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2010.08.08

(暇つぶしに・・・)書いてみた

最近はずっと、家事と育児と仕事と勉強に追われて超多忙な日々を過ごしてるオイラなんだけど、
今日は仕事がお休み。だけど家を遂にオール電化にする事になって、今日はその工事の立会があって何処にも出掛けられず。

で、空いた時間にちょこっと、小説なんぞを書いてみた。
昔書きかけでほったらかしになってたヤツがあったので、それをもうちょっと書き込んでみました。
評判が良かったら推敲してからさらに続きを書いて、何か賞に応募してみようかな?とか考え中。

なので、良かったら読んで、感想を聞かせてね。
mizzie

タイトル
『ワイバーン空戦記』

第一章

 教官の坂田巧三佐は耐G服を脱ぎもせず、殺風景な教官室のデスク端に腰掛けたまま、ふてくされた表情でデスク上に広げた紙切れを見つめていた。一枚の紙切れをつまみ上げた坂田が深い溜息をついたその時、扉の開く音と共に、飛行服姿の林佳幸二尉が教官室へと入って来た。

「三佐、何を見ているんですか?」

 坂田が机に足を投げ出していない事に小さな驚きを感じながら、林は坂田に聞いた。

「来週配属の訓練生の資料だよ。林二尉も見るか?しかし、こんなのが来るようじゃ、もうこの戦争は負けだな・・・。」

林二尉は渡された資料をざっと見渡し、そして驚いた顔で、

「何と!女の子じゃないですか!!」

と、小さな叫び声を上げる。
林に資料を渡し、いつものように机に足を投げ出した坂田は不満気に、

「しかも17才と来た。学徒動員で、飛行適正のある小僧どもを戦闘機乗りにするって噂にゃ聞いてたけど、まさか女の子まで来るとはね・・・この調子じゃ、来年は小学生が来るぞ。」

 と呟きながら、紙コップに入ったストレートティーをぐいっ、と飲み干す。

「飛行適正って、あのシミュレーターの奴でしょ?あれでいい成績出したって言ったって、華奢な女の子、実機なんか乗せたら、Gで体なんかバラバラになっちゃいますよ。」

林二尉はそう言って、資料を坂田に手渡す。坂田は資料に貼られた写真を見ながら、

「このキャワイイお姫さまを、8年前にT―4でフランカーを墜とした、この俺様のスーパーテクで一人前の戦闘機乗りにしろってさ・・・。」

と、自嘲気味に呟く。

「T―4でフランカー墜としちゃうような凄腕が、何でこんなトコで教官なんかやってんスか?」

呆れた、そして意地悪な視線を坂田に投げつけながら、林が尋ねた。

「そりゃお前ぇ、ウィングマン(僚機)の事を敵機だって間違えて送信してきた、レーダーサイトのコントローラーで群司令のバカ息子を、俺がタコ殴りの半殺しにしたからに決まってるじゃねぇか。」

悪びれるどころか自慢気味口調で、坂田は林にそう答える。

「そんな事もあったんですか?僕はてっきり、群司令の息子がしつこく言い寄ってたって言う、204飛行隊管制課イチの美女と、教官が結婚したからだとばかり・・・。」

「それが原因だったら、俺は飛行学校じゃなくて、空挺部隊に転属されてるよ。それでウェーキ防衛戦辺りに回されて今頃、愛しい美しい妻は未亡人さ。」

そう言い捨てると坂田は、ベレー帽を顔に乗せて昼寝を始めた。
林二尉は、「やれやれ」と小声で呟きながら肩をすくめ、ロッカーにブルゾンを突っ込むと教官室を出た。

第二章

簡素な机が並んだブリーフィングルーム。4人の訓練生達が耐G服を着て並んで座っている。壇上では坂田が指示棒を片手に、黒板に書かれた訓練内容を説明している。その時ドアが開き、礼装用軍服に身を包んだ髭面の基地司令官、山県雄二空将補が教室に足を踏み入れた。空将補の後ろには、真新しい軍服を着た、清楚な顔立ちの少女が不安げな表情を浮かべて立っている。

「坂田三佐、昨日通知した新しい訓練生だ。さ、キミも自己紹介したまえ。」

言われて壇中央に進み出た少女は、部屋にいた一同を見渡した後で、

「今日から、田村基地所属航空学生として配属されました、谷村真由二等空士です。色々と至らない所もあると思いますが、何卒よろしくお願いします。」

と、意識を集中して耳をすませていないと聞き洩らしそうな、可憐と言えない事も無い様なか細い声で言った。
少女と空将補に教壇脇へと追いやられる格好になった坂田は、谷村空士が自己紹介を終えると、(ああもう面倒くさい・・・)と言った表情で、

「皆も先輩として、色々と教えてやってくれ。谷村空士だったかな?訓練は早速明日から始めるから、今日は部屋でゆっくりと、長旅の疲れでも癒していてくれたまえ。」

と言うと谷村空士に背を向け、基地司令官には軽く会釈して、訓練内容の説明に戻った。空将補と谷村空士が教室から出て行った後、「カワイイ新入生じゃねえか」などとささやき合っていた訓練生を、坂田は相手が石化してしまうのではないのか?と思える位に厳格な視線で睨みつける。

谷村空士と廊下を歩きながら山県空将補は、

「訓練生は通常二人部屋なんだが、谷村君は女性だからな、我々としても特別に個室を用意しておいたよ。」

と言って、廊下の突き当たりにあるドアを開ける。

「さ、ここが訓練中の君の部屋だ。使ってなかったゲストルームを急遽修理したので不具合があるかもしれんが、バスルーム付き個室、訓練生には破格の待遇だぞ。訓練は明日の朝から。9時にブリーフィングルームで、今日挨拶した坂田三佐からの訓練内容説明を受ける事。」

空将補はそう言うと谷村空士の背中を軽く叩き、そして部屋を出て行った。谷村は部屋に入ると鍵を掛け、荷物を下ろして部屋をざっと見渡すと、

「きったない部屋だけど、男と相部屋にされちゃうよりはマシね。」

と呟き、掃除用具を前にして腕まくりをする。

 

 

ってお話を即興で考えてみました。
一応、オイラの頭の中にはこの後の展開も出来あがってて、

この後、猛訓練で戦闘機乗りとしての才能を開花させた主人公は最短期間で訓練教程を終了。だけど戦況は悪化して、訓練基地が防空基地に変更となって、その基地に配属となった主人公が次々と武勲を立てて、、、

ってのを考えてます。この骨組みに上手く肉付けして、賞金稼ぐ事出来ないかな?とかヨコシマなコトを考え中。

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コメント

面白そうですが、楽して稼ぐのは逆に大変ですよ??
ヨコシマ!!

投稿: ハルシオ | 2010.08.15 19:44

ハルシオさん

コメント有難う!この後、ちょっと続きを書いてみたんですけど、商業的に面白い文を書くのって難しいです。
そうですね。ラクして稼ぐ道なんて目指すべきではなさそうです。(;´д`)トホホ…>

投稿: mizzie | 2010.08.22 07:45

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