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2014.01.19

もったいないので・・・

最近は時間がある時に、古い文書ファイルを整理している。
今日は、昨年中に新聞とかへの投書をした時の、投書の草稿が納められたフォルダを整理していた。

掲載された分は著作権が新聞社に帰属するのでここに載せる事は出来ないが、掲載されなかったものの著作権は私にあるので、そのまま埋もれさせちゃうのは自分としても惜しいので、ここで発表させてもらう事にしました。

これは、2013年7月7日に書いたもの。
参院選についての私見を述べたものです。

 

 

『参院選への意見』

参院選が始まった。今回の参院選は改憲問題を筆頭に、TPP、原発、消費税増税など、私達と子供達の未来にとって今回の選挙結果がとても重要な意味を持つ事になる、超・重要課題が目白押しとなっている。

私の個人的見解として、自由と平等、公平と公正、そして平和が高らかに・誇り高く謳いあげられている、植木枝盛や中江兆民が描いた理想世界が反映されている現行憲法は守られるべきだし、国内産業と労働者の保護、安全な食糧、安全な医療を維持する為にも、TPPには加盟するべきではないし、事故から2年が経った今も放射能を止まる事無く流出し続けている、政府の収束宣言とは裏腹に全く収束などしていない、現在進行形で放射能汚染が進む福島の現状を鑑みるまでもなく、人類は原子核分裂によるエネルギーからは一刻も早く手を引くべきだし、収入が下がる程負担率が増すと言う極めて逆進性の高い不公平な税制である消費税は、今も、これからもずっと増税など認めてはならないと強く思っている。

しかしながら、そして大変悲しむべき事に、今回の参院選も、私はその結果には全く期待をしていない。

『全ての国民が等しく自由に平等に平和に幸福に生きられる、最も弱い立場の人達もこの国に生まれた事を幸福に思う国に。』と言う私のささやかな望みは、この国では永久に叶わないだろう。

それは、多数派日本人の政治意識が、致命的に、絶望的に、信じ難く救い難い程に低いからだ。
私の記憶が正しければ、私が選挙権を得てからこの20年間で、参院選の投票率が6割を超えた事は一度も無い。45%にすら届かなかった年もあった。この国で暮らす有権者の約半数は、活字はマンガ雑誌しか読まず、テレビはドラマかバラエティーしか観ず、インターネットもゲームと通販と芸能人のブログを見るぐらいにしか使わず、自分の意見も他者への想像力も持たず、ただ長いものに巻かれながら多数者、強者の側に流され従い付いて行くだけ。
彼等、この国の多数派にとって政治の事などどうでもいいのだ。

増税で1年間に払う消費税が五万円から十万円になっても、スーパーにも八百屋にも農薬だらけの輸入野菜しか売っていない国になっても、親や子供が意識不明の重体になって病院に行ったら「お子さんの保険ではこの治療は保険適用出来ませんので、全額自費で払うか治療を諦めるかどちらかを選んで下さい。」と言われる様な国になってしまっても、自分の子供が徴兵されてどこか遠くの国で戦死しても、そんな事は一向に構わないのだ。
戦場で悶え苦しみ血を流し死んでいくのは自分ではないんだから、徴兵されて戦地に送られる事になった子供から「どうしてあの時憲法を変えさせたのさ!」って恨み節を聞かされても、「それがどうした」と平然と言い放つ事の出来る国民が多数派を占める、卑しい恥ずかしい国なのだ。

だから私は、今度の参院選にも全く期待などしていない。もちろん選挙には行くし、自分の主義主張に最も近い公約・政策を掲げている候補の支持者が増える様に、出来る限りの努力はするつもりだが、しかしその結果には全く期待していない。私の古い知人など、日本は民主主義などやめた方がいいと言っているくらいだ。

これまでのこの国は、政治参加などしなくても、選挙になんか行かなくても、平和と繁栄の享受を可能にしてきたのだが、それは人間の政治意識にとって、もっとも甘美な麻薬だったのではないだろうか?参加もせず、発言もせず、思考することすらなく、政治が正しく運営され、人々が平和と繁栄を楽しめるとすれば、誰がめんどうな政治に参加するだろう。しかし、なぜ人々はそこで想像力をはたらかせないのか。人々が政治をめんどうくさがるとすれば、政治家だってそうなのだ。彼等が政治に飽き、無制限の権力を、自分達のエゴイズムを満足させるために濫用しはじめたらどうなるか。だから権力は制限され、批判され、監視されるべきであるのだ。ゆえに民主主義政体下での国民の政治への参加は、本質的に正しいのだ。
だから私は、参院選には全く期待していないが,、まだ諦めてもいない。「選挙に行こう!」と言い続ける。
この世の中で、正しいことぐらい難しいものはないけれど、正しいことぐらい強いものもないのだ。

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