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2010.07.17

米国永住権放棄 その2

久し振りの早起きでやって来たアメリカ大使館。阻止装置の大袈裟なのにもびっくりしたけど、それよりも何よりも、金曜日の米大使館は永住権放棄もフツーのビザ申請も一緒にやるので、留学ビザ申請の学生さんとか、商用ビザ申請の人達とかと一緒に並んで待つからすっごい人!!

アメリカに留学してやろう。って大志とか野望を抱いてる若い日本人が、こんなにも沢山いる。と言うのは新鮮な驚き。

って驚いてる場合じゃなくって、テロ対策でセキュリティーが超・超厳重になってるアメリカ大使館。一度に入館出来る人数が厳しく制限されていて、正門前で列を作るビザ申請者、その長蛇の列最後尾に並んだオイラ、セキュリティチェック受けるまで1時間半くらい待たされた。グリーンカード交付の時はアポイント取ってたからめちゃスムーズだったけど、アポイント無しだと大使館はめちゃめちゃに待たされてしまう。

で、11時を過ぎてからようやく正門をくぐって大使館に入館、ところが、正門を抜けて大使館の建物に入る時も、またもやセキュリティチェックがある。それを終えて館内に入り、レセプションデスクみたいなトコで、自分が永住権放棄で来館した事を告げる。すると、「Form I-407は書いてきてるか?」と聞かれ、大使館のHPからダウンロードしたんだけど、意味のわからない所があるので記入は全て終わっていない。と答える。すると、「じゃあここで書け。」と言われ、とにかく申請書を出して不明なトコについて尋ねる。で、何を書けばいいのか教えてもらって記入欄を埋める。

「これって、当然英語じゃなきゃダメですよね?」

「もちろんです。」

で、英語で記入欄を埋めていたオイラ、単語の綴りを忘れて、しかしセキュリティで全ての電子機器を預けているオイラ、電子辞書が無いので綴りを調べられない・・・。
大使館に来る前に、申請書の記入欄をを全て埋めていなかった事を猛烈に後悔しつつ、おぼろげな記憶を頼りに書いて申請書を仕上げ、それを窓口に提出。んで、I-407が交付されるのを待つ。交付時、領事との簡単な質疑応答があるんだけど、僕の申請書を読んだ領事、

「で、あなたはもう永住権維持は諦めるのね。」

って聞かれ、でも声が小さくて聞き取れない。

「Sorry?」

「・・・you give up to maintain your permanent residece status?」

「Yes, I quit to do it. I'll apply appropriate visa if I need.」

「How did you get the green-card?」

「I got it by DV program.」

「You won the lottery?」

「Yes.」

なんてやりとりがあって、それから僕は自分のグリーンカードと再入国許可証を領事に返す。領事が受け取った僕のグリーンカードに小さく手を振って「バイバイ」って言って、そしたら領事も僕に「Bye.」って言って微笑んで、引き換えにI-407を受け取ってお終い。
グリーンカード、
交付の時はあんなに時間と手間が掛かったのに、放棄はチョーあっという間。

さらば。グリーンカード。
ツライ事、カナシイ事、色んな事があったけど、移民としてアメリカで暮らすのは中々に楽しかったよ。
2003年に渡米した時は、そのまま5年暮らしてから帰化して、日本国籍は捨ててアメリカ国籍を取るつもりだったんだけどね。

結果だけを見れば、僕のケースは移民多様化プログラムで・抽選で永住権を得て、グリーンカード片手に高い目標を掲げて渡米したものの、夢破れて帰国した。って事になるんだろう。
なるんだろうけど、夢破れた敗残者とは対極に位置するとしか思えないような態度で、I-407を交付されたオイラは大使館を出る。
往路のタクシーで赤坂駅~米大使館の距離感は掴めていたので、帰りはテクテク歩く。もうすぐ赤坂駅に着くぞ、ってなったその時、
(傘を大使館に忘れた・・・)

また長時間待たされる事を考えたら、傘を置いて帰る方が賢いようにも思ったんだけど、大使館~赤坂駅を交通費ケチって歩いてるくらいなのに、それなりの値段がする傘を置いて帰る。ってのは今のオイラには出来ないので、忘れてしまった傘を取る為だけに、再び大使館にへと戻る。
警備のおっちゃんに事情を話すとそのまま館内に入れてくれて、全ての荷物を正門に預けなきゃいけなかったけど傘を取りに戻らせてもらい、2時間を覚悟したけど5分で傘回収。
優しいおっちゃんに感謝しつつ大使館を出て、赤坂駅に向かう。I-407さえ入手してしまえば東京なんかに用は無い。チケットは特割なので便変更は出来ないけど、オイラはVISAゴールドなので空港ラウンジが無料で使えるから、待ち時間が多少長くなっても苦ではないし、荷物をラウンジで預けて空港内を散策しててもかなりヒマは潰せる。って事で、『Mont St. Clair』に寄って家と職場用にお土産を買い、その足で羽田空港へ。そして高知行き最終のANA便で高知へと帰ったのでした。

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コメント

はじめまして。グリーンカード放棄の体験談を探していて辿り着きました。グリーンカードって様々なストーリーが皆様々ありますね。
私は98年に石の上にも3年(?)で日本への帰国は出来ないほぼ監禁GC申請でした。幸いにも雇用ベースで申請出来て。取れるまでアメリカから出国できず、非常に不安な日々でした。途中で移民法が変わったので余計ハラハラ。晴れて98年GCを手にして、その後2004年に
アメリカ人と結婚、2008年に家族の事情で日本へ引っ越しました。で、満2年のリエントリーパーミットが切れて、、、放棄する覚悟が。来年早々休暇でアメリカへ行くので、入国時に揉めたくないので返すことにします。
なかなか、このGC放棄 複雑な気分ですね。
取ってからの日々が頭を駆け巡って。ちょっと感傷的に!まぁ、人生いろいろ。
今の自分達には日本が都なわけです。
お互いこの変わってゆく日本で頑張りましょう。

投稿: みぃぶ | 2010.10.05 21:45

>みぃぶさん

はじめまして!mizzie's cafeに、ようこそ!!

そうですね。GC放棄、僕の場合はDVプログラムでのGC取得だったので、みぃぶさんよりも遥かに苦労は少なかったと思うのですが、それでも放棄する時は色んな思いが駆け巡りました。
みぃぶさんはアメリカ人と結婚されているとの事で、それならば再取得も容易なのではないですか?
とにかく、お互いこの日本で頑張りましょうね。(*゚▽゚)ノ

投稿: mizzie | 2010.10.09 23:19

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