的にしてしまう装置しか、情報ソースとして利用しない社会を作り上げたのだ。テレビはこれからも、見る人を低脳化させる番組を作り続ける。捻じ曲げられた事実しか伝えないニュースを流し続ける。

第二次世界大戦が終わって、焼け野が原だった日本が復興して、そうして豊かになりたかった大衆が物凄く一生懸命に働いて先進7カ国の一つになって、その過程で大衆が賢くなって政治的な力を得た時代があった。支配層にとって一番都合が悪いのは大衆が賢くなる事だ。大衆が賢くなって『自分の考え』を持つようになったら、支配するのがとても難しくなる。ヘタしたらチェやフィデルみたいな連中が現れて支配をひっくり返してしまうかもしれない。だから支配層は、テレビと言うとても強い影響力を持つメディアを使って、大衆を低脳化させる事にした。大衆なんてものは、無知でいてくれたらそれでいいのだ。無知だったら、自分達が騙されている事すら気付かないでいてくれる。

騙されないために必要な事は唯一つ。「知ること」だ。知らなければならないのは健康にいい食品や芸能人の離婚・結婚なんかではなくて、経済の仕組みや国内政策・対外政策だ。

そんな、本当に知らなければならない事は、テレビでは絶対に伝えない。テレビジョンと言うメディアは、支配者が大衆をバカにする為にマニピュレイトしているシステムだ。
テレビしか見ていないと、人は確実にバカになる。

 

 

 

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