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2008.06.17

21世紀中盤のビジネス

過去記事に書いた『ウェディング・フォトコンテスト』、今、どこかの誰かと熾烈な4位争いを展開中。
って事で、ココに行って、オイラの写真に投票して欲しい。

セコいのかもしれないけれど、

お願いしま~すm(__)m

んじゃ、こっからが今日のエントリーでっす!

07年人口動態統計
"
出生率1.34 連年の上昇"

厚生労働省の2007年人口動態統計で、出生率が前年より0.02上昇した事が判ったらしい。しかしこれは少子化に歯止めが掛かったなんて事は決して無くて、今30代後半に差し掛かっている団塊ジュニア世代の「駆け込み出産」が出生率を押し上げる要因になったとしている。実際、10代と20代の出生率は前年よりも低下している。

出生率は微増だけど、生まれた子供の数は前年を下回っていて、逆に死亡者数(自殺者3万人を含む)は前年を2万人以上も上回り、日本はまた、人口がマイナスに転じた。

 

子供の数が減っている。

少子化には歯止めが掛からない。

政府が極端な移民政策を取るか、ドラスティックな少子化対策でも打ち出さない限りその流れは変わらないだろうし、そして今の日本政府にはもちろん、劇的な政策を実行する為の予算が無い。

これはつまり、ごく近い将来、子供を対象にしたビジネスはパイが著しく減少すると言う事だ。21世紀中盤には恐らく、20世紀末期に10代以下の子供を相手にする事で稼いでいた商売が、成立させるのがとても難しくなるだろう。おもちゃ業界、ゲーム業界やマンガ業界、耳は肥えていないのにやたら金離れのいい、若年層を対象とした日本の商業音楽業界は、確実にパイが減る。
人口それ自体が減るのだから、子供相手のビジネスだけでなくマーケット全体が縮小する事になるのだけれど、中身が稚拙だったり貧弱だったりしても、宣伝と雰囲気作りさえ気を使っていれば稼げた子供相手の商売は難しくなって、それなりに知識も経験も重ねた、「本当にいいもの」にしか財布を開かない、成熟した大人がメインのマーケットが形成されるだろう。

と、僕は2005年頃には思っていた。

しかしこれは、間違った予想となるかもしれない。

未熟で思慮が浅いのに、やたらと金離れはいい子供を相手にする事で、ボロい儲けをやっていた連中がそう仕向けたのか、社会全体がその方向に向かっているのか、それは僕には判らない。ただ、昨今の日本を見ていると、社会全体が幼児化・低年齢化の方向に向かっているように思えて仕方が無いのだ。

その社会を構成するメンバーが成熟すると、「本当にいいもの」しか買わなくなる。いざ買う時には金に糸目はつけないが、「不要」とか、「粗悪」とか、「稚拙」って判断されたら、どんなに値引いても、もう絶対に買ってはくれないのだ。そんな人達を相手に商売をするというのは、売り手側にもそれなりの熟練と知識と戦略が求められる。外見やイメージや雰囲気をどんなに繕っても、中身や本質が伴っていないと相手になんかしてもらえないのだ。良質の素材を、それなりの工程を経て作った工芸品は売れるけれど、低コストで大量生産した工業品なんか使い捨てにすらしてもらえない。つまり、濡れ手に泡なビジネスは成熟した顧客が相手では成り立たないのだ。

モンキービジネスをやってきた連中からしてみたら、それはとてもとても困る。まがいもの、模造品をそれらしく飾り立てて、イメージ戦略で購買層をノセて、粗悪品を普及品と同価格で大量販売して儲けてきたのに、それが成り立たなくなるのだ。

出生率が下がって子供の数が減るのをそのままにしておくと、マーケットの縮小と構成メンバーの成熟化が起きる。

そうなるととても困る連中が、この国にはたくさんいる。

じゃあどうするのか?

簡単だ。大人をバカにすればいい。

賢いから、本当にいいものしか売れなくなるのだ。じゃあ、社会を構成するメンバー全員が、無知でいてくれたらいい。

そうして、「国民低脳化計画(仮称)」は、静かに進行していった。

例えば音楽。

アナログで育った世代の僕等は、CDの音を「いい音だな~」程度にしか思わないが、CDを聞いて育った世代の連中は、アナログ音源の微妙な音の歪みを聞き分ける。しかし、可聴帯域外の周波数をカットする音楽の携帯配信で育った若い世代には、可聴帯域外の音が無くなった事による、その音の薄っぺらさに気付けない。アナログ世代やCD世代には即座に見抜ける聞き分ける、音の厚みが判らないのだ。

例えば書籍。

雑誌の売り上げはどんどん低下しているらしいんだけど、今、売られている雑誌も、その中身はひどいものばかりだ。
マンガ雑誌とゴシップ誌はそれなりに売れているみたいだけど、昔の少年誌は大人が読んでもそれなりに読めたらしいんだけど、今の少年誌はあんなもん大人が読めたもんじゃない。青年誌が成熟して、大人は少年誌なんか読まなくても良くなったってのがあるんだけれど、あの稚拙な少年誌を読んで育った世代が大人になった時には、青年誌もそれに合わせて低俗化しているだろう。ちょっとでも難しくなるとすぐに飽きちゃうから、小説だって最初から最後まで刺激的な展開を続けないと最後まで読んでもらえないし、そんな読み方しか出来ない層が相手だと、J.R.Rトールキンとか、ル=グゥインさんみたいな書き方の小説なんかとてもじゃないが読んではくれない。ソローなんか絶対無理だ。

今も、日本社会の主流を占めているのは「本はマンガ雑誌かゴシップ誌だけ、情報源はテレビだけ、新聞はテレビ欄しか見ない。ネットはタレントのブログくらい。」って連中なんだけど、この流れは今後も続くだろうし、そんな親に育てられた子供がレイチェル・カーソンを読む。なんて事はまずないだろう。
ギリシャ神話なんか、絶対に読まない読めない理解出来ない。

そして、日本社会の低能化は進行していく。

社会を構成するメンバーが低能化して無知になって、一番喜ぶのは誰だ?

自由民主党と、彼等を支える巨大企業達だ。
彼等の意図は明快だ。大衆なんかには”自分の意見”なんか持たないで、ただ無知で貧乏でいてくれたらそれでいい。自分の頭で考える。なんて事はしないで、指示されるまま、黙って従ってついてきてくれたらそれでいい。

だから奴等は、それが表層化しないように物凄く気を使いながら、そして物凄く時間を掛けながら、社会全体が低脳化していくように仕向けている。

 

 

 

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