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2008.10.06

そんな金に価値なんてあるのか?

また株価が下がっている。NYSE、東証、香港、上海、ドイツ、ロンドン、どの市場も平均株価指数は急落だ。

ただ、今回の株価下落については、継続的に海外ニュースをウォッチしていた僕はある程度の予想もしていたので、急落直前、(これは、明日の東証は暴落するな)って予測した時点で高値で売り抜けていたので、下がり切った辺りで買い戻すつもりで、そうなると下がれば下がるほど儲かる事になるんだけれど、先週末時点で既に、25万円くらいの利益が出ている。

僕はサブプライム問題で世界中の株式市場が急落する前から、(この会社は来るな)って目を付けていた会社があって、その会社は劇的な需要変化が無い限り、中期的な安定収益が見込めるので、そして新規で開発している商品も開発が順調に進んでいるので、この、今の下げ相場が底を打って上げ相場に転じたら、株価が急騰すると読んでいる。ただ、その会社については外国人投資家達も僕と同じ事を考えているようで、発行株式数に占める外国人投資家の保有株数が多く、世界の景気動向が株価に敏感に反応する。NYSEが下がれば下がるし、NYSEが上がればその会社の株価も上がるのだ。

NYSEを見ていれば、翌日の東証でのその会社の株価動向が比較的容易に予測出来るので、1000株とか2000株くらいの少額取引なら簡単に売買が成立する事もあって、10万円単位の少額利益は結構簡単に出る。僕はそうやって去年のシスコ行のチケット代金をそこから稼ぎだしたりしてたんだけど、そうやってパソコンの前でピコピコやって稼いだ金も、額に汗して介護をやって稼いだ金も、金としての価値が同じ。と言うのは本当に不公平だな。って思う。自民党が金持ちのお友達がもっと稼げるようにと株取引での税率を引き下げたお陰で、僕が介護福祉士として稼いだ所得に掛かる税金と、パソコンの前に座って右から左にお金を動かして稼いだお金(これは不労所得とほぼ同じだ)の、税率は殆ど同じだ。
この国では勤労所得と不労所得の税率が同じなんて、これを不公平と言わないとしたら、一体何を不公平と言うのだろう?

株や商品相場で得る利益と言うのは、何も生み出さないし、何も創らない。
ただ、右から左にお金を動かして、自分が安値で買ったものを誰かに高値で買わせたり、自分が誰かに高値で売ったものを、安くなった所で買い戻したりして利益を出す。
ストックオプションの取引って言うのは、誰かが儲けている時、別の誰かが必ず損をしている。いわゆるゼロサムゲームって奴だ。ただお金が動いているだけで、他人の動きに乗って儲けているだけで、誰かに損をさせてその損失を自分のポケットに突っ込んでいるだけで、何も創らないし何も生み出さないし誰も幸せにならない。儲けた本人以外は誰も喜ばない利益だ。
それどころか、”利益を最大化させる”事だけが評価される株式市場の世界では、従業員を大量解雇して雇用者の生活を破壊した会社は、「コスト削減で収益向上に貢献した」と言って高く評価されるのだ。誰かを大損させて自分が利益を得る事が、完全に正当化されているのだ。

社会の為に、雇用者の幸福の為にと頑張っている会社には、「もっと収益を上げる為の努力をしろ!」と市場から圧力が掛かる。株価が低迷する。『利益こそ王』の資本主義世界では、金を稼ぐ為に弱者を踏み躙る事は正しい事とされるのだ。原価率を下げて商品の質を落としても、利益が上がればそれは良しとされる。貧困国の子供達を時給\100以下でこきつかって作った商品を、日米欧で一つ\3000で売る事は素晴らしいとされる。そしてそれをせず、国内雇用を守る為に自社工場での生産にこだわる企業は、ダメな企業、間違った経営哲学の経営陣、と言われるのだ。

そうやって、『利益は至高』、『利益こそ王』の哲学で金を稼ぐのが、いわゆる証券トレーダー。と言われる連中だ。利益を最大化させるために弱者を踏みにじっている会社を、「素晴らしい!」と評価して株を買い、道徳的に間違った事をして利益を最大化させた企業からの、配当報酬(インカムゲイン)をポケットに突っ込む。そうして利益を上げた会社は株価が上がるので、上がったところで売り抜けて、キャピタルゲインで利益を得る。例え利益が削減しても、社会正義に反する事を良しとしない会社を叩き売り、逆ザヤで出た株主の損失を自分達の利益にする。

何も創らず、何も生み出さず、ゼロサムゲームで道徳と良心に従った連中に貧乏クジを引かせて、冷徹に、冷酷に、非情に徹した奴だけが巨億の富を手にする世界。そうやって、物凄い数の人達を不幸にして、数十万の幸せを奪う事で生み出される金と、額に汗して働いた、誰かを幸せにしたり喜ばせたり、苦痛を取り除いたり和らげたりして稼いだお金が、この世界では全く同価値とされる。
それって、本当に不公平だと思う。

自分の良心に従って考えたら、お金を右から左に動かしただけで得るお金と、自分の体と頭を使って、汗して働いて得たお金にはあえて言う必要もないくらいにその価値に差があるんだけれど、哀しいかな、この世界では何かを作ったり売ったりして得るお金と、ただ何もせずに右から左にお金を動かしただけで得る金の貨幣価値は同じだ。それどころか、モノやサービスを売って得る金よりも、金を右から左に流して得る金の方がゼロが3~4個は多く稼げるので、超金持ち達はそうやって得た金で政治家を操って、自分達だけが有利になるような法改正をさせる。

「金こそ全て」なんて社会を作った自民党なんて政党に属している政治家は金がダイスキなので、金の為なら簡単にその魂を売る。そうして、そうやって金に魂を売った政治家達が動かす国が、拝金と物質至上主義に支配された、みっともない恥ずかしい国になるのは当然だとも言えるだろう。

しかし、そんな政治家達を国会に送り込んだのは、僕達有権者なのだ。
自民党と公明党に投票した者と、選挙になんか行かなかった連中に、この拝金に満ちた恥ずかしい社会に文句を言う資格はない。

文句があるんだったら、次の選挙はキチンと投票所に行って、自民党に最も勝てそうな野党に投票する事だ。


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