« 忍耐は美徳にあらず | トップページ | 逆トリクルダウン »

2013.11.28

2つの成功方程式

私がこの夏に読んだ医学博士のコラムで、「成功する為の必要条件」として、「性格」が挙げられていた。

芸術でもスポーツでも、成功者に共通しているのは「性格が良く」「根気と粘りがある事」なのだそうだ。

根気と粘りは不遇時代にも諦めず投げ出さない事に、性格の良さは独善的・他罰的にならず他者の助言を柔軟に受け入れ、また他人から好かれる事で良き指導者・支援者に恵まれるから。

なのだそうだ。なるほど、芸術やスポーツでは、その二つは重要な成功要素となり得る。だが、経済の世界ではどうだろう?権謀術数渦巻く世界では、性格の良さはつけこまれ利用された後で切り捨てられる要素となるし、不採算部門や効率の悪い部署の根気や粘りは百害あって一利なしで、それらは可能な限り早く合法的に見捨てないと株主から批判の集中砲火を浴びる。

切り捨てられる社員やその家族は困るだろうが、ビジネス界では従業員とは、「交換可能な消耗部品」でしかないのだ。そして自民党の成長戦略は、1%をより強くする為に、これまで法律で保護されていた労働者から、その保護を無くす事を前提としている。自民党が掲げるなんじゃらミクスとは、1%の勝者が全てを手にして残りの99%には何も与えられない、冷酷なゼロサム理論の事なのだ。

|

« 忍耐は美徳にあらず | トップページ | 逆トリクルダウン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/8531/58505614

この記事へのトラックバック一覧です: 2つの成功方程式:

« 忍耐は美徳にあらず | トップページ | 逆トリクルダウン »