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2014.01.20

もったいないので・・・ その2

古い文書フォルダ整理してて見付けたボツ原稿、埋めさせるのはもったいないから昨日のエントリーで発表させてもらったんだけど、他にもあるから今日も続けて発表しちゃいます。

これは2013年7月8日作成の文章。

 

『参院選への意見』

今度の参院選、結果がメディアの予想通りに進めば、与党が大勝し参院でも過半数を占め、ねじれ国会は解消。「決められる政治」と言う旗を掲げ、安部政権はこれまで誰も実行しなかった改革を次々と断行するだろう。

まず憲法は変わる。参院で改憲勢力が3分の2を占めれば96条は改正され、国会で過半数を得られれば憲法改正が可能となる。現在の「国会で3分の2以上の賛成と、その後の国民投票で過半数」と言う改正要件が「国会で過半数」だけとなるのだ。国民投票すら必要で無くし、時の政権の都合で憲法はぽんぽん変わる様になる。

96条改正の後、当然待ち構えているのは9条改正だ。日本国民を守る為の集団である自衛隊は、アメリカや軍需産業の都合で海外で殺したり殺されたりする暴力装置となる。志願兵制度を採用している自衛隊がそうなれば、当然の様に入隊者が激減するだろうが、そうなればそれを口実に徴兵制を復活させる。18~22歳ぐらいの全ての男女が、韓国の様に兵役に就く義務を課せられるのだ。

実際に軍隊に入れられて海外の戦地に送られる若い連中は嫌がるだろうが、それを決めた有権者や政治家達にとって、所詮戦争に行くのは、戦場で殺したり殺されたりするのは、自分や自分とは無関係の赤の他人なのだから、そんな事はどうだっていいのだ。

変わるのは9条や96条だけではない。11~14条(基本的人権)も、19~21条(思想・信条の自由)も、25条(生存権・幸福追求権)も変えられる。国家と国民の立場が逆転するのだ。

国家が無くても国民は生きていけるが、国民がいなければ国家は成立し得ない。国家と国民のどちらが主でどちらが従か、それは考える必要も無い程に自明なのだが、憲法を変えたい連中にとってそれはとても困る。国民は国家に従順でいてくれなければ、国民が国家の為に殉じてくれなければ、国民が国家権力の側に立つ人間を恐れ敬ってくれなければ、自分達の存在理由を、自分達の主張を正当化する事が出来ないのだ。

だから次の参院選で改憲勢力が大勝すれば、間違い無く憲法は変わる。

100年程経った後に後世の歴史家達が、改憲勢力と改憲を許した21世紀初頭の日本人を、どの様に批判し非難し糾弾するのか、少し楽しみではある。

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