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2008.11.24

護衛艦がやってきた

高知新港に、海上自衛隊のヘリ搭載型の最新型護衛艦がやってきて、一般公開されると言うので、反戦平和の旗印を掲げるワリには、ミリタリーもの大好きなmizzie、仕事が休みなのをいい事に、ななか姫を連れて行ってきた。

公開は22日だったんだけど、21日に、(もしかしたらもう来てるかも?)って思って高知新港に行ってみたら、予想通り、護衛艦はもう来ていて、一般公開の準備をしている所だった。
高知新港は交通の便がとても悪いので、市内に遊びに行く水兵さんや士官さんといった隊員達の需要をあてこんで、客待ちのタクシーが列を作る。だけど将官クラスには、自衛隊高知連隊の車が迎えに来ていたようだった。

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岩壁に接岸する、2隻のヘリコプター搭載型護衛艦。
たかなみ型護衛艦たかなみと、たかなみ型護衛艦おおなみ。
平成15年就航と、はっきり言って最新型の護衛艦である『たかなみ』と『おおなみ』、その主要緒言は、

全長 151m
基準排水量 4650トン
全幅 17.4m
高さ 47m
機関 ガスタービン×4基 6万馬力
速力 30ノット
乗員 170名

艦型や大きさ、乗組員数なんかは完全に駆逐艦。たかなみは「DD110」、おおなみは「DD111」と言う艦籍番号が与えられていて、このDDって言うのは「Defense Destroyer」の略で、直訳すると「護衛駆逐艦」。つまり、たかなみ型護衛艦は駆逐艦なのだ。海上自衛隊が作成した艦のパンフレットにもはっきりと、「・・・"TAKANAMI"class multipurpose destroyer capable of ASW helicopter operations,・・・(・・・対潜ヘリを運用可能な、たかなみ型汎用駆逐艦です)」と書かれている。

その日は一旦家に帰り、翌日、ななか姫と共に、再び高知新港を訪れた。

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訪れた時間が遅かったこともあって、見学者は思ったよりも少ない。

 

 

 

笑顔で迎える自衛官達の案内に従って、「護衛艦おおなみ」に乗艦する。建造時の溶接ミスにより、マストが折れるなんて事故を起こした事もある護衛艦おおなみ。その溶接は、元・溶接工なmizzieをして、「これが造船屋の溶接かよ・・・」って言わせてしまう稚拙さ。
(造船は、とても高い用溶接技術が求められる。それ故、造船所で働いていた溶接工は一般の溶接工から一目置かれる)
溶接技術とは関係無いんだけど、護衛艦も、沈められる事を前提に建造される戦闘艦である事に変わりは無いので、壁にこんなプレートが打ちつけられている。

007 総員離艦安全守則
1.あわてるな
2.衣服を着用せよ
3.救命胴衣を装着せよ
4.はやく艦から遠ざかれ
5.集団をつくれ
6.無理な泳ぎはするな
                 7.水中爆発及びサメに注意せよ

 
怖いですね。そんな、1隻650億円も掛かった高価な船なのに、簡単に沈まれたりしたら納税者としても困ります。

この「たかなみ級護衛艦」はヘリコプター搭載型護衛艦なので、艦の後部はヘリの発着甲板と格納庫がある。

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搭載されているのは、爆装も出来るSH-60K。たかなみ型護衛艦にはそれ用の弾薬庫もあるらしい。当日は機内にも入らせてくれたし、見学者をコクピットにも座らせてくっれていたので、飛行機ダイスキなオイラ、もちろんコクピットにも座ります。

 

 
 
ヘリ搭載の護衛艦で、航空機が発着艦するので、航空管制設備もあります。ちなみに管制塔はこんな感じ。

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中は、チョー狭かったです。

そこまで見た所で「おおなみ」を後にして、隣の「たかなみ」に移る。こっちは搭載ヘリが格納庫に格納されている。

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格納庫に鎮座する整備用工具箱。レースメカニックにはおなじみの、スナップオン社製の工具です。自衛隊、工具には国産を選ばなかったようですね。まぁ、スナップオン製品は軽いから、艦載するには都合がいいかもね。でも、スナップオンはフルセットで100万円を超える高級工具なのに。

たかなみでは兵装も公開されている。  

020_2艦橋の真正面にある白いドームが、コンピューター制御で飛んでるハエも撃ち落とすと言われる、超精密射撃の機銃、ファランクスCIWS。1分間で4500発も撃てる高性能機関銃なんだけど、その弾は、一発が一体幾らくらいするんだろ??

 

 

 

 

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←こっちは、艦対艦ミサイル発射装置。ハープーンとかはこっちから撃つんだと思う。

 

 

 

艦の前部には、127mm速射砲が装備される。こいつも、1分間で45発も撃てるなんて言う高性能な砲。ファランクスと127mm砲の間で見える碁盤目状の構造物は、短距離対空ミサイル(短SAM)と対潜魚雷(アスロック)の垂直発射装置。

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甲板をひととおり見た所で、艦橋に入る。途中、トイレに行くとこんな札があった。

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流しながら使わないと詰まるのだろうけれど。

「バリバリ流しながら」って、もっと違う書き方もあるだろうに・・・。

 

艦橋に上がって、操縦席に座るのがダイスキなオイラは、もちろんたかなみの操舵輪を握る。気分はジャック・スパロウかバルボッサ。或いはキャプテン・ハーロック♪(古いよ・・・)

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「たかなみ」は最新型の護衛艦だから、艦橋の装備も電子化が進んでいる。チャート(海図)もモニター表示だ。

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艦橋から出ると、甲板上に電子戦用のチャフ(アルミ箔)発射装置があった。

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ここから発射されるアルミ箔で、電子誘導のミサイルを撹乱させたりする。

順路に従って見学していたら、このチャフ発射装置のトコでおしまいになっていたので、パンフレットをもらって艦を降りる。

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最後に、遠景から2隻を写真に収めて帰路についた。反戦平和の旗を掲げるmizzieだけど、機能美に溢れた戦闘艦と言うものは、それが戦闘に使用されないと言う前提の上でならば、とてもとてもカッコいい。

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最近は自衛官の不祥事とかも続いたし、自分達が違憲の集団でもあり、常に批判の目にさらされているという事を良く自覚しているのか、士官から曹、2等海士に至るまで、たかなみとおおなみの乗員はよく教育されているようで、ホスピタリティーと言う観点から見ればとても良く出来ている。
「グッズ販売は無いの?」って聞くオイラに「グッズ販売はやってないので代わりにこれを・・・」って、非売品のピンバッチを進呈してくれたりもして、んで貰ったパンフレットに乗艦記念のスタンプを押してきた。

反戦平和の旗を掲げ、軍備永久放棄を究極の理想と考えるmizzieだけど、僕の個人的見解として、今の東アジアの国際情勢を考えた場合、日本にはまだまだ自衛隊が必要だ。そして自衛隊官僚はクソだけど、士官は優秀だし兵卒は勤勉で精強。装備は世界最高水準の高性能。その強力で優秀な軍隊が実戦使用される日が来ない事を願いつつ、家路を急ぐオイラだったのでした。

 

 

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