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2013.11.14

あり得ない

先頃ケーブルTVでアニメを観ていたら、オスプレイの様な飛行機が回転翼(プロペラ)を上に向けて上昇、1秒程で回転翼を前に傾け前進加速していくシーンあった。

軍事オタクやアニメオタクはこれを見て、「日本にオスプレイ導入は有効」と言っているのだろうが、航空力学の知識があれば、このシーンが現実的には不可能な事ぐらい、すぐに判る。

航空機が空を飛ぶのは何故か、それは飛行機は翼が、ヘリは回転翼が機体重量よりも大きな揚力を生みだすからだ。ヘリの揚力は回転翼を前に傾けると、翼の生み出す揚力が前を向き機体は前進するが機体を浮かせる力は減る。飛行機の翼は上下を流れる空気の速度差で揚力を生みだすので、一定の速度が無いと機体を浮かせる事が出来ない。つまり、上昇する機体の回転翼を1秒で前に倒しても、前進速度がほぼゼロな為に翼の対気速度が足らず、回転翼を前に倒した瞬間から機体は落下を始めてしまう。

オスプレイの危険性は上昇モードでは前進モードに必要な対気速度が保てず、飛行形態移行時に500m以上落下してしまう事にある。「滑走路を必要としないオスプレイは日本向き」と言うのは航空力学に無知な者だけで、飛行形態変化に伴う降下滑空を可能とする広大な土地を持たない日本には、オスプレイは最も不向きな航空機なのだ。

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