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2009.01.02

楽しめないお正月

日本はお正月なのに、ガザ西岸は相変わらずイスラエル軍の空爆が続いている。真実は常に隠蔽&歪曲の米英系メディアの映像も、もうマトモな所だけを映したくても映せないくらい、今のガザ西岸はめちゃめちゃだ。

イスラエル空軍のミサイル攻撃で、全身を焼かれた女学生とか、顔が半分無くなった子供とか、乳飲み子を抱えて生きたまま焼き殺された母親とか、そんな映像は決して流さない米英系メディアだけど、もう街中が破壊されつくしてしまったので、視聴者の想像力をかきたてる事の無いような映像を撮るのは不可能になり、崩壊した教会とか、ガレキの山と化した民家とかを映さざるを得ない状況になっている。

米英からは離れつつあるEUは仏サルコジ首相が和平提案をしたり、ロシアや中国もイスラエルに対して批難声明を出したりしてるみたいだけど、イスラエルは全て無視で、ガザ攻撃の手を緩めない。このまま地上軍が入ってガザを軍事的に完全に掌握してしまえば、カディマのオルメルト首相は2月の選挙では勝つ事が出来るだろうが、アラブ圏に強烈な反イスラエルの憎悪が植えつけられるのは想像に難くない。
例えこの戦争でハマスを壊滅させる事が出来たとしても、すぐにパレスチナの若者が大挙してハマスに志願するから、ハマスはすぐに息を吹き返すだろうし、シリアやヨルダン、エジプトやサウジといった周辺のアラブ諸国はこれで完全に「イスラエルに復讐を!」って世論が出来上がってしまう。そうなれば、ヒズボラとハマスが同時にゲリラ活動を始めて、イスラエルは2正面作戦でその対処に当たる必要が出てくる。
今はイスラエル寄りのアメリカ政府内だけど、これがオバマ政権になれば、今よりも確実にイスラエル・ロビーの力は弱体化するので、そしてここ数年のアメリカの動きから推測すると、イスラエルがパレスチナのハマス、ヨルダンのヒズボラ双方から攻められて、ハマスとヒズボラの後ろにいるシリアとイランを攻撃、アメリカからの武器援助を当てにするイスラエルが、シリア・イラン・ヨルダン中東連合相手に大戦争になった所で、アメリカはイスラエルから梯子を外して「知~らないっと♪」って逃げちゃう可能性がある。

その場合、窮地に追い詰められたイスラエルは、隠し持っている核を使うかもしれない。しかし、核を使ったとしても使わなかったとしても、イランやシリアと開戦した時点で、イスラエルと言う国が消滅する事はほぼ決定してしまう。

今回のガザでの虐殺(あれはもう、戦争とは呼べない)はイスラエルが落とし所を誤ると、国を消滅させてしまいかねないのだが、さて、イスラエル首脳部は一体どう考えているのか?



世界中がこんな状態だと言うのに、日本では解雇された非正規社員以外はみんな、平和におせち食べてテレビ見てダラゴロしていられるなんて、その時点で既に、めっちゃめちゃ贅沢だと言えよう。

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