渇水
少し前の話になるんだけれど、お彼岸だからって事で、ななか姫の実家のお墓参りに行ってきた。んで、ななか姫の実家は西日本最大の貯水量を誇る巨大なダムがある本山町なので、異常渇水で貯水率がゼロになっちゃったその早明浦ダムにも足を伸ばして、水位が下がりまくった人造湖を見てきた。
直前に少し雨が降った関係で、写真を撮った時は貯水率が7%ちょいだったんだけど、そして写真だと、まだまだ水が沢山あるようにも見えるんだけど、水位は満水時から50m以上下がってるし、20kmほど奥まであった人造湖も、ホンの数kmでバックウォーターに突き当たる。
僕達高知県は、このダムを作って村を一つ湖底に沈めて、そうして香川と徳島に水資源を安定供給出来るようにして、しかし、肝心の村まで沈めてダムに捧げた高知県は、このダムからは発電所からの電力供給以外には、何もメリットを得ていない。
さらに、今から十数年前にあった異常渇水で、香川用水に回す水が無くなって、香川県がとてもとても困っていた時、当時の高知県知事だった橋本大二郎氏が、「香川の為に、放水ゲートを開けてダム機能維持の為に必要な予備たん水を流せ。」ってやった事があったんだけど、その時の水は全て徳島が、「高知が香川の為に放水した?県境越えたら吉野川の水は全部徳島の水よ。」って言って、1ccも香川用水に回さず全て徳島で独り占めした事があって、その事実を知ったほぼ全ての高知県人は、「俺達は、徳島製粉と大塚製薬の為に村1コ沈めたんちゃうぞ!(徳島製粉と大塚製薬の工場は徳島にあり、工業用水で吉野川の水を大量に使う)それやるんやったら、徳島製粉と大塚製薬が徳島に収める税金をワシらにもまわさんかい!」って思ったんだけど、それは今日の話とはまた別の物語だ。
異常渇水が続いて、一時期は貯水率が完全にゼロになった早明浦ダム、僕等が訪れた日は週末だったので、香川ナンバーの車が何台も、湖水の様子を見に訪れていた。
香川ナンバーの車に交じって、ナンバープレートに色んな県名が書かれた車・バイクが、何台もダム見学に訪れていて、狭い道路を沢山の車が走り回っていた。
そうして僕等は一旦ななか姫の実家に戻り、そして僕等は帰路に着く。まだ時間が早かったので、帰り道で僕等は『ゆとりすとパークおおとよ』って言う、ハーブ園で有名な自然公園に寄り道。ここには大きな風力発電機がある。
風力発電機と言えば、デンマークのヴェスタス社が有名で、あの軍需産業GE社も作ってるし、日本だと三菱重工業も風力発電機を作っている。ここの風力発電機はどこのメーカーが作ったのかな?とか思って、支柱に取り付けられたプレートを見てみたら、
何と、日本鋼管製でした。
日本鋼管ってば、風力発電プラントも作っていたのね。
風力発電機を作るメーカーじゃないからか、ブレードは巨大なのに発電出力ってば600kw。
ヴェスタスも三菱もGEも、この規模のプラントだと2.0メガワットクラスの発電プラントを作っているんだけど、日本鋼管ってばせっかくの巨大なプラントなのに発電力は0.6メガワット。しかも僕等が訪れた日には、風車を停めて発電は停止していました。
風車も見たし写真も撮ったし、お腹も空いてきたので帰る事にして、二人は一路、高知へ向けて猫まっしぐらだったのでした。
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