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2008.12.15

風邪であなたは死ねるし破産する

「風邪の予防・対策は、」なんて平和な事を書いている場合ではない。世界保健機関が医療充実度世界一と太鼓判を押した、日本の医療制度は既に瓦解寸前で、あと一息でこの国の医療保健制度は、アメリカの守銭奴保険会社の漁場になる。

アメリカの医療保険制度が如何に醜いずさんなものかは、アメリカで最も重要なドキュメント・テラーである、あのマイケル・ムーア氏が「シッコ」と言う映画で詳細に触れてくれているので、詳しく知りたい人はそっちを見てもらうとして、(DVDになっててレンタルで借りられます)僕が今回書くのは、世界最高とWHOからお墨付きをもらった日本の医療保険制度が、アメリカの守銭奴達に売り渡されようとしている事だ。

アメリカは毎年、日本に「年次改革要望書」と言うものを突き付けてくる。「テメー等の国家システムをよぉ、俺っちが稼げるように変えちまぇよぉ!」って言って、俺達自由主義社会のリーダーだったはずのアメリカが、チンピラかヤクザみたいになって僕達の国にたかってくる脅迫状みたいなものだ。

戦争に負けたからって、同盟国だからって言ったって、日本は国家主権が国連でも承認されている独立国家なんだから、国民の福利に反する事ばかり要求してくるこの「年次改革要望書」なんか、「そんな事出来るかよっ!」って突っぱねちまえばいいのだが、アメリカに逆らうと贈賄とかスキャンダラスな事実とかをバラされて政治的に消されてしまうと言う事を、田中角栄の一件でしっかり学んだ自由民主党の皆さん、アメリカに反して国益を守って政治生命を危機に晒すよりも、アメリカと一緒になって庶民から搾取して、そのこぼれを預かって私腹を肥やす事を選んだので、自民党はいつだって、どんな事だって、「年次改革要望書」に書かれた事を、「Yes,I do‼!」って言って実行する。

郵貯と簡保に預けられた国民の数百兆円と言う金融資産をアメリカの金融機関に丸投げする為に、コイズミが郵政事業を民営化したのがいい例だ。あそこでアメリカの金融機関に流れた日本国民の預貯金の大半は、今頃サブプライムローン問題で泡と消えている事だろう。

また話がズレてしまった。

このまま自民党政権が続いていると、間違いなくそう遠く無い将来、日本の医療保険制度は民営化されて、アメリカの保険業界が大挙して、日本の医療保険市場になだれ込んでくるだろう。そして、「利益の最大化」を至上命題とする営利企業や、株主への利益配当を最優先課題とする株式会社が保険業界に入ってきたら、間違いなく日本の医療業界は、(アメリカ保険会社の)利益を追求する、冷徹なビジネスが支配する世界になる。

アメリカの病院に、無保険の貧乏人が行っても診てなんかくれない。一円の儲けにもならないどころか、薬品や備品を浪費して赤字になんるだけだからだ。病院に行くと「支払は現金ですか、キャッシュカードですか?」なんて聞かれるなんて、狂っているとしか言いようがないのだが、このまま自民党政権が続いて、自民党の連中がアメリカの年次改革要望書をそのまま受け入れ続ければ、この国の医療はアメリカ保険業界の為に開放される事になって、そして、このWHOから世界第一位と言われた日本の医療制度は、WHOから世界第37位、貧困国のキューバよりも酷いと酷評される、アメリカ式医療システムに入れ替わる。

日本の医療保険制度には、『高額療養費制度』と言うものがある。医療費の自己負担額が\80100(70歳以上の人は\44400)を超えると、それ以上の金額は国が負担してくれると言う素晴らしい制度である。この制度があるお陰で、この国では年収200万円以下の低所得者でも、高圧酸素療法(3日間で\150000)や、ガンマナイフ治療(3日間で\190000)なんていう先進高度医療を受ける事が出来る。

ところが、アメリカ式医療保険制度はそうじゃない。

「地獄の沙汰も金次第」なアメリカ式医療保険制度。月々の掛け金の寡多で、受けられる治療が変わって来るのだ。

富裕層が加入する、高額な掛け金の医療保険なら、日本の保険制度でもカバーしてくれないような治療や病気まで保険がカバーしてくれるが、中所得者層でも支払い可能な掛け金の保健だと、保険がカバーしてくれない治療法がたくさんある。

病院に行くと、医師やナースからこう告げられる。

「あなたの加入している保険では、この治療法はカバーされていません。治療を諦めるか、全額自己負担で治療を受けられるか選んで下さい。」

全額自己負担で先進高度医療を受けると、あなたが資産数億円のお金持ちでも無い限り、簡単に破産出来る。今はめちゃめちゃに普及したMRIだって、全額自己負担なら一回で\10000を超えるし、普通の大部屋でも、入院時のベッド代は一日\5000くらいはする。今はどうだか知らないが、低体温療法を24時間低体温麻酔をしたと考えた場合、その治療費は一日で\300000を軽く超える。

僕は98年に鈴鹿でクラッシュして病院に運び込まれた時、ICUに入っていた間ずっと、先進高度医療を施されていたそうで、その甲斐もあって一命を取り留めたのだが、払った医療費は『高額療養費制度』の上限額で済んでいる。

高額療養費制度など持たない、「貧乏人はとっとと死ね!」なアメリカ式医療保険制度を自民党が「年次改革要望書」に従って日本に持ち込むと、貧乏人は医療になんか掛かれないし、もう医者に診てもらうしかない!って状況に追い込まれた貧乏人は、死か、破産か、その選択を迫られる事になる。

庶民が簡単には病院に掛かれない社会が出来上がって、止むにやまれず病院に行った庶民が、死か破産の二者択一を迫られる社会が出来上がると、アメリカと日本経団連が「もっと抑制しろ!」と叫び続けるこの国の社会保障費は、劇的に圧縮出来るだろう。しかし、アメリカの犬で経団連のヒモに過ぎない自民党が政権にいる限り、この悪夢のような世界がこの国に現出してしまう。

風邪を予防するのは「そう難しい事では無い。

ウィルスが侵入しないように、うがいと手洗いを入念に・コマメに行っていればいいのだ。

しかし、風邪は万病の元でもある。

風邪のように見えて、実はそれはとてもややこしい難病かもしれないのだ。

そうなった時、まだ自民党が政権にいて、しかもアメリカに従って日本の保険制度をアメリカ保険業界に売り渡していれば、

風邪をひいたと軽く考えていた人も、その事実の前で、死か破産かの二者択一を迫られる事になる。

しかし、自民党を追い出す努力をしなかった、選挙になんか行かなかった人には、その不幸を呪う資格など無い。

 

 

 

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