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2008.07.13

医療崩壊 それをさせたのはアナタだ

日本の医療崩壊が止まらない。国民皆保険制度の元、かつてはWHOの健康達成度総合評価で世界第1位の評価を受けたこの国の医療制度は、自民党政権が推し進めた財政改革・医療制度改革の下で、急激に質の低下と提供されるサービスの悪化を来している。

「医療費が掛かり過ぎている」と批判され、マスメディアを介した医療機関や医師に対するネガティブキャンペーンは、医療費削減に大義名分を与えて、「医師は稼ぎ過ぎている!」「無駄な医療費が多すぎる!」なんて医師や医療機関をバッシングしまくって、診療報酬は引き下げに次ぐ引き下げ。社会資本であるはずの医療に功利主義を持ち込み、採算の取れない地方の病院や、利益を上げ辛い科がいくつも閉鎖・廃科に追い込まれている。

急患を引き受けてくれる病院が見つからなくて、緊急治療を必要とする患者が命を落としたり、儲からない・訴訟リスクの高い小児科や産科が人口密集度の低い地方では存在しなくなったり、医師がいなくなって、残った医師に仕事が集中する為に、超過勤務の連続で医師が過労死してしまったり、日本の医療崩壊はサッチャー時代のイギリスを彷彿させるものがある。

病気は、怪我は、病院の診察時間外に起きる事の方が圧倒的に多い。24時間、365日、いつでも必要な時に、全ての日本国民に安価で提供されていた、それがかつての日本式医療制度だった。

しかしながら、自由民主党と小泉純一郎が推し進めた医療制度改革は、採算ベースに乗せ辛い地方の病院を締め上げ、医師からインセンティブを奪って意欲を急降下させ、病院が無くなる。診療科が無くなる。医師がいなくなる。看護師もいなくなる。患者が窓口で払う医療費は釣り上がる。何て結果を招いている。自民党の進めた医療制度改革は、厚生労働省の役人と財務省の役人以外は、誰も喜ばなかった最低の政策だ。イギリス型の医療崩壊の道をひた走る日本の医療制度改革だが、自民党と厚労省、財務省が目指しているのはアメリカ式医療制度なのだが、そのアメリカの医療はどうなっているのだろうか?

公的医療保険の存在しないアメリカは、なるほど高額の掛け金を必要とする医療保険に加入できる富裕層は世界最高水準の医療をいつでも受けられるが、料率の低い医療保険では受けられない治療なんてゴマンとあり、そして低所得者向け公的医療保険制度であるメディケア、メディケイドでは利益率が低すぎるので、治療自体がしてもらえないケースだって珍しくも何ともないのだ。
あなたが病気になって病院に行く。待合室で「訴訟はしません」と言う膨大な書類にサインさせらえて、やっと診察してもらえたら、「・・・はあなたの保険ではカヴァーされていませんので、全額自費以外では治療が出来ません」と言われる。全額自費、もちろん高額療養費制度(決められた金額を超えた医療費は公費で払ってくれる)なんか無いので、自己負担で治療を受けたあなたには数千万円の治療費が請求され、あなたは全ての財産を失った後で破産する。
もしくは、自己負担での治療を断ったあなたの人生は幕を閉じる。

今、日本の医療制度はそう言う方向に向かおうとしている。そして自民党が政権についている限り、それは必ず現実化するだろう。橋本政権時代に始まった医療制度改革は、2005年の選挙での小泉自民党の圧勝でその方向性は完全に形が出来上がった。後はアメリカ保険業界が書いたブループリントに従って、日本の医療制度を作りかえるだけだ。

アメリカの守銭奴どもに乗っ取られようと、漁場にされようとしている日本の医療制度だけど、これだけは忘れちゃいけない。

青写真を描いたのはアメリカ保険業界だけど、

裏で糸を引いてるのはアメリカとアメリカのカウンターパーツとなった自民党と経団連の守銭奴どもだけど、

そいつらに力を与えたのは、マスメディアが煽った医療制度と医療機関と医師へのネガティブキャンペーンに乗った、全ての日本国民なんだと、

自民党・公明党に投票した全ての日本人と、選挙に行かなかった全ての日本人なんだと言う事を。

日本に医療制度崩壊を招いたのは、全ての日本国民だと言う事だ。

 

 

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