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2008.04.30

茶番

今日は夜勤明けで公休日となっているオイラだけど、朝からテレビじゃずっと、「ガソリン暫定税率復活」を巡るニュースで持ち切りだ。

暫定税率期限切れでガソリン価格が下がってから、投機マネーの流入で原油価格は釣り上がっているので、税率復活後は、ガソリン店頭価格がリッター辺りで¥30以上値上がりするそうで、そして今回は、税率復活の5月1日からの値上げが事前に分かっているので、家計防衛で値上がり前に給油しようとする客が殺到し、ガソリンスタンドはどこも大忙し。在庫切れ寸前の店や、買いだめしようとして引火して火事だしちゃう人もいたり、満員のスタンドで駐車方法を巡って口論になって傷害事件に発展したり、国民生活は大混乱だ。

車には全く乗らないから、その一連の騒動を冷めた目で見ているオイラだけど、暫定税率を巡る政局の混乱ぶりとか見てると、「ああ、また民主党と自民党が茶番劇やってるよ・・・」って思ってしまう。
今、民主党が国会で繰り広げている「暫定税率復活阻止」の一連の動きも、議会で多数派を占めている自民党が「やる!」って決めている以上、どんな事をしたって絶対に成立してしまうのだ。メディアで騒がれている民主党の国会内での動きも、全ては所詮、有権者の目を意識したパフォーマンスでしかないのだ。

小学生の頃に政治に興味を持って以来、もう25年以上政治をウォッチしてきたmizzieだけど、今回の暫定税率騒ぎみたいな国会でのパフォーマンスは、これまでにも何度も見てきた。もう、そのパターンは完全に固定していて、その流れは、

1)自民党が、中・低所得層の生活を苦しくする法律案を国会に上程する。
2)野党が、世論に訴えて国民世論の反対を煽る。
3)でも、自民党が強行採決してでも可決・成立させるとアナウンスする。
4)野党は、内閣不信任案を出したり、牛歩戦術とか委員長閉じ込めとか、様々な戦術を駆使して成立を遅らせる。
5)でも、数に勝る自民党が法案を可決させて、成立・施行する。
6)低・中所得層の暮らしは苦しくなるけれど、いつの間にか国民はそれに慣れて、次の選挙でも自民党は過半数を取るし、結局何も変わらない。

だ。

どんな悪法を提案しても、多数派を握っている自民党の案は必ず可決して成立するし、この世界一忘れっぽい日本国民は、すぐにそんなヒドイ事をされた事も忘れちゃって、そして次の選挙も棄権するか、行っても自民党・公明党に投票する。だから、自民党は自分達に利益供与してくれる富裕層や大企業やアメリカ合衆国の為にしかならない法律を、どんどん提案するし可決させるし成立させる。

野党がどんなに優れた戦術で抵抗した所で、議会で多数派を占めているのは自民党なのだ。それは絶対に勝てない絶望的退却戦でしかないのだ。
野党だってそんな事は判っている。自民党が提案する悪法は、国会に提出された時点で、もう成立が約束されているのだ。ただ、派手な反対のパフォーマンスをやってメディアに取り上げてもらって、「僕らだって国民生活を意識していますよ」と言うフリをしているだけなのだ。
しかしながら、間違いなく成立する法案に、パフォーマンスにしかならない反対戦術で成立を遅らせても、それは税金の無駄使いになるだけで、法案阻止には何の効果も持たないのだ。それなら、パフォーマンスなんか何もしないで、国会審議の段階で理論的に反対質問を繰り広げ、議決段階で粛々と法案反対投票をする共産党とかの方が、国民にとって一番マシな戦術を取っていると言っていい。彼等は少なくとも、反対しても無駄な法案に対して、パフォーマンスにしかならない抵抗をする事で、いたずらに国会を延長させて、その為の税金を無駄に使わせるような事だけはしていない。

国会が一日延長される度に、数百万円の税金が浪費されているのだ。

僕等の暮らしを苦しくするだけの自民党だが、彼等は民主的な選挙を経て、公正に国民から選びだされた政治家なのだ。
自民党が僕等の暮らしを苦しくしたり窮屈にしたりする悪法を提案する。それが気に入らないのなら、選挙で自民党に勝てそうな野党候補に投票すればいいのだ。
民主党は今回の暫定税率復活を巡る一連の動きに、「これは、国民の声を無視した、国民の声を踏み躙る暴挙だ」と言っているが、それをしている自民党員は、国民から、選挙で、民主的に、選び出された政治家達なのだ。僕が政治に興味を持った25年前からずっと、自民党は国民の声を踏み躙り続けてきた。だけど、この国の国民はそんな自民党議員を国会に送り続けてきた。自民党が国民の声を踏み躙る事は、多数派国民から支持を得ているのだ。今回のガソリン税暫定税率復活だって、国民から信託を受けた自民党議員がやっている、つまり、国民がそれを望んでいるという事になるのだ。

議会制民主主義とはそう言うことだ。

衆議院選挙で自分達が信託を与えた政治家は、その任期期間である4年間、自分の所属する政党の、方針に従って国政運営を行う。自民党議員に投票したと言う事は、自民党の党方針を受け入れたという事を意味するのだ。

僕が政治をウォッチし始めた25年前からずっと、自民党は中・低所得層の、一般サラリーマンの、ブルーカラー労働者の、小規模店や町工場の経営者の、暮らしを悪くする法律ばかり作ってきた。それでもまだ、自民党がこの国の最大政党で居続けられていると言う事は、この国の多数派国民がそれを望んでいると言う事になるのだ。

 

国会で最大議席を占める自民党が、暫定税率復活を提案した時点で、それは絶対に復活する事が決まっているのだ。野党がどんなに派手なパフォーマンスを繰り広げて反対した所で、それは所詮茶番でしかないのだ。

全ては、先の衆議院選挙で自民党が過半数を占めた時点で、動かす事の出来ない事として決められた事なのだ。そして、それを提案したのは自民党だが、決定権を与えたのは全ての国民なのだ。

日々の暮らしが悪くなったり窮屈になったり、色んな事が不便になったりする事に関して、文句を言う資格があるのは、先の国政選挙で野党に投票した人だけだ。選挙に行かなかった人や、自民党・公明党に投票した人は、それをする権利を彼等に与えた張本人なのだから、どんなに暮らしが苦しくなっても悪くなっても、それは”身から出た錆”でしかなくて、文句を言う資格なんかこれっぽっちも無い。

ガソリン価格が跳ね上がった?

じゃあ、その高価なガソリンを黙って給油し続けるしかないんじゃないの?

先の国政選挙でそれをする政党に信託を与えたのは、誰でもない、君達自身なんだから。
投票棄権は当選者への支持と同意義なんだから。

自民党が、自分の財布から苦労して稼いだお金を抜き取るのに、許可を与えたのは君達なんだから。
「騙された!」って思うんだったら、次の選挙にはきちんと行って、自民党に最も勝てそうな野党候補に投票すればいい。

最も、消費税の時も、自衛隊海外派兵の時も、医療費自己負担引き上げの時も、その他諸々の悪法施行後も、君達が一度としてそれをした事が無いのを、僕は覚えているんだけどね。

 

 

 

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