« 新人指導 | トップページ | クッキング夫 再び »

2008.09.21

”それ一筋”はダメだ

「mizzieくん、バイタルもサクション(吸痰)も終わったし、手空いてるからワーカー仕事手伝うわよ。」

「あ、ありがとうございます。記録とかいいんですか?」

「そんなの後でも出来るし後に回すからいいわよ。それにオムツ交換の時が、一番じっくり患者さんの状態観察も出来るし。」

 

ある日の夜勤。その日、僕は新人さんと組んで夜勤リーダーだったんだけど、夜勤ナースが最近新しく入って来た新加入ナースさん(美人♪)。僕はこの人と組んでの夜勤は初めてだったんだけど、ワーカー業務には殆ど入らないナースが多数派を占める我が介護病棟で、この方は積極的にワーカー業務に入って来てくれた。僕も基本的に勤務時間中はノンストップなんだけど、このナースさんも負けず劣らずのノンストップぶり。休憩時間を削りながら業務と記録をこなしていく。

んで、30分ほど短くなった休憩時間。新人ワーカー、僕、ナースさんの3人で、お菓子をつまみながら仕事論・仕事談義を繰り広げる。

「さっきは有難う御座いました。4Fでちょっと手こずってたから助かりました。」

「どうって事ないわよ。それにアタシ思うんだけど、ナースももっとオムツ交換とかワーカー業務に関わるべきよ。」

「昔はナースさんもワーカー業務やってくれてたんですけどね。ナース2名体制からナース1名体制になって、ワーカー業務やらなくなっちゃいましたね。」

「でもねmizzieくん、アタシ達普段の業務だと患者さんの皮膚の状態とか観察出来る機会無いのよ。オムツ交換なんてそれの絶好の機会じゃない。なんでみんなやらないのかしら?」

「そうですね。他のワーカーさん達も愚痴ってますけど、ココは殆どの業務が介護任せで、ナースさんは入浴にだって関わらないじゃないですか。浴室でアクシデントとかあったらどうするつもりなんですかね。はっきり言って僕等ワーカーだって、ワーカーだけで入浴やるの怖いですよ。」

「でしょう?アタシもそれは気になってたから、出来る限りは浴室にも行ってたんだけど、そうしたら今度は●×さん(ベテランナース)とか「どこ行ってたたのよ!?」とか言って、「特浴室で患者さん見てました」って言ったら「そんなのワーカーに任しときゃいいのよ!」なんて怒り出すんだもん。」

「そうなんですか。確かに・・・さんとか☆×さんとか、絶対にワーカー業務手伝ってくれないですよね。」

 

そんな感じで休憩時間をフルに使って、仕事論を語る。このナースさん曰く、「看護師しかやった事無い人はどこか一般とズレてる」、「古い考え・スタイルのままで、今風のやり方が受け入れられず、古いスタイルが今は非合理とされている事が理解出来ていない」との事。(ちなみにこのナースさんは、大手デパートの販売員、いわゆるデパガをしていて、平成不況で勤務先が閉店し、看護学校に通って看護師資格を得たと言うキャリアの持ち主)確かに、義務教育→看護学校→病棟勤務ってキャリアのナースは狭量でフレキシビリティーに欠けてるトコあるよな・・・。とは思っている。しかしそれはワーカーも同じだ。高校→福祉専門学校→施設・病院就職ってキャリアの介護福祉士はほぼ全員が、どこか世間一般とはズレた所があるように感じられる。

「一芸に秀でよ。多芸多才となるなかれ」

と言う言葉がある。武道や学問、芸術・スポーツならそれは230%正しいだろう。しかしながら、人を相手にする職業で、かつ集団・組織で運営される職業では、一芸しか知らないが故に偏狭になってしまうというのは、それだけでその個人と集団、顧客全てにとってのリスクなのではないのだろうか?

この多様化した世界において、視野が狭いと言うのは、狭い世界しか知らないというのは、デメリット・ディスアドヴァンテージ以外の何物でも無いのだ。

 

 

 

今日も、応援クリックを宜しくお願いします。

人気ブログランキング

ブログランキングもだけど、ワンクリック募金もクリックしてね♪

ついでにこっちにも投票していってね。

|

« 新人指導 | トップページ | クッキング夫 再び »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/8531/42466985

この記事へのトラックバック一覧です: ”それ一筋”はダメだ:

« 新人指導 | トップページ | クッキング夫 再び »