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2014.01.21

もったいないので・・・ その3

古い文書フォルダ整理してて見付けたボツ原稿、埋めさせるのはもったいないから昨日と一昨日のエントリーで発表させてもらったんだけど、他にもあるから今日も続けて発表しちゃいます。

これは2013年7月9日作成の文章。

『参院選への意見』

昨年の衆院選で当選した295人の自民党議員の内、なんと206人が選挙中は「TPP反対」と公言して選挙戦を闘っていた。「TPP反対」を掲げて選挙に勝利した彼等が当選後どうなったのかは、以後の報道が示す通りだ。妄言で有権者を欺き選挙後はTPP加盟と言う執行部方針に唯唯諾諾と従う自民党議員達は、即刻辞職して信を問い直すべきだろう。

話は少し逸れるが昨年の衆院選中、候補者討論会で「TPP加盟」、「消費税増税」、「原発再稼働」とはっきり公言し一区を闘った福井照氏は、その主義主張は私の様な政治的にリベラルな者には絶対に受け入れられないものなのだが、そしてそれはどう考えても間違っているし多数派国民の利益にも著しく反しているのだが、私の個人的見解として、票を稼ぐ為に嘘をつく事無く、正々堂々と主義主張を推し通した彼の姿勢には、敵ながら一目置いている。どんなに間違った主張であろうとも、それがねつ造された合意であったとしても、それを高知一区の有権者が選んだ以上、それは民意として尊重せざるを得ないのだ。それが民主主義だ。

たとえ伊方原発が事故を起こし高知市が居住不可地域に指定されても、消費税が上がって可処分所得の3分の1が消費税で吸い上げられる事になり、結果、高知市民のほぼ全員が貧困層に転落してしまっても、TPP加盟で農薬だらけの米国産野菜しか買えなくなっても、病院に行っても初診料25万円が払えない貧乏人は窓口で追い返される国になっても、高知一区の有権者はそれをしますと公言した政治家を選んだのだ。高知一区の有権者にTPP加盟、原発再稼働、消費税増税が招く未来への想像力さえあれば、福井氏の主張が受け入れられる事は有り得なかったし彼が当選する事も無かっただろうが、そして福井氏は高知市民にはその想像力・思考力など無いと高をくくっているのかも、実は高知市民の事を軽蔑し見下しているのかもしれないが、落選の危険を冒してでもなお、福井氏は国民に痛みを押し付ける事を公言し選挙を闘い勝利した。彼とは正反対の位置に立つ私にとってそれは屈辱でしかないのだが、彼は206人の大嘘吐き自民党議員とは全く異なり、間違った主張だがそれを押し通し選挙に勝利したのだ。その主張がどんなに間違っていようとも、その先に待ち受けているのが、痛みと、苦しみと、国家に対する強制的自己犠牲と、庶民には過重過ぎる責務だけだったとしても、高知一区の有権者はそれを受け入れたのだから。

話を戻すが、参院選でも様々な政党の様々な候補者達が、実に多様な主張を展開している。彼等・彼女等のうちの誰が本当にみんなの暮らしを良くしたいと思っているのか、誰が選挙で当選する為だけの目的で嘘を言っているのか、選挙期間中だけ有効の空手形を乱発しているのか、党・候補者の主義主張と過去の実績を考慮し、少し考えてみれば判る事なのだが、テレビはドラマかバラエティーしか観ない、活字はマンガ雑誌しか読まない、インターネットもゲームか有名人ブログ閲覧くらいにしか使わない、So called多数派日本人には、それは判らないのだろう。これまでがずっとそうだったように。

今度の選挙について問われた20代の若者が、「嘘を言わないで欲しい。本心でどう思っているのか知りたい。」と答えていたが、それは詐欺師に「騙しますよ。」と騙す前に言ってくれと求める様なものだ。「僕、今フリーなんだ。」と言って女性を口説こうとする既婚の女たらしに、女性を口説く時でも結婚指輪は外さないでくれ。と言う様なものだ。

候補者の主義主張、それがどこまでが本当でどこからが嘘なのか、どの公約が実現可能で、どの公約が票を稼ぐ為のやる気も実現可能性も無い空砲なのか、それを見極めるのは私達有権者にとって当然の責務であると言っても良いだろう。

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