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2011.08.24

東北の方達には申し訳ないが・・・

地震発生から5ヶ月が過ぎた。

しかしながら、被災地は今もガレキの山となっているし、4500人を超える人達が、依然として行方不明のままとなっている。原発事故も収束の見込みは立っていないし、漏出した・放出されたセシウムやストロンチウム、プルトニウムやウランは放射能を出し続けながら東日本一体で生物細胞や遺伝子を破壊し続けているし、海洋投棄されたそれらの放射性元素は、今も世界中を駆け回っている。
その現状に、東日本では人々が”放射能”と言う目に見えない脅威に晒されている。不安と恐怖を押し殺しながら、一方的に忍従する事を強いられながらもそれらをじっと耐えている。

その、平和な日常を奪われ、今も(そして恐らくこれからもずっと)被爆の恐怖に晒されている東日本、特に東北の人達には本当に申し訳ないんだけれど、被災地から数百キロ離れた、さらに風上に位置して放射能汚染もほぼ皆無な四国に住む僕は、いつもと全く何も変わりの無い平和な日々を過ごしている。募金をするとか、原発反対署名に協力するくらいしか出来ない・していない自分に忸怩たる思いを抱えつつも、家族で海水浴に出掛けたりといつも通りの夏を過ごしている。

そんなある日の出来事。

食材の買い出しはFather's dutyなmizzie家、仕事から帰った僕は、いつもの様にJr.を連れて近所のスーパーに出掛けた。
「夕食は冷麺にしよう!」ってコトになってたので、キュウリとトマトとタマゴと冷麺を買わなきゃいけない。
「キュウリ1本\25?安っ!」
普段なら1本50円前後のキュウリが、ほぼ半額の1本25円で売られている。手にとってみるけど品質も悪くない。外見だけで判断すると、とても美味しそうなみずみずしいキュウリだ。(安過ぎやん。中国産?)と当然の様に思った僕は産地を確認する。

『秋田産』

「・・・・・。」
産地を確認した僕は、手に取ったそれをそっと棚に戻し、その隣にあった1本58円の高知産きゅうりをカゴに入れた。

政府は「ただちに健康には問題ありません。」と言って、風評被害による(政府と東電の賠償額を少なくさせる為に)東北産農産物の損失を食い止めようと躍起になっているが、大人である僕やななかが食べるならともかく、まだ2歳で、放射能による健康への(悪)影響が顕著なJr.には、親としてはリスクが少しでもあるものはJ徹底的にJr.からは避けさせたい・遠ざけたい。
だから僕は、産地が北関東以東の1次産品は避けている。

こんな事を書くと、「風評被害を煽る様な事を書くな!」とか言われるんだろうけれど、公開された場所で意見を発表する以上、そう言った批判や避難に晒される事は覚悟している。ただ一人の親として、言わずにはいられないのだ。

政府や、原発利益共同体の御用学者達は、「ただちに健康に影響は無い(だから安全だ)」、「基準値以下なので心配はない」と公言しているが、かつてテレビカメラの前でカイワレを食べていた元大臣の様に、テレビカメラの前で福島産ほうれんそうを食べている政治家や御用学者は一人もいない。原発事故後に福島入りした某政治家は、宇宙服の様な放射能防護服に身を固めていた。
御用学者でもなんでもない、原発利益共同体とのつながりが皆無な医学博士の宇津田含氏など、「放射能に安全基準など無い。」と発言し、放射能の影響を受けやすい胎児や乳幼児・小児は、可能な限り放射能汚染リスクからは遠ざけるべきだ。と主張しているくらいなのだ。

原発事故で被害を受けた東北の人達は救済されるべきだし、彼等が受ける事になる経済的損失は補償されなければいけないとは、僕だって思う。しかしそれを、被災地以外に住む人が汚染された被災地産品を積極的に購入する事でしようという、賠償義務のある東電や政府の経済的損失を最小化させようとする政府の意図は、人道的見地からも間違っていると僕は思う。

本来なら、原発被害による汚染地で取れる全ての農畜水産品は、原発事故を招いた東京電力に市場価格で買い取らせるべきなのだ。

これが、原発事故がテロリストによる襲撃だとか、隕石が衝突したとか、本当に避ける事が困難な原因による事故ならまた話も違って来ようが、今回の原発事故は、その危険性を何年も前に共産党の吉井英勝議員によって指摘されながら、それについての対策を全く講じず利益だけを追い求めて来た東京電力の安全確保義務放棄によって招かれた事故なのだ。
東京電力には、自分達の放漫経営によって起きた全ての損害・損失を賠償し補償する義務がある筈なのだ。

しかしながら政府も元政権政党である最大野党も、そして原発利益共同体の中心メンバーである経団連加盟巨大企業群も、本来なら自分達が負うべき責任と義務を市井の市民や傷付いた被災地に全て負わせようとしている。その姿勢を批判し糾弾したいから、僕はこの文を書いた。

そして、自分の身は自分で守るしかないから、自分の身を守る術を知らない小さな子供は親が守るしかないから、

僕はこれからも、放射能汚染が疑われる地域で取れた一次産品は買わないと思う。良質の一次産品が安価に大量に入手出来る高知に住んでいるので、値段が2倍だったとしても地元食材を買い続けると思う。

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コメント

この辺りでは気にしている人はあんまりいないですね。。
もともとがんのリスクはかなり高いし、
そもそも水なんかどうしようもないですから。。
飲料用、料理用だけをPETボトルで購入するにしてもものすごい額かかりますからね。。

カイワレ食べた元大臣が、ホウレンソウを食べないのかなぁと期待しているのですが、
すでにそこそこの歳なので、自分の子供や孫に食べさせるぐらいのことをやってもらいたいです。

投稿: ハルシオ | 2011.08.24 20:14

> ハルシオさん

そうですね。東電幹部とか海江田経産相とかが、お孫さんに福島産ホウレンソウを食べさせながら「東北の野菜は安全です!」とかやってくれたら、信用・信頼度がゼロどころかマイナスの民主党&経産省も、少しは信用を回復出来るかもしれませんね。

それと、汚染食物はまだ避ける事も出来ますけど、確かに、水が汚染されている。と言うのは水が人間にとって必須な上に必要量の多いものだけに、事態が深刻ですね。

投稿: mizzie | 2011.08.28 00:33

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